日付のなびげーしょん(2004年7月・・・11日〜20日まで)
このバンドのデビュー作。結局この時期アルバム2枚しか残していない(最近再結成してアルバムは沢山出している)のだが、このアルバムはなかなかの傑作だと思うね。ヘロンは、イギリスのフォークロックのバンドとしては誰でも知っているような有名なバンドではなく(そもそも、イギリスのフォークロック自体知っている人が少ないかもね・・・・・・)、普通のロックファンは知らないけど、フォークロックファンなら当たり前のように知っているという中堅所といったところだと思うのだけど、普通のロックファンな私は名前しか知らず、聴いたのは初めてだったんだね。で、このアルバムが野外録音ということで、スタジオ録音とは違ったライヴの音響で録音されたというのが何とも雰囲気が出ていて、一部で木漏れ日フォークといわれているのが何となく分かったね。ただ、おまけで付いてきた当時のシングルの再現盤では、リズム隊をはっきりさせたフォークロックな曲も入っていたので、このバンドのバランスというものが分かって非常に有用なおまけだったね。で、改めてアルバムの内容を反芻してみると、まぁ、基本的にフォークロックってことで、私の中では落ち着いたね。
シングルジャケットに2枚入っているという作りで、XTCの「イングリッシュ・セトルメント」と同じ作りだったね。まぁ、それはよいとして、このアルバムも前作同様野外録音ということで、鳥のさえずりなんぞが入っていたのだけど、木漏れ日フォーク全開な前作と比べると、今回はソウルフルなロックンロールアルバムになっていたね。1曲目からこのバンドのギタリストのG・T・ムーアがこのバンド解散後に結成したレゲイバンドで再演するような曲から始まるからね(レゲイでは無いんだけど、そういうアレンジをしても面白そうな曲)。他には2枚目の冒頭では「You Really Got A Hold On Me」や「This Old Heart Of Mine」をカバーしてるのもなかなかだったね。とにかく基本はフォークだけど、はっきりとリズム隊を入れてフォークロックにになっているところがこのアルバムの特徴だね。結構面白いね。しかしながら、このアルバムを持って、このバンドは解散。元々1stの時からメンバー感の音楽差ははっきりしていたので、らしいといえば、らしいのだけどね。
つついて読書ネタだけど、今日も引き続き「大系 日本の歴史」4巻の「王朝の社会」。今日で6日目。日曜日月曜日と読まない日が2日あったね。本当は買った漫画を読んだりはしたのだけど、気分的に書きたい気分ではなかったので、書かなかったね。まぁ、それはそれとして今日の話だ。
今日は234ページから257ページまで。今日は20ページほどしか読めなかったのだけど、それには理由があり、帰りの新幹線の中でしか読めなかったからなんだね。しかしながら20分強の新幹線の中で20ページ読む私も凄い。いかに適当に読んでいるのかっていうのが分かるね。
まぁ、それはよいとして、今日は明法家の話と武装化した僧侶の話。明法家というのは今当てはまる仕事はないのだけど、分かりやすくいうと法を解釈する仕事をしている人ということ。これは律令制度上でも元々の仕事で、このほんの時代にはそれは一つの家系で世襲する専門職になり、律令制度が崩壊していく中法の運営自体を担う仕事に拡大されてきたということが書かれてあったね。
後僧侶の話はさわりの部分だけだったのだけど、強訴とかの方法等が読めたので、その意義等を含めては明日以降読めると思うね。
さてさて、ようやく明日から平家が登場となるか?
さて、日曜日に買ったケーブルだけど、エージングも進みようやく音も落ち着いてきたので一言だけ書いておこう。
このケーブルはとにかく色付けが少なく、おとなしいケーブルだね。迫力というメンでは欠けると思うけど、馬鹿正直に音を出さない面もあるので、高音のキンキンいう部分とか、低音の雑味とかが取れて、すっきりした音になったね。
かといって、焦点がぼけたわけでもないので、オールラウンドなケーブルという感じがするね。だから、最初おとなしいという印象を受けたのかもしれないね。
でも、上記のようなケーブルなので、私のシステムが中音が足りないという弱点を抱えていたので、高音と低音を抑えて中音をふくよかにしてくれるこのケーブルの音作りは後一押しをしてくれるケーブルとしては購入して正解だったかもしれないね。
さて、今日は以上の物を買った。1枚1枚が結構高かったのでかなりのお金を使ってしまった。大変大変・・・・・・。
先月に引き続き購入したギャラガー&ライルのアルバムだけど、今月発売分は5thアルバムを飛ばして、6thから最後のアルバムの8thまでの3枚だったんだね。で、この6thアルバムの「ラヴ・オン・ジ・エアウェイヴス」は、前作「ブレイクアウェイ」と同じ1976年の発売。その前の4thに当たる「ラスト・カウボーイ」は1974年発表で、約2年の開きがある。この間にグラハム・ライルとベニー・ギャラガーの二人はロニー・レインのバンドに在籍していた。で、それを辞めてデュオとして再出発してからの2作目ということになる。最初に聴いてびっくりしたの録音の良さ。まるでビートルズを聴いているような録音だったんだね。クレジットをチェックすると、この部分はすぐに解決。ジェフ・エメリックがエンジニアだった。後はサウンドが完全なAOR化していたこと。「ブレイクアウェイ」は有名な曲だし、「ラスト・カウボーイ」もかなり洗練されたAORてぃっくなアルバムではあったけど、このアルバムで聴けるサウンドは、この当時アメリカで大流行だったあのAORの音なんだね。私は非常に苦手なので結構危険信号が発せられるような内容だったのだけど、予想に反して素直に聴けたね。やはり、海千山千のAORにはないセンスの良さがそこに存在するからだろうね。確かに、彼らの魅力である泥臭さや素朴さは皆無だけど、メロディーラインのセンスは唯一無二なので安心して聴けたね。個人的には2曲目の「ランナウェイ」が良かったね。
続いては7thアルバム。1978年発表のA&Mでの最後のアルバム。流れるような洗練されたアルバム。ほんとに右の耳から左の耳へと流れていく(笑)。どこをどう切っても、金太郎飴のようなAORアルバム。基本的に前作と同路線ということ。ライナーではただのAORとして無視されがちなこのアルバム(というか「ブレイクアウェイ」以降の全てのアルバム)のことを「そんなことはない。ほら、こんなところや、こんなところが古いファンにもアピール出来るでしょう」といった趣旨の主張に充ち満ちていたが、私はそう思わなかった。確かに、重箱の隅をつつけばギャラガー&ライルはいつも変わらない音をファンに届けてくれているのは分かるけど、彼ら自身が「ブレイクアウェイ」以降AORで食っていこうと腹をくくっているのがきちんと分かるサウンドになっているので、それはもう素直に受け取ってあげてそれを楽しめばよいと思う。私はAORは嫌いだけど、前作のところでも書いた通り、変わらぬセンスに安心して聴いている。それでよいと思うんだね。ただ、これといって抜き出た曲がないのがこのアルバムの弱いところかもしれないけど、6曲目の「ハートブレイカー」なんて、かなり軽快で楽しめた曲だったね。
上の二つで書きたいことは書いたのだけど、、大体このアルバムも同じ傾向。そして、ギャラガー&ライルの最後のアルバム。しかも、A&Mを離れて、マーキュリーへ移籍してのアルバムだ。1979年発表だった。サウンド自体は最初に書いた通りだけど、意外とコンパクトで、かなり聞きやすかったね。特に最後の「メキシコ」がカントリー調で良かったなぁ・・・・・・。個人的には好みだったね。しかしながら、このアルバムデュオは解消。以後一緒に仕事をすることは内容だけど、まぁ、この手のAOR路線で行くのは限界だったのかもしれないね。よく分からないけど・・・・・・。でも、このアルバムを聴く限りでは、決して無理をしているとは思えなかったんだけどね。パンク以降の新しい波にやられちゃったという他の同年代のミュージシャンと同じってことだろうね。
ようやく出たこのバンドのライヴアルバム。さて、このアルバムはドラムがマイケル・ジャイルズからイアン・ウォーレスに変わってからの第1弾で、妙に音は悪いモノの、意外とコンパクトなロックバンドのライヴアルバムとなっていたね。ドラマーのキャラクターの違いが出ていたわけだ(笑)。さて、このアルバムには1曲だけ新曲が納められているのだけど、これがなかなか良いジャズロックに仕上がっていて、このバンドのスタジオアルバムを期待させてくれる。懐メロライヴバンドとしての役割も分からないでもないが、今のメンバーの作る今の音も聞いてみたいんだね。ということで、妙な楽しみが残ったアルバムであったね。
面白い。全6曲で、自作曲は1曲。その曲はポップなテーマを持ったジャズロックで、なかなか面白かったのだけど、後がカバーというのがよい。しかも、1曲目から3曲目までが3曲連続でジミー・ウェブのカバー。で後の2曲がビートルズ。それをシンフォニックなジャズロックにしているのだからたまらない。おまけのシングルではソウルフルな女性ボーカルも聞こえたが、アルバムはインストのみ。でも、ジャズのことをメンバーがよく分かっているらしく、きちんとメロディーを隠しているので、この手にありがちなイージーリスニングにはなっていない(そういうのを逆手に利用して大成功したウェス・モンゴメリーのような例はあるが・・・・・・)。メロディーラインを崩したテーマから即興パート、メロディーラインの一部を切り取ったブリッジと色々やっててくれて聴いてて楽しんだね。名前しか知らなかったバンドだったのだけど、こんなに面白かったとはねぇ・・・・・・。
トレイだー・ホーンの片割れということで、フォークのアルバムを期待したのだけど、いかにモノ1970年代型イギリス人シンガーソングライターのアルバムだった。アトランティック・ブリッジのメンバーも参加していたりするこのアルバムだけど、かなりバンドサウンドとしてまとまっているため、ブルース臭いエルトン・ジョンという感じがしたね。かなり雰囲気の良いアルバムだった。こういうアルバムは実に面白い。今のところ印象に残っている部分は少ないけど、これからゆっくりとかみ砕きながら聴いて行きたいね。
さて、今日は上記のCDを買ったついでに注文もしてきた。
以上だけど、1枚だけだ。ようやく購入地獄も落ち着き始めたかな。まだ今月は量は凄いけど、来月以降がガクンと落ちるので、本当に楽になるだろうね。
最後に、久々にアマゾンで本を注文した。
という2冊だ。数学の専門書。先日本屋で立ち読みしていて面白かったので思い切って購入なんだね。本屋では先立つ物がなかったのだけど、アマゾンでならなんとか買えるからね。この辺が私の金回り状況を示唆している(笑)。
今日は昼前から友人と広島へ遊びに行った。私の目的はオーディオ用のRCAピンケーブルを買うことだったのだけど、そのことは達成した。で、ついでに色々古本や巡りをしたりして幾冊かの本も手に入れた。ということだね。
まず、買ったピンケーブルはオーディオテクニカのAT6A56というケーブルで、オーディオ用としては比較的安価なケーブルだけど、まぁ、一般用からすると非常に高価で、私のコンポーネントシステムには価格帯も性能も適当かな?と思い購入したんだね。
で、その時に一緒に買った本がある。
というやつで、いわば、オーディー用ケーブルのバイヤーズガイド本だ。ケーブル類も一通り揃ったので、これ以上は当分買う予定はないのだが、とりあえずはこういう本を買ってオーディオの素人は素人なりの勉強をしてみようと思ったんだね。
そして、ついでの色々廻って買った本というのが
以上のリストだ。
久しぶりの写真集購入と漫画購入と、実は大学のテキストを購入したりしている。大学のテキストは専門書の中でも読みやすいので好きだったりするんだね。で、久しぶりの漫画はそれなりに、写真集はたまたまプレミアが付いて売られているような写真集が非常に安く売られていたので購入したんだね。ということで、今回も妙にお金だけは掛かったね。
さて、今日は広島に行きがけにコンビニに寄ったので、そこでペットボトルのお茶を買ったんだね。
それがキリンから最近セブンイレブン限定で発売された「玉露庵」というお茶だね。緑茶に抹茶を入れるということで、アサヒの「にごらせ旨茶」と同じアイデアだったけど、実はかなり薄い。それを除けば結構おいしいお茶だったね。後、キリンにしては珍しく香料が入ってなかったのが良かったね。自然な味わいで本当に良かったね。
「UCC BLACK」の期間限定バージョン。通常バージョンと同じように水臭い薄いコーヒーだけど、こちらは水出しコーヒーのため、かなりしっかりと味が付いている。笑ったこの味は・・・・・・。なかなかいける。薄口の飲みやすさと水出しコーヒー特有のえぐいほどの濃さのバランスがよいのだ。非常に面白い味となっているね。
そして、今日も引き続き「大系 日本の歴史」4巻の「王朝の社会」。今日で5日目。
今日は197ページから232ページまで。
河内源氏の一族の話の続きから始めたのだが、そこで武士の台頭についての話題は終了。ここから先は保元・平治の乱を経て源平合戦という世にも有名な歴史事項に向かうので、どうやらここから先は時間の範囲のようだ。
で、この巻では話が院政の話にシフトする。白河上皇、鳥羽上皇の院政の話を書いてそれが終わって保元の乱の前夜で話が終わった。この後は伊勢平氏の台頭の話と、この時期には欠かせない荘園の話を書いているようだ。どちらも楽しみにしながら、今日はきりの良いところで話を読み終わった。
ということで、ここから先は仕事のある日の通勤途中ということだね。
さて、今日は土曜日だけど、仕事だった。だから、本を読んだ訳だけど、まぁ、滅多にないことだ。本来なら明日も仕事なのだけど、まぁ、色々あって私は行かなくて良くなった。ということで、今日は友人達夜は食事会になった。岡山まで食事会に行き結局帰ったのは夜中。
ふー、楽しかったけど、疲れたねぇ・・・・・・。で、明日は広島だぁ・・・・・・。
さて今日も引き続き「大系 日本の歴史」4巻の「王朝の社会」。都合4日目。
今日は155ページから199ページまで。東アジアの情勢についてがまだ残っていて、刀伊(「とい」と読むのだけど、知らない人のために簡単に書いておくと、11世紀前半に中国東北部に勢力を持っていた民族。)の来週の話から始めて検討し廃止後の中国大陸や朝鮮半島との貿易・・・・・・、特に日宋貿易の原点の話や、太宰府の隆盛の話があった。その後、ようやく武士の台頭(河内源氏・・・・・・。つまり、源平合戦の源氏のこと)の話に入って、平忠常の乱から前九年の役、後三年の役と進み、河内源氏の一族の話の途中で終わった。
こんな界は特に珍しいことや個性的な記述はなかったモノの、最初の刀伊の話のところで、筆者の取材記事と予想して書いた物語が境目無くつながっていたりして、文章構成上いささか変な部分があったね。
まぁ、でも気にしないでおこう。この本は本当に読みやすく、今日で本の半分を超えてしまったのだからね。
さて今日も引き続き「大系 日本の歴史」4巻の「王朝の社会」。
101ページから154ページまで。文化と宗教の話の後半から、19世紀から11世紀にかけての京都の町並みについてと(そこに住み仕事をしている人々についても)、さらにはその当時の東アジア全体の歴史についても書いてあった。ちょうど私が読んだのは等が滅んでそうが出来るところで、それに対して日本がどうしたかという話だ。
今回読んだところで面白かったのはまさに中世都市論ともいうべき、京都の町並みについての記述。というか、古代都市から中世の都市へと変貌を遂げる京都をダイナミックに描いたのはアイデアだったね。で、そこで働く人々についての記述もなかなかだったね。というか、この本が出版されたのは1988年の4月8日で、ちょうどそのころ最新の話題になっている事項がきちんと盛り込まれていたね。
どういうことかというと、河原を扱ったところの話で、河原が聖と賤の交錯する空間とかいう記述は参考文献に網野善彦や宮田登の著作や論文が挙がって無くとも、彼らが提唱し、このころ歴史ファンの間で一大センセーションを巻き起こしていた中世都市論に沿った記述がなされている。京都については参考文献には1975年に刊行された「京都「町」の研究」という本が挙がっているが、もしかしたら、この本もこういった論沿った記述なのかもしれない。まぁ、そんなに突飛も無い意見でないからね。網野善彦の「無縁、公界、楽」という考え方は・・・・・・。
まぁ、そんなわけで、昨日の半分ほどしか読めなかったが、それでもペースとしては早いので、この間は意外と早く読み終わりそうな気がするね。
さて、今日は「大系 日本の歴史」の4巻、「王朝の社会」。昨日の時点で29ページまで読み進めていたため、今日は30ページから101ページまで。この間は、摂関時代、武士の台頭から院政までの政治史と、その間の貴族文化、宗教、庶民の生活と制度を描くモノで、29ページまでは、実は平将門の乱の話が書いてあった、
で、今日の読み始めは藤原純友の乱からだ。つまり、承平・天慶の乱というやつからこの間は始まる。ちなみに著者は棚橋光男だ。
しかし、この10世紀半ばの乱から始まり、一気に藤原道長の摂関時代の最盛期まで話が及び、その辺のポイントだけ押さえた後、現在は政治制度を終了して文化と宗教の話だ。この後は武士の台頭から院政へと話が移るのだろうね。
次巻が保元の乱以降ということなので、いよいよこの巻くらいからが私の一番好きな範囲に入ってきたということだね。
あまりにさらっと書かれすぎているので、一気に読めてしまえるのだけど、まぁ、しっかりと印象深いところが残るように読んでいきたいねぇ・・・・・・。
コカコーラの新製品で、薄い緑茶にシャンピニオンエキス入り。行きもサッパリ出来る気もしないでもないが、まぁ、プラシーボがかなり入った評価だろう。そういう感じ。ただ、アイデアは面白い。薬臭いし、味が人工臭いのが難点だけど、それが平気な人は多分大丈夫だし、なんにしても口の中がサッパリ出来るのは食事時に飲むお茶としては似合っているのではないだろうかね。
さて、毎日にのように色々と本を読んでいる私だけど(すすみは非常に遅いが・・・・・・)、今日1冊読み終わり、そこでふと考えて、「そういやぁ・・・・・・、滅多に本のことは書かないよなぁ・・・・・・」ってなこと出、今日から「今日のドリンク」と同様に出来るだけ、読んだ本のことについてかいつまんで書いていこうと思うね。見切り発車だからどうなるか分からないし、いつか突然辞めるか、もしれないけど、基本的に日々の記録をメモしておくための日記であるし(まぁ、読者は意識してはいるが・・・・・・)、日常の些末なことや、自分自身の心の動きを事細かに書いたりするよりかは、自分自身が立てた当初の予定には沿ってるかなぁって思うね。
ということで、今日は一発目。
5月8日に買ってからずっと読んでいる(とはいえ、実際に読み始めたのは5月の半ばからだが・・・・・・)、「大系 日本の歴史」の3巻を約1ヶ月掛けて読み終わった。
3巻は吉田孝の書いた「古代国家の歩み」という巻で、ちょうど、7世紀中葉から10世紀初頭までの約250年間が描かれている。分かりやすく言うと、大化の改新の頃から菅原道真の活躍した頃までが描かれている。普通の通史の叢書なら2〜3巻掛けて書くところを一気に進んでいる感があるね。特に、今日読んだところは一気に150年分位だったからね。
詳しい話を一言で書いておくと、8世紀中葉の恵美押勝の専制のあたりから(歴史の授業では奈良の大仏の話の後に習ったりする部分)以降なのだが、今日読んだのは273ページから、357ページまで。全体の4分の1ほどだけど(なぜか凄く早く沢山読めた)、ここに、大和地方の政権の政治史としては、ある意味波乱に満ちた政権闘争に明け暮れた150年を凝縮していた。そういう流れをポイントポイントで抑えていった書き方をしていたので読みやすかったのかもしれないね。
ということで、これからこういう風なモノを少しずつ書いていこうと思うね。
ネスレの「ティーソーダ」。昨日飲んでいて、書くのを忘れていたので、今日書くのだが、なんだろうねぇ・・・・・。これは。トロピカルフルーツのソーダにほんのり紅茶の風味が付いているだけ。さすが、パッケージに「ほんのりと紅茶味」と書いてあるだけのことはある。まさに、これが名は体を表すというやつだ。で、「トロピカルフルーツフレーバー」となってるのだけど、無果汁で、果糖ブドウ糖液糖と酸味料と香料で味と香りを作っている。まぁ、この辺は世に氾濫するジュースと同じなんだけど、意外とすっきりして飲みやすかったね。何がよいのかは分からないよ。でも、結構サッパリしていたんだね。ということで、今年一番の炭酸入り紅茶(というか、紅茶入り炭酸飲料)だったね。
永原慶二が死んだそうだ。今朝の新聞に出ていたのだけど、一昨年の石井進、今年の初めの網野善彦に続いて、また一人日本中世史の大家が鬼籍に入ったことになる。
私はこの人の本はあまり持っていなく、「源頼朝」と、現在読んでいる「大系 日本の歴史」シリーズの「民衆と内乱の世紀」だけだ。「大系 日本の歴史」はまだ彼の書いた巻までは進んでおらず、この人の研究者としての姿勢等はまだ分からないので、訃報に接したという以外は今のところ書きようがない。
しかしまぁ、彼の死によって影響を受ける人も多いだろうし、これから追悼本とかも沢山出るだろう。何せ、学会でも実力者だったようだからね。
ということで、まだ読んでいたい彼の本を今度読む時には、是非とも彼の研究者としての姿勢をくみ取りながら読んでみたい。論文と違って一般の書籍はそういうことがちりばめられているので、わかりにくいのかもしれないのだけどね・・・・・・。