レーザースキャンのトラックについて



iRacingの全コース、Assetto Corsaのザントフールトを除く大部分のコース
Project CARSのキャドウェルパーク、スネッタートン、オウルトンパーク、ブランズハッチ
Project CARS 2の富士スピードウェイ、スポーツランドSUGO
RaceRoom Racing Experience(R3E)のニュルブルクリンク等は
レーザースキャナーを用いた実測量に基づいて作成されています。

わたしも実際についてはよく分かっていませんが
以下の動画で大体のイメージが分かるかと思います。

iRacingのスキャナーライカC10の紹介動画

路面のアンジュレーションや縁石を踏んだ時の振動などは実際のデータを反映しているらしく
iRacingがリアルのレーサーに選ばれる由縁かと思います。

またiRacingの風景があまりにもリアルなのはスキャナーで取り入れた画像を
利用しているからなんでしょうか。

Assetto Corsaのプジョーに車載されたスキャナー(スパフランコルシャン)



このスキャナーで取り込まれたデータを展開したところのようです。


ポーランドのTor Poznan(Race Department)は
無償でレーザースキャンした有志によるAssetto Corsa用のコースModです。


rFactor ProやAssetto Corsa PROなどの業務用
特にF1のコンストラクターが導入するrFactor Pro(rFpro)などは
レーザースキャンしたコースでドライバーインザループのシミュレーションを行って
セッティングやドライバーの習熟に役立てているようです。


イギリスGPのシルバーストン開催契約の破棄に伴って話題になっている
ロンドン市街地コースのrFactor Proによる実現可能性検証の動画


rFactor Proの窓口は英国のKangaloosh Limitedとなっているようです。
元はrFactorの挙動設定ファイルを吐き出すcarFactoryというソフトの開発者のようで
独学で自動車整備やコンピュータープログラミングを学ばれた方のようです。
しかしISIからどのような契約で委託を受けているかなど部外者には謎の部分が多いです。

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