ドイツ振動医学が生んだ
新しい波動健康法
日本に上陸したバイオレゾナンス・メソッドのすべて
「ドイツ振動医学が生んだ新しい波動健康法」 | |
野呂瀬民知雄 現代書林 | |
固有の周波数に共鳴させることで、身体は癒され、活性化される! 波動的に人の身体に働きかけることで、その生命力を引き出し、整えていく新しいセラピーである「振動医学」について紹介する。 |
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目次 | |
監修の言葉 日本での振動医学発展を期待する はじめに 第1章 ドイツで脚光を浴びるバイオレゾナンス・メソッド ドイツで始まった本格的な波動療法 バイオレゾナンスは生命カの医学をつくった 医師・治療家とともに振動医学の現場を視察する 波動送波器・レヨメータを備えたクリニック 続々と出てくる難病治癒の報告 なぜこんなに凄い効果が現れるのか 振動医学発祥の地・レネシュタットを訪ねる 第2章 健康・不健康を決める見えないエネルギーの存在 昔からあった微細なエネルギーをキャッチする方法 波動ストレスをなくして優勝したシューマッハ ガンの家の謎が解明された 白血病の原因は地層のマイナス波動だった ジオパシック・ストレスが与える生理的影響 バイオレゾナンス・メソッドの生みの親 すべての物質は振動からできている エネルギーの放射帯が集中する場所 並外れた宇宙のパワーセンターへ行く 神経伝達物質アセチルコリンの振動数をキャッチした 科学万能主義は重大なものを見落としてきた 周波数の確定で望みの波動がどこでも得られる いながらにして聖地のエネルギーを取り入れる 第3章 病気を生むブロックされた生命エネルギーの流れ 病院で治らない病気が多い理由 自分の生命力が目に見える 波動を実際に体験できる 東洋医学の気も微細なエネルギーの波動だった 生命エネルギーの取り入れ口となるチャクラ チャクラの活性化で体内に入る3つのパワー 健康な人と病人はここが違っていた 生命エネルギーをブロックするものがある マイナス波動が体内に蓄積していく 悪いところは周波数でキャッチできる エネルギーがブロックされた場所を突き止める 現代医学の行き詰まりを突破する振動医学 |
第4章 驚くべき症例にあふれたドイツ振動医学の最前線 85%という驚異的な治癒率 花粉症・アトピーが波動調整15回で完治した 高度なアレルギー治療も波動で行う 病気の元凶であるストレスも波動で解消する バイオレゾナンス・メソッドで何ができるのか 生命エネルギーの滞りを調べる 生命エネルギーの滞りを解消する 病気の波動がみるみる消えた これがドイツで行われている波動療法の実際だ こんな病気も改善していた 日本の治療家も絶賛した波動による鍼治療 足の痛みがたちまち取れた 自宅でも活用できるバイオレゾナンス・メソッド 第5章 自分でできるバイオレゾナンス・メソッド実践法 波動的セルフケアで心身をパワフルにする ライフパワーの活性化で脳梗塞を克服した 波動送波器にはさまざまな種類がある 宇宙とハーモナイズする2つの方法 波動でチャクラを活性化するプリコントロール 毎日の波動調整はこうして行う 波動水の作り方・波動入浴の行い方 土地からのマイナス波動を避ける方法 電磁波の怖い影響をカットする方法 波動的ノイズをなくして心地よい空間をつくる 自室にパワースポットをつくる 深いリラックスで集中カをアップする波動瞑想法 人生を変えるバイオレゾナンス・メソッド おわりに 参考文献 |
著者紹介 | |
野呂瀬民知雄[ノロセミチオ] 1950年生まれ。慶応義塾大学工学部卒。ドイツ・ケルン大学、アーヘン工科大学に留学し、ウエラ・ジャパン勤務を経て独立。ドイツ振動医学推進協会日本支部/ベレンクラフト代表。 ヴィンフリート・ジモン[Winfried Simon] ドイツ振動医学推進協会/経済学博士。1940年ドイツ・ザウアーラント生まれ。チュービンゲン大学で社会経済学を専攻し、上智大学に留学の後、1969年にケルン大学商学研究科修士課程を修了する。ファイザー、バイエルと製薬会社で経験を積んだ後、ドルトムント大学でマーケティングを教え、1977年に同大学経済学博士を得る。この間にドイツ留学中の野呂瀬氏と知り合う。その後、製薬会社の役員を経て、1986年に薬事コンサルティングのアクロン社を設立する。ドイツ振動医学推進協会には、薬事コンサルタントの立場からその設立に携わる |
はじめに |
地球上に立った私たちの目には、太陽が地球のまわりを動いているように見えます。その視覚にだまされて、人問は長い間、太陽が地球を回っていると信じてきました。天動説という当時の常識に反対し、地動説を唱えたガリレオは、宗教裁判にかけられ、牢獄につながれる弾圧を受けました。 ある哲学者は、グッドアイデアが一般化するまでには、3つのステップがあると述べています。笑われ、潮笑される段階。次は、古い常識と格闘を強いられる段階。そして最後に多くの人に認められ、新しい常識となる段階がきます。ガリレオの投獄も、地動説というグッドアイデアが、第二のステップにあった時代の出来事です。 10年ほど前、私がはじめて「波動」という言葉を聞いたときには、このグッドアイデアも、第一あるいは第二の段階にありました。熱心に研究する人がいる一方、「そんなものあるわけないじゃないか」と冷笑を浴びせる人が大半でした。東洋の伝統である「気」でさえ、迷信と考える人が多かったのですから、「気」と同様、目に見えない微細なエネルギーである「波動」がすんなり受け入れられないのも当然です。 そうした冷笑の背景にあったのは、むろん科学的な常識です。目や耳、手で確かめられないものは存在しないものであるという従来の科学的常識が、「波動」に対する人々の理解を阻んでいたのです。 しかし現在は、人々の考え方や感じ方が大きく変わりました。目に見えるものだけを対象にしてきた科学の限界がだんだん明らかになって、これまで非科学的とされてきた、「波動」や「気」に対する関心が高まっています。以前のような拒絶反応はなくなり、その理解も少しずつ深まっているようです。 微細なエネルギーに関する学会や研究団体が次々に設立されています。その講演会やシンポジウムに出かけても、集まった人の数や熱気が、ひと昔前とはまるで違います。このグッドアイデアが、第3の段階に入りつつあることをひしひしと感じさせられます。 実際、ドイツでは目に見えないエネルギーを用いた波動療法が、すでに臨床の場でも使われ、「振動医学」のバイオレゾナンス・セラピーとして、人々の信頼を集めています。これを可能にしたのは、レヨメータと呼ばれる画期的な波動送波器ですが、ドイツではそれが診療の中で用いられ、医療機器のメッセにも出展されます。臨床現場で、それを用いて活躍する医師も確実に増えています。 「波動」は仮説の段階から、すでに実用の段階へ移っているのです。 2002年の春、私たちは振動医学の実情を知るべく、ドイツヘ視察に出かけました。波動療法の現場は驚きの連続でしたが、その素晴らしさに目を見張りながら、私の心にはひとつの思いが浮かんできました。このセラピーが日本でも普及したら、どれほど多くの人が助かるだろう。その思いがきっかけとなって、本を書くことになりました。 「波動」や「気」は、目に見えない微細なエネルギーです。いまだに科学的な方法では、それを明確にはつかまえられません。しかし、振動医学の現場で実際に何が起きているかをつぶさに知れば、これを無視してかかることはもうできないでしょう。 発明されたばかりの望遠鏡を使って、ガリレオは地動説を証明しました。望遠鏡によって人間の「見る能力」が飛躍的に高まり、それまで見えなかったものが見えるようになった、そのおかげで、ひとつの真理が証明されたのです。 今は目に見えない微細なエネルギーも、科学技術の進歩によって、いつかは目に見えるようになり、科学的に証明されるかもしれません。しかし、証明の有無にこだわるより、現実にそれを使って実用的な効果を上げる方法があるなら、それを活用し、私たちの生活をより豊かにすることのほうが大切であり、賢明でしょう。 そのような立場から、この本は書かれています。健康の維持増進をはじめ、生活のさまざまな場面に活用できる「波動」というグッドアイデアが、この本によって皆さんの身近なものになるよう祈ってやみません。 |
ドイツで始まった本格的な波動療法 |
波動を用いた医療。私がはじめてその話を聞いたのは、9年前のことです。ドイツでは振動医学という波動を使った新しい医療が広まりつつある、しかも驚くべき実績を上げている。そう教えてくれたのは、ドイツ人の友人で、かつて上智大学に留学していたこともある、ヴィンフリート・ジモン氏でした。 「波動」という言葉は、前にも耳にしたことがありました。しかしそれは、「どんな病気も波動で診断できる」とか、「波動エネルギーで病気が治る」といった、ひどく暖味な話で、私のような"常識世界"の人間にはとても信じられないことでした。 今日の世の中では、常識的とは、科学的であることを意味します。そして、科学的であるためには、確固としたデータの裏づけが必要です。 ちなみに私は、大学の工学部でシステム・エンジニアリングを勉強した後、ドイツのケルン大学、アーヘンエ科大学に留学し、機械工学を学びました。つまり根っからの理科系です。そんな理科系人間にとっては、何の科学的データもなしにいわれる、「波動で診断できる」「波動エネルギーが病気を治す」などという夢のような話は、まじめに聞く気にさえなれないものだったのです。 ところが、ジモン氏が話してくれた波動療法の話は、明らかに夢物語とは違っていました。ドイツでは、大勢の医師が参加して「バイオレゾナンス・メソッド」と呼ばれる方法を確立し、すでに臨床にも用いられ、注目すべき成果を達成しているというのです。 ひょっとするとこれは……。私の心にそんな気持ちが芽生えました。もしかするとホンモノかもしれない。ジモン氏が送ってくれたドイツ振動医学推進協会の会報であり、波動療法の研究発表誌である『イン・パルス』を読んで、その気持ちがさらに強くなりました。そこには医師や治療家による数々の臨床報告が、信頼に足りる詳細なデータとともに掲載されていたのです。 私を驚かせたのは、そこにあげられた報告の多様さです。腰痛や頭痛、胃炎、便秘、中耳炎、不眠症など、ありふれた体の不調や障害に混じって、リウマチとか骨粗鬆症、脳梗塞、白血病、アトピー、ぜんそく、ガンのような、現代医学でも治癒の難しいとされる、いわゆる難病の臨床例も数多く見つけることができました。 「これは夢物語などではない。人類が到達した新しい医学かもしれない」 いったんそう思うと、理科系人間の私は、振動医学の波動療法について、徹底的に調べたくなりました。什事のかたわら文献をあさり、ドイツに出かけ、日本でも波動の研究会に顔を出し、自分でも実際に波動療法を試してみる……。 その結果、私はパラダイム的な「知」の転換を余儀なくされたのです。それまで私が信じてきた、科学的な常識が次々に崩れていきました。そして、まったく新しい生命観、人間観、世界観に出会うことになりました。 西洋的な科学は、「なんと狭い枠組みの中で生命や人間を観察してきたのだろう」というのが率直な感想です。その枠組みを取り外してみれば、こんなに豊かで、可能性に満ちた世界が広がっているのに。 重ねていいますが、これは決して夢物語ではありません。振動医学の実践の中で確認され、承認され、今も進行しているリアルな物語です。 その新しい物語の現場へ、これから皆さんをご案内します。バイオレゾナンス・メソッドという波動療法を応用することで、より健康に、より豊かに生きる方法を一緒に探っていくことにしましょう。 |
健康な人と病人はここが違っていた |
ところで、ガンという病気は、今のところ現代医学では治せません。臓器と一緒に、病巣を切除する手術はできます。まだ初期段階で、他に転移していなければ、そのまま治癒するケースもあるので、ガンに対して医学は完全に無力とはいえません。ただその場合も、転移や再発を防いだのは、医学の力というより、その人の自然治癒力であり、生命力であったというほうが正しいでしょう。 すでに転移しているかもしれないガン細胞を叩くために投与される抗ガン剤が問題になるのは、その大切な自然治癒力、生命力まで衰えさせてしまうからです。 今日の医学では治らない病気が、なぜこんなに多いのか。その問いに対して、前のところで私は、現代医学は「生命力」を考慮しないからだといいました。 病気が起こるのは、必ず生命力が衰えたときです。ガンも、さまざまな原因で生命力が衰えてしまった細胞から生まれる、異常細胞がもとになっています。免疫力も低下しているので、発生した異常細胞を除去できません。 東洋医学では、次のような3つの場合に、人は病気になると考えました。 ・生命力=正気が衰えたとき(虚証) ・健康を損なう悪い力=邪気が強まったとき(実証) ・正気が衰え、同時に邪気が強まるとき(虚証かつ実証) このような「虚」と「実」の関係から、すべての病気を見ていくのが東洋医学です。振動医学の場合は、もう少しシンプルです。シンプルでありながら、発病のメカニズムを的確にとらえています。 人間の身体には、生命エネルギーのルートがおびただしく存在します。そのルートがブロックされ、エネルギーの流れが悪くなったり、止まってしまうと、そこに病気が発生するのです。細胞や臓器に「いのち」を与えているものが行かなくなるのですから、当然のことです。このようにエネルギーの流れが阻害された状態を、「エネルジェティック・ブロッケード」(エネルギーの滞り)といいます。 エネルギーのブロックが発生した場所は、細胞や臓器のライフパワーが低下するので、正常に機能しなくなり、さまざまな病気や障害が現れてきます。 私たちがドイツで・エルマー・ウルリッヒ氏のクリニックを訪れたとき、ウルリッヒ氏は私たちに向かって、はっきり断言しました。 「あらゆる病気は、エネルギーの滞りが原因です。私は医者ですが、私にできるのは、その滞りを解消することだけです。実際、それだけで患者さんの85%は治っています。この方法で治らないのは、いわゆる難病のような、難しい病気ではありません。何らかの理由でエネルジェティック・ブロッケードが正しく突き止められなかったとか、脱臼や捻挫のように物理的な対処が必要な場合です」 つまり、成人病のような慢性病であろうと、感染症であろうと、ほとんどの病気はブロッケードがその原因になっているというのです。 もちろん西洋医学の医師であるウルリッヒ氏は、現代医学が解明した病理を否定しているのではありません。病理的なメカニズムの背景には、エネルジェティックな問題があると指摘するのです。 たとえば、西洋医学はその病理学から、さまざまな薬を開発しました。慢性病の薬のほとんどは、病気の進行を防いだり、症状を抑える目的で用いられます。しかしその薬がうまく効かないケースも少なくありません。そういう場合も、どこかにエネルギーのブロックが存在している可能性が極めて高いのです。波動調整でブロックを解消すると、今まで効かなかった薬がよく作用するようになります。 そのようなことも含めてウルリッヒ氏は、「私にできることは、その滞りを解消することだけです」といったのだと思います。 |
現代医学の行き詰まりを突破する振動医学 |
人間ドックや成人病検査の予定日が近づいてくると、あわてて飲酒を控え、食事のカロリーやコレステロールを気にしだす人がいます。その人たちが心配しているのは、健康が損なわれることより、検査の結果、病気を指摘されることのようです。 その気持ちはよくわかります。今日の医療は、「悪いところを見つけ、それを治す」という発想です。悪いものは見つけられたくないと思うのが人情でしょう。 たとえば、病院の検査で、血糖やコレステロールが正常値より高く出る。そこから糖尿病や動脈硬化の可能性が指摘されたり、病気の診断が下されます。 しかし、それらの病気は本当に「悪いもの」であり、「治すべきもの」なのでしょうか。「悪いもの」なら治すべきでしょうが、振動医学ではそうは考えません。 なぜなら、あらゆる病気は"結果"に過ぎないからです。身体を巡る生命エネルギーの流れが滞り、細胞や臓器にライフパワーが不足したために起きてくるものです。必要なのは、「悪いところ」を治すことではなく、生命エネルギーの流れを正常に戻し、細胞や臓器のライフパワーを回復することなのです。 「病気は治すものではなく、治るものです」 ウルリッヒ氏の言葉を思い出してください。 ライフパワーの回復によって、何が起こるかを端的に教えてくれる例があります。ある日、デーネケ氏の治療院に、父親に抱きかかえられて運ばれてきた5歳の男の子がいました。額に挫傷があり、ひどく腫れ上がっています。通常なら大きな痕跡となって残るひどいキズでした。その激しい裂傷が、たった4日問のバイオレゾナンス・セラピーで、きれいに治癒してしまったのです。 「普通の外科治療では考えられないでしょうね」 デーネケ氏は私たちにいいました。 「ハーモナイズ(波動調整)によって、傷口の細胞が活性化し、細胞の更新が極めて適正に行われたと私は考えます。治癒力がアップするとは、細胞のひとつひとつが活性化することです。機能的に衰えていたり、器質的にダメージを受けている臓器や組織でも、それと同様のことが起こると推測できるのです」 大切なのは、悪いところを探し出し、それに働きかけて、何とかすることではありません。ガンをはじめとする病気のほとんどが治らないことでもわかるように、何とかしようとしても、結果に過ぎない臓器や組織の異常は、どうにもならないことが多いのです。 たとえば、どんなにインスリンを打っても糖尿病は治りません。身体の中でインスリンをつくるすい臓の細胞が元気になり、性能の高いインスリンを再び生産するようになる必要があるのです。ガンでも患部を抗ガン剤で直接叩くより、免疫細胞を含むまわりの組織が本来の生命力を取り戻し、パワフルになれば、異常な細胞を駆除したり、自然退縮に追い込むことも可能になります。 振動医学が目指しているのは、悪いところをなくそうとする医療から、生命力を引き出す医療への転換です。私たちの身体を支えているライフパワーを高め、臓器や組織、細胞の生命力を高めていく。つまり、私たちの「いのち」を信頼するところにこそ、波動療法の本質があるのです。 |
85%という驚異的な治癒率 |
2002年春、ドイツ振動医学の視察に出かけた私たちは、そこで本当の意味の最新医療技術を目の当たりにしました。波動という、科学的には仮説に過ぎないエネルギーが、実際に数々の成果を上げている、それは文字通り驚きの連続でした。 中でも衝撃的だったのは、一般内科医エルマー・ウルリッヒ氏のクリニックを訪れたときに耳にした「85%」という数字です。 「85%の患者さんが治癒しています」 ウルリッヒ氏は、こともなげにいいました。 日本の一般的な病院やクリニックの治癒率が、どれほどであるかはわかりません。しかし、現代医学では根治の難しい慢性病のために、国民医療費が30兆円を突破し、なお年々増加し続けている現状を考えると、その治癒率も想像できます。 患者数の多い高血圧や糖尿病、心臓病、ガンなどは、完治することの困難な病気です。花粉症やアトピーなど、近年激増している病気にしても、根本的な治療法は確立されていません。病院で行われるのは、症状を抑える対症療法が中心です。なかなか病院と縁が切れず、いつまでも病院に通い続けることになるのです。 そういう日本の現実に比べれば、ウルリッヒ氏のクリニックの治癒率85%という実績が、いかに凄いものであるかがわかります。同行の医師たちも、その驚異的な数値に心底びっくりしているようでした。 しかもウルリッヒ氏やデーネケ氏のような、振動医学のクリニックや治療院の場合は、難しい病気が少なくありません。一般の病院に通ったけれど、治らなかった人や、手の施しようのない人が受診するケースが極めて多いのです。そういう例まで含んでの治癒率ですから、85%という数字に一同目を丸くしたのも当然でした。 |
花粉症・アトピーが波動調整15回で完治した |
はっきりした原因は解明されていませんが、どの先進国でもアレルギー疾患が非常な勢いで増えています。日本では幼児の3人に1人がアトピーやぜんそく、大人は10人に1人がアレルギーを持っているというデータもあります。 いろいろな種類の危険因子が蓄積すると、ひとつひとつのリスクは小さくても、生命エネルギーに重大なブロッケードが発生してしまうという、振動医学の理論を前に紹介しました。 遺伝的要素の強いアレルギー体質そのものは、昔も今もその割合に大きな変化はないはずです。にもかかわらず、アレルギー疾患が爆発的に増え続けるという、この不気味な現象は、波動的な異常を引き起こす多種多様な危険因子が、私たちの体内にどんどん蓄積している事実を物語っています。 日本ほどではないかもしれませんが、事情はドイツも同じようです。アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患が年々増加する一方で、一般の病院では有効な対応策が見出せないまま、薬による対症療法が続けられています。 治りにくさではガンにも匹敵し、「クオリティ・オブ・ライフ」(生活の質)の点では、ガンよりはるかにやっかいなのがアレルギー疾患です。この病気に熱心に取り組んでいる、振動医学のドクターの1人がウルリッヒ氏でした。 ウルリッヒ氏は、次のような3つの症例を見せてくれました。 ・サンドラ(25歳女性)……さまざまなアレルギー症状 ・ザビーネ(27歳女性)……花粉症 ・メラニー(10歳女児)……アトピー性皮膚炎 アトピーや花粉症に悩まされ、病院を転々としても、いっこうに好転しない患者さんには信じがたいかもしれませんが、この3例はいずれも15〜20回という、わずかな通院で改善しています。ウルリッヒ氏は「完治した」という言葉を使いました。 たとえば、重症の花粉症だったザビーネという女性患者には、花粉や食物など50種類ものアレルゲン(アレルギーの原因物質)が見つかりました。しかし、20回の波動調整で改善。翌年の花粉シーズンは、何の症状もなく過ごしています。 ただ、その次の年は仕事上のトラブルがあり、極めて大きなストレスに遭遇したため、軽い花粉症が再発しました。しかしその症状も、通院3回、1回30分の波動調整を受けるだけですっかり消えてしまったのです。 花粉症の代表的な症状といえば、くしゃみや鼻水、鼻づまりですが、そのつらさは体験者でなければわからないようです。症状がひどくて仕事にも身が入らないという人の中には、「治るならドイツまで出かけたっていい」と思う人がいるかもしれません。 私のまわりにも、花粉症の不快な症状に長年苦しんできた知人がいます。春になるとステロイドの点鼻薬が手離せない。それもだんだん効かなくなっていると嘆くので、波動療法の話をしてあげたのです。知人はさっそくレヨメータを入手し、バイオレゾナンス・メソッドのセルフケアを始めました。まさに花粉シーズンの真っ最中でしたが、3日もすると症状が軽くなり、例年になく快適に過ごせたといいます。3年前の話ですが、翌年からはくしゃみも鼻水もすっかりなくなったそうです。 |
高度なアレルギー治療も波動で行う |
ウルリッヒ氏ら振動医学のドクターが行う波動療法は、現代の病理学を踏まえたものです。知人がセルフケアとして行ったものとは、もちろん違います。 たとえば、私たち日本からの視察団を歓迎して催された講演会で、ウルリッヒ氏は、「レヨメータの実践的な使い方」と題して、波動的にアレルゲンを特定したり、脱感作を行う方法について解説しました。 脱感作というのは、一般の病院でもたまに行われる治療法です。アレルゲンのエキスを少しずつ注射し、徐々に慣らしていくと、やがてアレルギー反応が起こらなくなるという根治療法で、非常に効果のあることがわかっています。とくに花粉症には、極めて大きな威力を発揮するのです。 ただ、定期的な注射が患者さんの負担になったり、実施する医師の側にも高度な技術が必要なことから、専門のアレルギー病院以外ではあまり行われません。ステロイド薬のような、速効的な対症療法に頼る医師が圧倒的に多いのです。ウルリッヒ氏が講演したのは、そうした脱感作を波動的に行う方法で、患者さんの負担をなくし、迅速にアレルゲンに対する反応性を消していく新しい技術でした。 アレルゲンを特定する場合、通常はパッチテストなどで、原因と思われる物質を肌に接触させ、皮膚に起こる炎症の程度をチェックします。しかし波動的に検知するバイオレゾナンス・メソッドなら、即座に原因物質を見分けられるというのです。 また、判明したアレルゲンをわざわざ注射しなくても、その物質の周波数で波動調整すれば、波動的な脱感作が行えます。「時間も手間もかからず、効果的に脱感作します」という言葉で、ウルリッヒ氏は話を締めくくりました。15〜20回の通院で改善したという症例も、そのような方法で成果を上げたものてす。 この例でもわかるように、振動医学の医師たちは、今日の医療にバイオレゾナンス・メソッドを応用する方法を絶えず研究し、開発し続けています。「波動なら何でもわかる、何でも治せる」というものではありません。ウルリッヒ氏らの地道な努力があってこそ、波動療法は大きな成果を上げてきたのです。 |
病気の元凶であるストレスも波動で解消する |
ウルリッヒ氏によると、ほとんどの病気には、ストレスという心理的な危険因子が関与していて、それはアレルギーも例外ではないということでした。 ストレスと病気の関係は、現代医学でも指摘されることで、最近は従来考えられていたより、その影響がずっと強大であることが明らかになっています。けれどストレスという目に見えない原因は、医学的に対処のしようがないため、治療面ではほとんど考慮されません。せいぜい予防医学が、ストレスの少ない生活を勧めるだけです。 目に見えない世界は、波動療法の得意分野です。医学的に扱えないストレスも、振動医学ならバイオレゾナンス・メソッドで、その存在を確認できるし、波動的に解消することも不可能ではありません。 たとえば、10歳の少女メラニーは、一般の病院ではなかなか改善しないことから、ウルリッヒ氏のクリニックにやって来たアトピーの患者さんです。手や腕の炎症がひどく、赤くただれた状態になっていました。 ウルリッヒ氏は問診の中で、少女のアトピーが急激に悪化したのは、もともと夫婦仲のよくなかった両親の離婚直後であることを突き止めました。幼い少女には両親の離婚が大きなストレスとなり、症状を悪化させる引き金になっていたのです。 ストレスに対処できない今日の医療では、このような明らかな原因さえ探ろうとしません。さらにいえば、無視してかかるのが普通です。病気とストレスの関係が理解されるようになり、大きな病院には心療内科が置かれ、心理的な原因に迫ろうとする試みがやっと始まりました。しかしストレス、つまり心の問題にアプローチする有効な手段はなく、十分な結果を出せずにいます。今のところは精神安定剤などを処方し、対症療法的に対処するしか方法がありません。 しかし精神安定剤という「物質」では、本当の問題解決になりません。逆に薬依存症や副作用のトラブルを引き起こすことも少なくないのです。 ウルリツヒ氏はバイオレゾナンス・セラピーによって、この少女のアトピーをみごとに解決しています。「普通は20分で終わるセラピーが、メラニーには60分もかかった」と彼はいいます。強いストレスが介在していると、ブロッケードも強固になり、解除に時間がかかるというのです。しかし波動的な処置により、痛々しいほど赤くただれていた手や腕の炎症はすっかり消えました。 治療前と治療後の写真を見せてくれましたが、違いは一目瞭然です。短期間で別人の手のようにきれいになっています。ステロイド薬も用いずにこれほどの結果を出せるバイオレゾナンス・セラピーの威力に、私たちは再度目を見張ったのです。 以来、波動療法の可能性のひとつは、ストレス対策ではないかと私は考えるようになりました。目に見えない人の心も、その正体は波動です。固有の振動が波となって現れる物質的な波動とは違いますが、絶えず変化する人間の意識も目に見えないエネルギーであり、その状態を波動としてキャッチできます。 毎日の生活の中で体験する「不安・恐れ」「心の安らぎ」「平静」、あるいは「怒り・ねたみ」などの波動は、すでにその周波数が見つかっています。 そういう心の状態も、バイオレゾナンス・メソッドなら波動的な作用をおよぼすことができるのです。 たとえば、一般的なストレスに対しては、「43.5」「88.0」の周波数が確定しています。その周波数でハーモナイズ(波動調整)すれば、波動的に緊張をほぐし、ひどいストレスを軽減することもできるし、心をくつろがせ、すんなりリラクセーションを実現することも難しくありません。 ストレスの問題は、現代人の健康にとって大きな課題です。複雑で変化の激しい現代社会に生きる私たちは、今後ますます厳しいストレスにさらされることになるでしょう。座禅やヨガのような修行によって、心をコントロールする方法もありますが、仕事や生活に追われる社会人には、そういう機会もなかなか得られません。 しかし波動的に心を落ち着かせてリラックス状態をつくり、簡単にストレスを取り除くことができるとしたら、これほど有効なストレスケアはありません。 |
病気の波動がみるみる消えた |
はじめてレヨメータと出会ったとき、私には波動調整ということが、どうしても理解できませんでした。実験を何度も繰り返し、やっと納得したと述べましたが、その事例のひとつをお話しましょう。 膀胱炎という病気になったときのことです。尿の出が急に悪くなり、排尿時に何ともいえない痛みを感じることが続いたので、膀胱ガンや前立腺肥大を心配しながら、近くのクリニックで尿と血液の検査を受けました。その結果、尿にはたんぱく質と血液が出ていて、血液中の白血球もかなり増えていることが判明。身体のどこかに炎症があることを示すCRP値も異常に高いから、たぶん膀胱炎だろうという診断でした。 「それにしても白血球が多すぎるから、近いうちにもう一度検査しましょう。場合によっては、全身の精密検査が必要です」といわれ、クリニックヘ行く前よりも不安になってしまいました。「とりあえず抗生物質を出しておく」というので、抗生物質のアレルギーがあることを話し、漢方薬に変えてもらいました。 家に帰って妻に語すと、「レヨメータで調べてみたら」というのです。まだその力に疑いを持っていた時期で、あまり気は進みません。しかし、私自身が気づかずにいた歯の異常をジモン氏のレヨメータに見抜かれた体験を思い出し、妻にヘルパーになってもらって測定を行ってみました。 レヨメータに接続したボールディテクタを私が握り、妻がレヨテストをホールドしました。「白血球が多すぎる」という医師の言葉から、一番不安に思っていたのが急性白血病だったので、バイオレゾナンス・セラピーの資料を調べ、白血病の患者さんの測定で反応したという「15.6」にダイアルを合わせてみました。 まだ信頼していなかったとはいっても、やはり不安です。ドキドキしながらレヨテストを見つめましたが、きれいに円を描いています。 「膀胱炎から白血病が発見されたなんてことにならなくてよかった」 ホッとして、今度は「64.8」にダイアルをセットしました。これは膀胱にエネルジェティック・ブロッケードが存在するときに現れる波動の周波数です。 レヨテストの先端を観察していると、スパイラルがほんの少し振れます。と思うと、そのうちすごい勢いで水平に振れ始めたのです。目に見えない力の作用で振れているとしか思えません。「これでハーモナイズしてみましょうよ」と妻がいうので、そのまま波動調整を続けました。1分、2分とたち、3分ほどすると、レヨテストの動きがだんだんと回転に変わっていきます。そして、5分もしないうちに完全に回転運動になってしまったのです。 何かが起きたに違いありません。勢いよく水平に振れていたレヨテストが回り出したことに驚きながらも、いったい何が起きたのかは、まだピンときませんでした。 しかし間もなく、イヤでも納得させられることになったのです。妻にいわれるまま、膀胱と前立腺の波動調整を繰り返して3日ほどたつと、排尿時の痛みがすっかりなくなりました。頻尿がなくなり、トイレを出るときのすっきり感も、再び味わうことができました。 これが波動調整なのか。はじめて納得しました。頭は容易に理解しなかった波動調整の意味を、身体のほうが教えてくれたのです。 再検査の予定日がきて、また尿と血液の検査を行いました。そのときは症状もすっかりなくなっていて、以前の不安がウソのように、結果が待ち遠しかったのを覚えています。思った通り、「異常なし」という結果が出ました。多すぎるといわれた白血球数も正常に戻り、尿のたんぱくや血液もまったく検出されません。 最初の検査では、極端にオーバーしていたCRPも完全に正常値の範囲だったので、膀胱の炎症はきれいに治っていたのでしょう。 「データは異常がありませんね」 不思議そうな顔で医師がいうのを聞きながら、「そうでしょうね」と、私は心の中でうなずきました。「じつは……」と話したい気持ちを抑え、「ありがとうございました」と頭を下げて帰ってきたのです。 |
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( 内容紹介 )
人生、病気になって、初めて健康であることの有り難みを感じさせられます。どこの病院に行っても良くならないとお悩みの方、決してあきらめないでください。
波動共鳴活性療法は、波動により、本人の潜在能力に揺さぶりをかけ、本人の自己治癒力を最大限に引き出して、本人自らの力で癒していく療法です。そして、この自己治癒力には限界がなく、どんな症状に対してもはっきりとした改善効果が認められます。
波動共鳴活性療法 |
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