ステアリングコントローラー(ハンコン)について
ステアリングコントローラーはLogicoolのG29 Driving Force
2018年6月に長年愛用したLogicool Driving Force GTと入れ替えました。
私のPCデスクは天板の角が落としてあるため
素のままではステアリングがしっかり固定できません。
そこで、写真のように木工用のF型クランプというもので
薄い板を固定し、その板をはさむようにG29 Driving Forceを固定しています。
貧乏くさいですが確実です。もっと見栄えのよいクランプをご存知の方がいれば
どうぞ教えてください。
Thrustmaster T300RS GT Editionも検討しましたがステアリングの取り付けクランプが
私のPCデスクには取り付けできない形状なので見送りました。
7年間愛用したLogicool Driving Force GT、RSFのパドルシフトシステムを取り付け
Driving Force GTは
現行品で言えばThrustmaster T150相当でしょうか。
G29のFFBはデュアルモーターのおかげかDrivig Force GTより強くなり
スピンした時のハンドルの戻りなど速くなりました。
しかしギヤ式なのでゴリゴリ感はあります。
FFB(フォースフィードバック)というのはステアリングのセルフアライングトルクや
キックバック等の反力をモーターで擬似的に再現する仕組みです。
Logicool製品はそこそこのモーターでギヤ駆動していますが
10万円代の高級な製品になると産業用モーターを直結で駆動するものもあるようです。
高級品は腕力だけでは抑えきれないレベルのトルクが出せるようです。
スピンしたときのセルフアライニングトルクによるステアリングの戻りの早さが
大きく違うようでドリフト走行で差がでるらしいです。
ステアリングの分解能というんでしょうか、舵角の微調整はG29のほうが効くようです。
あくまで比較の話ですがDriving Force GTだと遊びが多いような曖昧な感じがします。
Driving Force GTはブレーキペダルの感触がいまひとつでした。
踏み始めからフルストロークまで一定の反発力で実車と違います。
特にModごとにブレーキトルクが変わるrFactorでは
車種が変わるごとに自分で設定しなおさないと
まずブレーキ効きすぎになってプレイしずらいです。
G29はリニアな反発力で実際のブレーキに近いという触れ込みでしたが
ストローク100%寸前でゴムのストッパーに当たる感触があるというだけで
リニアに反発力が立ち上がるものではないようです。
しかし踏みごたえがあるので、Driving Force GTのスコーンと底突きするものよりは
クルマっぽい感じがするのは確かです。
これはブレーキ踏み込みのセンサーに回転角を計測するポテンショメーターを使っていて
圧ではなく角度で感知する仕組みで実際と違うので仕方ないところかと思います。
高級なステアリングコントローラーだと感圧式のロードセルや
最高級になるとマスターシリンダーにブレーキフルードを充填して実車と同じく
プレートを挟み込んで感知させる方式もあるようです。
トランスミッションはDriving Force GT等、安価な物では
クラッチの無い2ペダル仕様で
パドルシフト、シーケンシャルシフトのみに省略されていますが
G29はクラッチが有る3ペダル仕様で
別売りのDriving Force Shifterを後付けで
マニュアルトランスミッションに出来ます。
マニュアル車気分は味わえますが、回転が合った時のスコンと入る感じ
逆に回転が合わなかった時のギヤ鳴りと共に弾かれる感じが
再現されていないので雰囲気アイテムという気がしないでもありません。
しかしトヨタ86等を走らせると
オートクラッチのパドルシフトには無い
適度な緊張感があって楽しいのは確かです。
Driving Force GTの設定は
ISIのフォーラムで推奨されている以下の設定にしました。
ほぼすべてのレースシムでこの値でいけるようです。
G29はセンタリングスプリングのみが設定できるようで
スプリングエフェクト、ダンパーエフェクトの項目が
ロジクールゲーミングソフトウェアに見当たりません。
見つけきれていないだけかもしれないので
これから調整して行きたいと思います。
FFBはゲームによってフィーリングが違い
車種(特に新車と旧車)によってもまちまちです。
この部分は優劣というよりプログラマーによる味付けの部分でしょうか?
ステアリングコントローラーが違うとFFBもまったく違うことが予想できます。
Fanatec 、Thrustmasterなどの高級品も視野に入ってきます。
Thrustmasterの新型T-GTが発売されました。
グランツーリスモ専用に開発されたものでPCコンパチブルのようです。
10万円近い値段らしい、T500RSより改良されてるんだろうけど手が出ないな。
Fanatec Club Sport Wheel Base V2.5
ベルトドライブのステアリングベースのようです。
現状ではアナウンスされていませんが将来的にPS4互換も可能になるのでしょうか。
PS4互換のCSL Eliteという下位バージョンのステアリングベースが発売になったようです。
またPS4非互換のダイレクトドライブモーター・ステアリングベースが予告されているようです。
買うひとがいるから次々に発売しているんでしょう。
ハイエンド・シミュレーターの市場は世界的に拡大傾向にあるのかもしれません。
ステアリング本体、シフター、サイドブレーキ、ペダル類が全て単品売りで
自分で買いそろえて組み合わせる形になるようです。
ショップで見たようにFREXなど他社製品と組み合わせる自由度はありそうですが
逆にこれぐらい本格的になると組み付けるフレームから始まって底なし沼になりそうなので
Fanatecに手を出すのは思い切りが必要になる気がします。
更に高価なものでOSW(Open Sim Wheel)という
ユーザーが独自に製造したModもあるようで
iRacingのプレイヤーに愛用されているようです。
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