3画面立体視環境を整えました
2015年3月20日に3画面立体視環境を整えました。
モニターは3枚そろえてあったのですが
自分のデスクに合うモニタースタンドがみつからず
いずれGeForceの16nmグラフィックボードが発売されてからと考えていました。
屋根裏の収納庫に収めてあるモニター2枚が
夏の熱害でやられてしまわないうちにと
ググっていたところ、ちょうど良いスタンドがみつかりました。
台湾のHighgrade Techというところが作っているHighgrade Tech TS743Aというスタンドです。
ホームページを検索すると、どうやら医療用のカートやモニタースタンドを主に
生産している会社のようです。
価格.comのページはこちら
設置したところ
一般的な1台ずつのモニターを、それぞれのスタンドやアームで支持するかたちではなく
3台のモニターを1つのスタンドで支持するものです。
アーム単体を組んだ状態では、斜め後ろに容易に倒れるので
グラつきを心配しましたが、モニターを設置した状態では前に重心がいくので
安定するようです
しかしモニターの自重で左右のアームが沈むのか
ご覧のように左右のモニターが中央のモニターより5mm〜1cmほど下がります。
後日調整しなおしてみたら水平に並ぶようになりました。
お詫びして訂正いたします。
NVIDIAコントロールパネルでSurroundの設定をしました。
Surround、PhysXの設定の項目で
「Surroundを使用してディスプレイをスパンする」にチェックを入れて
設定>モニタの並び順を選ぶ>「Surroundの有効化」でSurroundが有効になります。
今回はPhysX設定はCPUのほうが余裕があると思いましたのでCPUにしました。
ベゼルコレクションは150、解像度を6060X1080(ベゼル補正あり)に設定
3D Visionも忘れずに有効にしておきます。
NVIDIA 3D Vision Surroundの環境ができました。
さっそくレースシムをプレイしてみます。
Assetto Corsaのプレイ画面です。
まずゲームのグラフィックオプションで解像度を6060X1080にしました。
この場合モニター数はSingle Screenを選ぶ必要があるようです。
この設定だと左右の映像が引き伸ばされた状態で描画され
リアル感を損ねます。
モニター数Triple Screenで解像度5760×1080を選んだ場合
3画面の細かい設定ができます。
プレイ画面でマウスカーソルを右端にポイントしたときに出る
apps一覧からTriple Screen appを選び
ベゼル調整、左右モニターの角度に合わせた視界の調整などができます。
AA(アンチエイリアス)はオフにして
その他のオプションはFullからMiddleに落としました。
こうして、なるべく描画負荷を下げました。
結果、35fpsほどのフレームレートが出ているので
なんとかプレイできるといったレベルです。
GeForce GTX970が欲しくなりますが
1.5倍程度の向上では劇的に良くなるとは言えないので
16nmのPascalアーキテクチャのカードが出るまでは
グラフィックレベルを落とすことで、我慢しておこうかと思います。
SLIは電源の交換が必要になり、ゲームとの相性などもあるようなので
パスしようかと思います。
iRacingは描画負荷が低く、画質設定Highでも
AAを2Xに落とせば、70fpsほどのフレームレートが出ているので
現状のハードウェアでも快適にプレイできます。
オンラインレースに参加してみるのもいいかな、と考えます。
FOV=145にしました。
Assetto Corsa同様に3画面時に左右スクリーンの画像が
引き伸ばされたようにしないためのRender each screen separatery
のグラフィックオプションがありますが、GTX670では性能不足でカク付きがでるようです。
2016年に新型グラフィックカードに換えてから適用したいと思います。
プレイ感覚としてはAssetto Corsa、iRacingとも視野角が広がって
左右を見渡せるので鈴鹿のヘアピンやスパフランコルシャンのラ・スルスなど
急角度のヘアピンで先読みができるようになり
ずいぶん運転が楽になりました。
また視界の大部分をモニターがカバーしていて
しかも立体視なのでノーズの量感を把握でき
車両感覚がシングルモニターの時よりいっそう掴みやすくなります。
しかしAssetto CorsaのTrent Bondoneはつづら折れのヘアピンの連続なので
本来きついGがかかるはずのところでGがかからず
しかもひらけた風景がめまぐるしく変わるという状態になり
脳が情報を処理しきれなくなるようで
だんだん車酔いのような状態になってきます。
これも新しい発見でした。
rFactorは公式サイト版ではどうしても6060X1080の立体視ができなかったので
Steam keyを使い、Steam版をインストールしました。
Steam版では容易に3画面立体視できました。
しかしプレイしてみると処理落ちが起き、しまいにホワイトアウトしてPCがフリーズしました。
vsyncを有効にしrFactor.exeのショートカットに+fullprocのオプションをつける
という定番の対策をしてみたら快適にプレイできるようになりました。
(追記 vsyncは有効にしなくても大丈夫みたいです。
フォースフィードバックがフレームレートに応じて細かくなる仕様らしいので
外したほうが良いらしい。)
Steamクライアント上でrFactorを右クリックして出てくるプロパティ>起動設定で
+fullprocを加えてもよいかもしれません。
タルガフローリオ(全長72km)でAIを数台出して、3画面立体視、最高画質となると
多少PCに厳しいようです。
対処法を検討したいと思います。
rFactor2のビルド946です。
画質設定をFullからMiddleに落としてみたら
3D Vision Surroundで50fps前後のフレームレートになりました。
この設定でもHDRをONにしておけばそれほどひどい画質にはならないようです。
問題は特定のコースModで左目と右目に見えるべき画像がだぶって映り
頭を振った時のようにみずらくなることです。
rFactorでも公式版1255ビルドで見られた現象です。
繰り返すようですがISIのレースシムはどうも人手が足りていないのか
ビルドによっては不安定な挙動を見せることがあるようです。
Assetto CorsaやiRacing同様に
3画面を細かく設定できるオプションが2015年夏のビルドから加わりました。
解像度5760×1080でオプションのVIDEO RES>MULTI VIEWを有効にしたあと
Ctrl + = のホットキーで設定を呼び出すことができます。
私の環境ではデフォルトのキーアサインでうまく動作しなかったので
オプションのCONTROLS>MISC>Triple/TiresのキーアサインをCtrl + -
にしたら設定できました。
Project CARSは立体視ではレンダリングがおかしくなり
プレイできるようなものではないので
2D Surroundでプレイしてみました。