・整列乗車っていいのか、悪いのか?・

三郷から都内に出るときによく利用するのは松戸駅。常磐線の快速や普通列車が
停まるから上野までは約20分。とっても便利だ。都内で用事を済ませて、再び
上野駅に戻ってくると、何となくわが家の玄関が近づいたように思えてホッとす
る。最近では駅の構内にしゃれた店舗が軒を並べているので、本、CD、安価で
もきれいなスカーフ、美味しいパン、輸入雑貨、輸入食品などを駅から一歩も出
ずに買い求めることが出来る。それに地方名産品だって上野駅で手に入る。時に
は出張帰りに駅の構内通路を歩いていて、自分が遠方で買ったのと同じ物を見掛
けてがっかりすることもあるけど。
さて、最近暑いからなのか疲れた人をよく見掛ける。中高年のおじさん、おばさ
んなら「お疲れさまです」の一言も言いたい気分だが若い男女も見るからに「く
たびれてるな〜」と端で見ていてもよく分かるほど。いつぞやは、混んだ常磐線
の一番端に座って眠り込んだ若いOL風の女性に対して、巧みに新聞で隠しながら
痴漢行為を働く男を発見したことがある。注意をすると真っ赤な顔をして次の駅
で逃げるように降りていった。しかし、肝心のOLさんは眠りこけたままで、周囲
の人から「何事?」って聞かれて私が困った。
いや、そんな話を書きたかったのでは無かった。最近、ふと疑問に思う整列乗車
のこと。日本人はこと「整列乗車」に関しては非常にマナーがいいと思う。特に
関東圏は良いようです(関西の方からほめられたことがあるから)。そしてきっ
ちり並んで電車を待ち、入ってきた電車のドアが「さあ、どうぞ!」と開いた途
端になだれ込んで椅子撮りゲームが始まる。列の前方にいる「席確保確実組」は
余裕綽々であるが、ギリギリの所に並んでいて「運が良ければ座れる、悪ければ
座れない組」の人は目の色が変わる。後ろから押したり、勢い余って前の人の靴
の踵を踏んづけたりして大変だ。そして席を確保したら、そこはもう自分のモノ
になる。優先席であろうが、若者であろうが、席を1.5人分もとりそうな体格で
あろうが、座ったら最後そこは自分の席となる。
そこで、ハテナと思ったのはこの整列乗車って始発駅から乗った人の特権みたい
なもので、途中の駅から乗車したお年寄りや身体の不自由な人にとっては迷惑な
システムではないか、ということ。だって、並んでまでして確保した席は「自分
のもの」なんだから、他の人に席など譲ろうはずがない(言い過ぎだろうか)。
知人がハワイでたくさんの荷物を抱えてバスに乗ったら高齢でもないのに「どう
ぞ」と席を譲られた、とか、ソ連に演奏旅行に行った高齢のジャスのトランペッ
ターが電車に乗ったら、座っていた若者全員が立ち上がって席を譲ってくれる体
制になったとかの話を聞いたことがあるけれど、私がいつも使っている常磐線で
は悲しいけれどそんな光景を目にしたことがない。両足を広げてコミックを読ん
でいる若者はお年寄りに気がつかないのか・・・。「整列乗車で確保しても席は
みんなのものだからね。椅子とりゲームで仕方なく優先席に座ったら、困った人
の為に確保しているのだと思おうね。」と、いたいところだけれど、でも無理か
な・・・。だって、帰宅途中の人はみ〜んな眠っているもの。(1998.7.14)

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