病気がすべて治る
「気」の医学

 あなたの人生を変える「気」の驚異!


病気がすべて治る「気」の医学 
青島 大明 講談社
 現代医学が見放した難病克服に25年。著者が学んださまざまな気功、現代医学では解明できない不思議な「気の威力」とその実績を施術を受けた人々の証言とともに紹介する。
内容紹介

 はじめに 私の人生を変えた「気」

現代医学の最高権威が見放した関節のヘルニアが治った
病気はすべて「不通則痛」
気功と現代医学の架け橋になりたい!


 ブロローク

病気はすべて治るはず
脳内出血の後遺症による麻痺に感覚が戻った
脳梗塞による視野狭窄に光明
病院で、治らないと言われた末期ガン患者に施術
医師が見放した失明の男の子が光を取り戻す
失われた絶対音感を取り戻した天才歌手
「たたりがある!」と恐れられていた羽田空港の大鳥居移転
現代医学の弱点を探る

 第一章 「気」とはいったい何か?

「気」は生命力。空気ではない。
宗教家や修行者は、なぜ病気を治す能力を得るのか
超能力、じつは本能力
目に見えない「気」だから現代医学から見放されてきた
「気」を情報と考える
長寿村は「良い気」でいっぱい
何がなくなると死ぬのか
なぜ子どもは活動的で、めざましく成長するのか
断食して気功だけで生き抜き、病気も克服した人
「悪い気」の集まる土地
交通事故多発地帯の理由


 第二章 病気になリやすい人、なリにくい人

霊感の強い人ほど病気になりやすい
身体に悪い影響を与える「悪い気」の場所・人・モノ
「悪い気」を受けると誰でも病気になる
ガン患者の共通点
ガン細胞に影響を与える「気」
「ガンの家系」は存在する?
ガン患者の足下にいたペットの犬
死者の霊に関する病気
お盆や正月、お彼岸の時期に病気が増える不思議
墓参りで得られるさまざまな情報
形見のペンダントで喘息に
動物や植物の霊に関する病気
20年間首の動かない人
樹木を切って悪化させたガン患者
自律神経失調症の真実
脳卒中を起こす高血圧の人
肉体を鍛えているはずのスポーツマンの短命さ


 第三章 「気」の効カがあった人たち

交通事故による半身麻痺に感覚が戻った
電話の透視で病気の原因を言い当ててガンの施術
解離性大動脈瘤が消えた
切断するはずの閉塞性動脈硬化症の壊疽が回復


病気の原因が腎臓にある人たち
クモ膜下出血での昏睡状態から意識回復
さまざまな病気の秘密
自閉症の子どもは頭がいい
「気」の交換が活発すぎて起きる不眠症
冷え性は腎臓の経絡の問題
花粉症は鼻に「悪い気」が溜まっている
生理時に「陰の気」が処理されないと乳腺腫、子宮筋腫に
変形性膝関節症は膝の経絡が閉じている
ヘルニアは病気ではない!
視力は確実に回復する
皮膚の病気、口内炎は内臓に間題が
下痢と便秘は尾てい骨と関係あり
生活習慣が引き起こす前立腺肥大症
「悪い気」と生活習慣の影響で痛風、リウマチ、膠原病に


 第四章 私が休得した「気」の威カ

医学気功に出会う前に治した祖父の末期ガン
偉大な気功師との出会い
外気功師からの教え
虚病を治す法術
私に備わった力
電話・水・名刺を使っての遠隔療法
透視で病気が見える
私が霊と対時する方法


 第五章 あなたも「良い気」は取れる

「良い気」を受ける食事
いろいろな色の食材を食べる
野菜や果物を食べる時の注意点
中国人が愛する食材には「良い気」が漂う
体調が悪い時に食べてはいけない魚
何気ない伝統的習慣に気をつける
第六感、予知、虫の知らせを信じる
常に前向きな治療法を考える
病気の「気」の本質を理解する
「良い気」を取り入れる方法を知る
掌で「気」を操る
温泉を上手に利用する
脳を休める環境づくり
スポーツでは「気」のコントロールを上手に
正しい気功法を選ぶ


 付録 自分でできる気功法

腎臓を保護する気功法
鼻の経絡を通じさせる気功法
肩こりのための気功法
眼の疲れを取り除く気功法
耳の痛みなど(耳鳴りや難聴)を良くする気功法
頭の病気(ガンなど)を防ぐ気功法
気功の水から「良い気」を取り入れる!


おわリに
著者紹介

青島 大明[アオシマダイメイ]

 1960年、北京に生まれる(旧姓・隋)。世界医学気功学会特邀気功専家。国立北京中医薬大学日本校気功学院学長。幼少の頃から八卦掌・太極拳などの家伝の健康法を学び、賈永斌大師や大雁功の楊梅君大師、祝由科の黄茂祥大師など著名な気功師との出会いにより才能を見出され気功の能力を開発、1976年から気功施術を始める。世界二十三カ国が参加している世界医学気功学会が招聘した気功のスペシャル・エキスパート十三名の一人としてさまざまな難病を研究施術している。1982年来日、高知大学人文学部経済学科を卒業後、90年に横浜大明気功会を主宰、現在に至る 。

上記書籍内容の一部抜粋です
気功と現代医学の架け橋になリたい!

 繰り返しますが、それまで私は、西洋医学と漢方との最高の権威、中国を代表する医療陣に診療してもらいながらも、絶対に治らない、諦めるしかないというほどのひどいヘルニアに悩まされていました。ほんの少し力を入れるだけで、人差し指と親指の付け根が痛くて痛くてたまらなかったのです。

 それが、全く名の知られていない老人に、四〜五分ほど施術してもらっただけで完全に治ってしまったのです。一体全体、何が通じれば良くなるのか。

 翌日、再び訪ねた私は、夕方までの治療を見続けました。前日同様に、完治を半ば諦めていたような人々が、賈先生の手にかかって治っていく。歓喜の声をあげていく。その様子をじっと眺めていました。

 私の熱心さが通じたのか、その夕方の帰り道で、先生は、「気」が通じれば病気は治るのだということを教えてくれたのです。

 痛みとは、「気」が通じていないからこそ起きるのだ、と。「気」を通じさせることで治療できるのだ、と。そしてその「気」を操る術があるのだ、と。これこそが、私と気功との出会いでした。

 子どもながら私は、気功と現代科学、現代医学とをドッキングさせられないかと考えました。科学的に気功を研究することによって、現代医学では治せない病にも対処できるのではないかと思ったからです。

 熱意を認められ賈先生に、「おまえが私の最初で最後の弟子だ」と弟子入りを許された私は、十代の多感な時を「気」の勉強に費やしました。さらに大雁功の楊梅君先生、祝由科(法術の一種)の黄茂祥先生らにもついて、種類の違う気功を学んだのです。

 そして、1982年には楊先生の弟子として中国全土の大学体育教師に気功指導のお手伝いをするまでになりました。

 後で詳しく説明しますが、青島の予言者の言う通りに1982年、日本に渡り、高知大学で経済学を学ぶかたわら、高知県医師漢方研究会で気功の講義や実技指導を続けました。それもひとえに、気功が科学と医学に革命を起こすと固く信じ、そのために一生を捧げたいと願ったからです。

 どんな名医からも治らないと言われた自分の指が完治したのです。この事実を目のあたりにしたことが、私の人生を大きく変えました。そして、こんな素晴らしいことはできるだけ多くの人にも起きてほしいと思ったのです。

 私はそのためだったら、眠る時間も食事の時間も惜しくないと思っています。

 まだ現代医学では解明できない不思議な「気の威力」と、27年間にわたり私が学んださまざまな気功、施術させていただいた方々の実体験をお伝えすることで、「もう治らない病気だ」と諦めていた多くの人に対して、少しでも夢と希望を抱いてもらい、幸福になっていただけたら幸いです。


ガン細胞に影響を与える「気」

ガン患者の共通点
ガン細胞に影響を与える「気」

 現在、日本人の死亡原因のトップに位置する病、ガン。現代人の天敵ともいうべきこの病気に関しても、情報の収集によってかかることが多いのです。ガンはもともとは人間の正常な細胞だったのが、何らかの「悪い気」、悪い情報を得て、変貌してしまったわけです。

 よくガンは遺伝すると言いますが、それは違います。患者であった親の世話や亡くなった親の供養をしている子どもたちが、「気」を理解せず、知らず知らずのうちに親からガンの情報を取り入れてしまったためと考えます。

 しかしながら、ガン患者が気功をやると、「悪い気」が処理され、病気の伝播をストップでき、周りの家族を守ることになります。また、世話する人、一緒に生活する人は、気功を身に付けると、自分の身を守りながら、効果的な看護をすることができます。場合によっては、看護している人の病気を克服することもできます。

 ガン細胞は体内でどんどんと増えていきますが、これは「気」が流れる経絡と関係があるのです。「悪い気」は身体の上から下に流れます。そのために手術前は、ガンの「気」は臓器の中では通常、経絡をたどって身体の下のほうに転移していきます。ところが手術で切ってしまうと、身体の横と上のほうに広がっていくようになります。切ることで経絡が断たれるので、横と上にいくしかないからです。

 西洋医学の専門家ではない私が、このようなことを指摘するのは恐縮ですが、抗ガン剤治療を受けている患者さんは、どんどん身体全体が弱っていっているように見受けられます。これは抗ガン剤が、ガン細胞のみならず良い細胞までも弱らせているからではないでしょうか。

 また放射線治療ですが、ガン細胞を変化させるほどの強い放射線を身体に照射して、果たして他の細胞は大丈夫なのか心配です。

 医者は皆、大丈夫だと言います。それでガン細胞を消すというのですから、一見よい治療法に思えますが、どうしても私は、他の健康な細胞にも悪影響を及ぼしている懸念を抱いてしまうのです。

 やはり西洋の現代医学というのは、単純にそのガン細胞に対する攻撃だけを考えて、身体全体のことを考慮していないように思えます。原因を追究しないで、結果だけを追い求めているような気がしてなりません。

 それに対し、漢方による治療では、身体全体の臓器のバランスを考えています。漢方治療では、まずは腎臓から毒を出すように努めます。毒を出すことでガン細胞を弱めていくのです。同時に身体、特に弱った臓器に栄養を与えるのです。

 肝臓ガンなら肝臓に良い漢方薬を、肺ガンなら肺に良い漢方薬を与えるのです。その回復ぶりを見て、臓器への毒と栄養とのバランスを取りながら治療していく。そのほうがより合理的と言えましょう。

 その意味では、鍼灸は経絡を使った方法ですから、ガンに対しても効果的だと思えるのですが、いかんせん鍼やお灸でガンが治ったという話は聞きません。どうやらガンという病気は、単純に経絡を開くだけでは治せない病気のようです。

 私はガンというのは、「悪い気」がいったん脳に入ってしまうのではないかと考えています。取り入れた「気」が悪いものなら、足から体外に出さないといけません。ところが、このガンという情報はとても強く、心身の弱っている人ならばまず脳に向かっていき、足先には流れていきません。

 私は30人ほどのガン患者の「気」を調べてみたところ、ある共通点に気がつきました。

 人間の頭には、経絡が回る4つの角があります。正常ならば、「気」は経絡を回り、この4ヵ所を巡回します。ところがガン患者の皆さんは、この頭の4つの角で「気」が止まり、その場所に非常に「悪い気」を感じるという共通点がありました。

 他の病気でも、「気」が流れずに特定の場所で止まってしまいますが、ガン患者の場合は頭の4つの角で止まっていたのです。これはどの部位のガン患者にも共通するものでした。

 ちなみにガンが進行していない患者さんの場合は、頭の4つの角からの「悪い気」は認められませんでした。急激に進行している人ほど、「悪い気」が激しいことも分かりました。こうしたガン独特の「気」の流れを踏まえたうえで、施術方針を考えないといけないのです。


自律神経失調症の真実

 現代杜会では、自律神経失調症に悩む人がたくさんいます。

 自律神経というのは、人間の意思とは無関係に身体の器官を支配し働きを調節する神経です。現代医学の説明では、この神経の中枢は、脊髄と延髄とにあるといいます。現代医学では、はっきりとした病気でもないのに、この自律神経に関係した症状が出ることがあるのです。

 主な症状としては、疲労、動悸、息切れ、呼吸困難、立ちくらみ、食欲不振、嘔吐、不眠症・頭痛・便秘、下痢、筋肉痛、肩こりなどが挙げられますが、他にももう数え切れないほどの症状があるのだそうです。

 胃が痙攣したり、目がピクピクと痙攣したりするのも、この病気だといわれます。しかもやっかいなことに、原因が特定できずに、なかなか治らず悩んでいる人が多いといいます。

 私が思いますに、この自律神経の失調とは、「気」が通る経絡の失調のことではないでしょうか。経絡の中に「悪い気」が入ってしまったために、自分で自分の身体をうまくコントロールできなくなってしまうのです。経絡が繋がっていないから、それに関する神経がコントロールできなくなっていると感じるのではないでしょうか。

 こうした単純な自律神経失調症の場合は、施術は簡単です。手から「良い気」を送る。その「気」を通すようにすることで、閉じていた経絡が繋がります。

 ところが、「悪い気」が脳にまで入っている場合は精神に関係してくることがあるので大変です。この場合は、「良い気」を送って一時的に治っても、またすぐに経絡が繋がらなくなってしまうからです。

 脳にまで流れるということは、その「気」は相当に強い「悪い気」なのでしょう。こうした場合の施術には、かなりの時問を要してしまいます。


脳卒中を起こす高血圧の人

 現代医学では脳内出血のことをこう説明しています。コレステロールなどが溜まることで血管の中が詰まってしまうと、血がうまく巡らなくなる。そういう詰まった血管の中で血液を送るためには、圧力つまり血圧を強めないといけない。ところがその無理がたたって、脳内の血管が破れてしまい、脳組織の中に出血するということです。

 血圧が高い人が頭蓋内出血を起こしやすい説明としては、なるほどもっともらしく聞こえます。しかし私にはとても納得できません。

 もしもコレステロールが血管に溜まるというのなら、体中のどの血管にも万遍なく溜まっていくはずでしょう。つまり身体中の血管が万遍なく詰まるはずです。ではなぜ、体中の血管ではなく、脳の一部の血管だけが破裂するのでしょう。

 また、普段は血圧の低い人でも、急にポンと上昇して頭蓋内出血を起こすこともあります。コレステロールが少しずつ溜まるのでしたなら、当然、血圧も少しずつ上昇していくべきです。突然、血圧が上がって破裂することについては、一体どう説明するというのでしょうか。

 こう考えていきますと、頭蓋内出血は、まだまだ現代医学では説明のできていない病気だと思います。

 脳内の血管に関する病気には、頭蓋内出血の他に脳梗塞があります。私は頭蓋内出血、脳梗塞の患者さんの「気」を調べてみたところ、ひとつ共通点があることに気付きました。

 脳梗塞とは、出血性の血管障害である頭蓋内出血とは異なり、脳内の血管が完全に詰まった状態をいいます。この両者には、「気」の流れで共通する特徴があるのです。

 「気」を通す経絡には、督脈(身体の後ろを通る脈)と任脈(身体の前を通る脈)の二つがあります。督脈は身体の下から上に向かい、任脈はその逆に身体の上から下に「気」を通します。この二種類の主要な経絡の働きで、身体全体に「気」が繋がっているわけです。

 私が「気」を調べた限り、脳内の血管に病気を持っている人は皆さん、なんらかの理由で督脈がふさがり、上に「気」が回らなくなっていることが分かりました。

 とすれば、その止まっている部分を流れるようにしてやればよい。「気」が上にも流れるようにすればよいのです。その結果、脳にはスムーズに血液が流れるようになりました。当然、血圧もたちまち下がります。

 現代医学での薬は、詰まった血管を膨張させることで血圧を調整しようとしています。しかしそのやり方では、督脈が正常に働かず、脳の「悪い気」は放置され、「良い気」が届けられないため脳の血管は脆く詰まりやすくなるのです。また薬では血圧の上の部分を下げることはできても、任脈を通じて心臓に「良い気」が送られないため、心臓の力を強めることはできず、血圧の下のほうを下げることはできません。これでは思い通りに血圧を正常化させることはできません。

 私が行う「気」を通じさせる方法ですと、血管に負担をかけることなく、血圧の下のほうも下げられるという利点があります。

 
ヘルニアは病気ではない!

 ヘルニアにもいろいろとあります。私が子どもの頃に罹ったのは、手の指の骨と骨の間に軟骨ができたケース。中国では骨刺といいます。

 医者の側からの説明によりますと、クッションの役割を果たすべき軟骨が外に出てしまい、神経に触れる。そのために痛みが走るということでした。

 中国のトップクラスの医者にそう説明を受けたうえで、私の場合は神経の多い場所だから手術はしないほうがよい、完治は諦めなさいと診断されたのです。が、そんな私は、気功師の先生にものの五分もかからずに治してもらったわけです。経絡を通じるようにすることで、痛みがなくなったのです。

 「ヘルニアという病気はない」。この言葉には、私は驚かされました。どういう意味かいろいろと考えましたが、今では自分なりの結論を出しています。

 先生がおっしゃりたかったことは、つまりこういうことではないでしょうか。

 骨が折れた時に、手術をしてボルトを体内に入れることもありますが、そのボルトの存在を痛いと感じるかといったら、そんなことはありません。体内に埋め込まれたボルトのような異物だからといっても、必ずしも神経を圧迫して痛みを与えるということはないのです。

 それと同じように、軟骨がはみ出した状態(つまりはヘルニア)であっても、経絡が止まって「悪い気」が神経を刺激しない限りは痛みはない。つまり病気ではないのです。

 ヘルニアとは、状態を指すことであって、必ずしも病名ではないのだ、そう私は結論づけました。

 そのうえで私は、自分が苦しんでいた病気だけに、ヘルニアと気功についてはずいぶんと勉強しました。その私が今言えるのは、ヘルニアという状態を作ってしまったもともとの原因を究明して、その部分を治すことが大切であるということです。

 無数にある細かい経絡のどこに「気」が流れていないかを調べて、そこに「気」が通じるようにすればよいのです。そのことによって、骨と骨とのエネルギー交換がうまくいき、その結果、クッションが外に漏れることを防ぐことができるのです。

 非常に細かい経絡にまで「気」が通じるようになると、痛みが改善されるということです。たとえいくら医学的な手術を試みても、経絡が通じない限り、再発してしまうことでしょう。原因を特定して抜本的な治療をしない限り、それは治ったとは言えません。

 突然に襲ってくるぎっくり腰についても同じです。急に「気」が流れなくなることで、ぎっくり腰が起きてしまうのです。ですからこの場合も、経絡を通じさせ、「気」が通るようになれば、すぐに治ります。

 鍼灸も、基本的には経絡を通じさせるという意味で効果的な方法だと思います。ただそのうえでエネルギーを注入すべきなのですが、残念なことに鍼灸ではそれができません。大事なのは、通じさせ、「良い気」を流れるようにすることです。


掌で「気」を操る

 修行者は、手を合わせます。いえ、修行者ばかりではありません。お祈りをする時に、人は手を合わせます。これは労宮を合わせることで、体内の「気」を高めることができるからでしょう。ですから私は、掌を合わせて祈るという行為には、単に神様にお願い事をするというだけではなく、自身の「気」を高めるという目的があると考えています。

 これはある気功をやっている方から聞いたのですが、ある運送会社の社長は、仕事の前に何十回も掌をこすり合わせるというのです。すると、事故には遭わない。直感が鋭く働き、他の車の動きが読めるから事故を未然に防げるのだそうです。加えて不思議なことに、スピード違反の取り締まり(いわゆるネズミ取り)をしている場所がなんとなく分かってくるそうです。そこで、社員のドライバーにもやらせているというのです。

 これなど、「気」を高めることで情報収集の力がついたと言えるのではないでしょうか。

 手の向きによって、「気」を取り入れる、あるいは「気」を出すという使い分けもできるでしよう。

 掌を自分に向ければ、自分に「気」を入れることになります。反対に掌を外に向ければ、相手に「気」を与えることになります。

 気功を使って自分自身を治す基本的なやり方も、この原理を使ったものなのです。

 その方法は、左右の掌を九回擦り合わせます。と言いますと、すかさず「八回や十回では駄目なのか」という質問をよく受けます。駄目だとは思いませんが、九という数字が良いからそうしているのだと考えてください。

 そうして擦り合わせて「良い気」が強まったら、手を握って、自分の腎臓、肝臓、心臓といった悪い部位に当てた後、上から下に手を動かしてみてください。「悪い気」を削ぎ落とすようなつもりでゆっくりと手を動かすのです。これが最も基本的な、身体の弱い部分に「良い気」を取り入れ「悪い気」を出す方法なのです。


自分でできる気功法

 本書で紹介している「気功法」の中でも、普段の生活で皆様に必要とされているものをここで取り上げます。

 健康を保ち、病気を克服するためには、自分の身体に合う「良い気」を取り入れ、経絡を通じさせ、「悪い気」を外へ出すことが基本です。「気」を正しくコントロールする方法を学ぶことで、自分の健康は、自分で手に入れてください。

 自然治癒力を高めることで病気も回復していきます。


 背筋をまっすぐにして、あごを引く。両手を(労宮同士を合わせ)輪を描くように9回こする。  両手を5センチくらい離し、「気」が出る(暖かい惑じ)のを確認する。  労宮を全部の指で隠し、「気」を閉じ込める。1〜3までの動作は、すべての気功法の前に必ず実行してから始めます。

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( 内容紹介 )
 人生、病気になって、初めて健康であることの有り難みを感じさせられます。どこの病院に行っても良くならないとお悩みの方、決してあきらめないでください。
 波動共鳴活性療法は、波動により、本人の潜在能力に揺さぶりをかけ、本人の自己治癒力を最大限に引き出して、本人自らの力で癒していく療法です。そして、この自己治癒力には限界がなく、どんな症状に対してもはっきりとした改善効果が認められます。


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