日付のなびげーしょん(2004年9月・・・21日〜30日まで)
アマゾンで、久しぶりに大安売りのセールをしていた。これで何回目か分からないのだけど、恒例になってきた「980円からの廉価盤セール」だ。今回は期間がいつまでかは知らないのだけど、早速チェックしてみて、色々発見したので、また何枚か頼むかもしれない。
前に、結局届かなかったTHE DUKES OF STRATOSPHEAR「Chips from the Chocolate Fireball」とかね。後、ビーチ・ボーイズの「Sunflower」と「Surf's Up」の2in1があったのだけど、これも欲しいなぁ・・・・・・。
後、Penguin Cafe Orchestraの微妙な時期の2枚もあったので、それも欲しいかな?なんて考えている。何せ、ジェフリー・リチャードソンのキャラヴァン脱退からキャラヴァン再加入までの間を埋める活動はこれだからね。
まぁ、でもこれ位かなぁ・・・・・・。
後、何を思ったのか、急にベートーベンの交響曲が聴きたくなった。全集を買えば安く手に入るかなぁ?などと考えていたのだけど、基本的に高い。2000円台からアマゾンではあったのだけど、やはり、私がある程度知っている指揮者やオーケストラのモノになると、それなりの値段がする。ましてや、日本盤だと、1万円くらいが平均。
日本盤で一番安いのがフルトヴェングラーとウィーンフィルの東芝EMIからの「交響曲全集」だ。輸入盤だと一番安いのは指揮者を知らないので、置いておくとして、その次を探るとワルターとコロンビア交響楽団の「The Complete Symphonies (Box Set) [FROM US] [IMPORT]」だ。この差はダブルスコア位だけど、どちらも録音は古いだろうなぁ・・・・・・。でも、私の分かる数少ない指揮者なんだよね。この二人は。ちなみに、輸入盤だけど、この2枚のちょうど中間位の値段でトスカニーニとNBC交響楽団の「9 Symphonies; Missa Solemnis (Box Set) [FROM US] [IMPORT]」があったりするのだけど、これも魅力的だ・・・・・・。
ところで、一番安いのはケーゲルってドイツの指揮者の「Symphonies Nos. 1-9 (Box Set) [FROM US] [IMPORT]」っていう全集だ。これは今日現在で2210円。うーん、驚異的な安さだと思う・・・・・・。なんにしても、今度、大阪に行ったら探してみようかなぁ・・・・・・。でも、時間がないだろうなぁ・・・・・・。まぁ、取り合えず親父から色々情報を引き出そう・・・・・・。
さて、久しぶりにタイムリーで書くことになる、この今日のドリンクについてだけど、今日飲んだのは、仕事の行きがけにコンビニで買ったもの。そのコンビニは豆乳を色々入れてはすぐ次のを入れると、かなり、取っ替えひっかえ、しているのだけど、そこでの新入荷がこの品。相模や食品という、群馬は前橋のお豆腐屋さんが作った豆乳で、その名も「お豆腐屋さんの生粋豆乳」だ。味は・・・・・・、とにかく飲む豆腐。今まで飲んだ中で、豆感覚と青臭さのバランスが一番豆腐に近いね。本気で、醤油を一刺しして飲みたくなっちゃったからね(笑)。基本的になめらかで飲みやすいのが特徴だと思ったね。うん。
さて、3日振りの日記だ。この月曜から仕事を休んで大学へ集中講義を受けに行っていたから、その間いつもと生活が変わってしまい、日記が書けなかったというわけだ。
しかしながらそれも今日で終わり、やって明日から通常の生活だ。台風もうまい具合に私が家に帰るまで来るのを待ってくれたし、私にとっては都合がよいといえばよいね。
さてさて、今日はアマゾンから荷物が届いたのだが、ここのところ親父がアマゾンでクラッシックのCDを集中的に買っていて、それで、荷物が届いたんだ。例えばどんなのを買っているかというと、
とか、
Weber: Der Freischutz [FROM US] [IMPORT]
とか、
とか、
Bizet: Carmen [FROM US] [IMPORT]
とか、
Madama Butterfly [FROM US] [IMPORT]
とか、
Puccini: La Boheme [FROM US] [IMPORT]
とか、
Lehar: Die lustige Witwe [FROM US] [IMPORT]
とかだ。
きっかけは、カルロス・クライバーが死んだのを話題に私が出した時に(確か、彼が死んだニュースが流れてすぐの頃アマゾンのランキングでクライバーのCDが上位にランクされていて、親父が「なぜだ?」っていった時に私が「追悼記念じゃぁない?」っていったのを「えっ?」って、どうやら親父は死んだのを知らずにいたらしく、ニュースを検索して調べたりしたんだった・・・・・・)、親父がクライバーのCDを買ったのが最初だった。
元々親父は貯め買いする人間なのだが、この時以来オペラを集めるのに夢中になってしまったようなんだね。大体がレコードでオペラをほとんど買ってない(買ったとしても1枚ものの抜粋ばかり。なぜかというと、大量のレコードをとっかえひっかえ聴くのが面倒だからだそうだ)人間なので、CDが安くなってほとんど底値といっても良いような現状(昔はCDでも2枚3枚と枚数がかさんでいたオペラは高くて買えなかった)、ようやく買い始めたというわけだ。
でも、今日書きたかったのはその話ではなくて、包装の話。
今日届いたのは「Lehar: Die lustige Witwe [FROM US] [IMPORT]」なんだけど、これ2枚組で、太めのブックレットが付いて、紙のスリップケースに入っている商品なんだよね。それで、重量や大きさのせいなんだろうけど、小さな段ボール箱出来たんだよね。
危なげな、メール便で来るより安全だからありがたいのだけど、ちょっと前まではこれよりかさばるモノでも紙袋を使ったりしていたので、やはり過剰包装の感は否めない。
せっかく我々消費者にとって非常によろしいショップ(まぁ、色々あるようではあるけど・・・・・・)であるので、ケチれとはいわないまでも、1500円を越えたら送料無料という部分からそれに見合った商品の送付を願いたいね。サービスも良いけど、そのせいで潰れたりしたら元も子もないからね。だからといって、どんな送り方でも構わないというのではないんだよね。その商品に見合った送り方をしてくれればいうことなしということだね。
段ボール箱を使うのはよいけど、もっと大きさのこまい段ボール箱を用意するとか多分、出来ることはあると思うよ。
さて、この前書いたのはいつだったか・・・・・・、あぁ、17日だったな・・・・・・、などと思いつつ、久しぶりにプロ野球の話なんぞ書いてみる。
あの頃はすっかり横浜の次期監督の問題に執心していたわけだけど、今は再び球界再編問題に興味が戻っている。というか、あっちの問題は、全くあれ以降騒がなくなったからね。
さて、パリーグの日程も全て終了してようやく近鉄がオリックスに吸収合併という話が本格的に動き出したわけだけど、なんか、新球団のオリックスバファローズの監督には仰木彬が就任するそうだ。で、何でも、田口を呼び戻すとか何とか・・・・・・。ほんまかいな?まぁ、なんにしても名称と呼ばれた監督で、両チームの監督を経験している人だから打って付けなのは分かるのだけど、なんだか安易な気がしないでもないな。69歳という高齢も気になるし。
そして、仙台を巡って根回し攻撃対企画力の様相を呈してきた、楽天とライブドアだけど、ここに来て、楽天の読売から回し者振りがなりふり構わなくなってきたね。まぁ、仙台行きを表明して、それで加盟申請をした時点で、既存球団側からのライブドアつぶしの先兵と取られても仕方がない行動なんだけどね。
でも、ここに来て、ちょっと冷静になってこの問題を整理してみると、もしかしたら2球団とも申請が許可される可能性があるかもしれないね。楽天がパリーグで、ライブドアがセリーグで。これによって、読売は他のセリーグの球団に対して溜飲が下げられると。
まぁ、それはないか(笑)。
ともかく、パリーグが全日程を終了して、合併の2球団はプレーオフ進出無し。ということで、これから急いで合併するだろうから、面白そうな話は色々出てきそうだ。誰がプロテクトされるかとかね・・・・・・。
そろそろ続々と各球団が自由契約選手の発表をするはずで、取り合えず、まっちーが阪神へ金銭トレードで行くって話だしね。ロッテを自由契約って話の舩木(元阪神)は広島は取らんのかねぇ・・・・・・。とか、思っていたりする。
さて、今日はやたら散らかっている部屋の掃除と整理をして、その時出てきた、まだ書くことが出来ていない7月の終わり以降のいくつかのドリンクについてこれから書くのと、画像を処理出来ていなかったいくつかの画像を処理した。
ということで、今までタイムリーに飲んだと紹介していなかった14種類のドリンクを今日は紹介していく。つまり、今日はドリンク日記(というより、月記)ということになるね。
また、6月8日以降のドリンクの画像については処理が済んだので公開することにしたね。つまり、今まで画像が表示されなかった6月8日以降のドリンクの画像は全て表示されるようになったね。ちなみに、この作業をするために300円弱の大枚をはたいて、メモリーカードのリーダライタを買ったね。これは、バッファローのMCR-C8/U2という11種類のメディアに対応したリーダライタだ。
この日は凄く暑くて、仕事帰りの新幹線の駅で新幹線を待っている時、どうしてもノドが渇いてしまったため買ったドリンク。ちなみに、これは「Vittel」で、フランス産のミネラルウォーター。高度が高く、少々の醜いという意見があるが、私にはちょうど良い硬さだ。それに利尿効果が高いのも好みだったりする。輸入はネスレが行っている関係で駅のネスレの自販機で330mlのペットボトルが買えたんだね。他のドリンクに比べると少々割高だけど、おいしい水だから、まぁ好きでお金出しているってことでね・・・・・・。
ガソリンスタンドで洗車をして貰っている間にガソリンスタンドのキリンの自販機で見つけたドリンク。「キリンガラナ」だけど、実は数年前まで、「キリンメッツガラナ」だった。それで北海道下bていの商品だった。リニューアルしてメッツの冠をはずしてからも北海道でしかお目にかかれないと思っていたのだけど、実は全国展開しているようだ。このガラナ知らない人のために行っておくと、南米原産の木の実の飲料で、コーラと同じカフェインを含んだ飲料ということだ。味はコーラ以上に独特(といっても、本物のコーラの味を知っている人がどれだけいるのやら・・・・・・)。でも、炭酸飲料としては、栄養ドリンク一歩手前の感覚で、個人的には好きだなぁ・・・・・・。
ナカザワという知らないメーカーから出た新製品のお茶。「スヌーピー アミノちゃ。」。今流行のアミノ酸入のお茶だけど、スヌーピーを使っているところが独創的だ。でも、それだけ。うーん、キャラクター勝負ってとこかな?
トーイン「一番摘茶入り宇治茶 ちゃ 緑茶」だけど、これは新幹線のホームに置いてある自販機で手に入るお茶だ。8月7日〜8月8日の京都旅行の帰りに新幹線の中で飲むために買ったお茶。せっかく京都に行ったので宇治茶・・・・・・。というのは嘘で、ただ単にこれを買った自販機で、飲んだことがないドリンクの中から、このお茶が目に止まったから買ったというわけだ。飲んでみると、どうってことナイフ通のお茶。可もなく不可もなく、さらっと流れていくのがどうやら個性らしい・・・・・・。そんなお茶だ。
前に生協で買ったふくれんの酢ドリンクの別の種類。「アセロラ&玄米黒酢ドリンク」というのだけど、そうでなくても酸味の強いアセロラと酢のハーモニーがなかなかだ。リンゴが一応は行っているのだけど、これまた趣の違うアセロラとリンゴの甘さの違いがなかなかだ。つまり、下手物の組み合わせのようで飲んでみると意外と飲みやすい。そんな酢のドリンクだ。
大塚製薬が誇る「オロナミンCドリンク」。そういえば、ここで紹介してなかった気がしたので紹介した。というより、私自身が久しぶりに飲んだ。これについては説明の必要はないと思うけど、炭酸入りの栄養ドリンク風清涼飲料水だ。しかしながら、何が何が、これは立派な栄養ドリンクだと思うなぁ・・・・・・。これと、「ポカリスエット」と「オロナインH軟膏」は大塚製薬のコンシューマー向けの3主の神器ではないのだろうかね。
伊藤園の季節限定おーいお茶シリーズ。今回は「おーいお茶 緑茶 秋旬茶」。季節は秋ということで、苦くないけど、渋みの強い、おにぎりを食べながら飲むと会いそうな味に仕上げてあると思うね。まぁ、毎年「おーいお茶 緑茶 秋旬茶」はここ数年出ているけど、今回が一番渋いかな。近年のカテキンブームが大きいと思うね。
キリンの新しいお茶。「伊賀忍茶」というのだけど、某映画とのタイアップ商品ということにすぐ気が付く。味はごま入りということで独特の風味の味だけど、キリンにしてみれば、まともな味だと思うな。
伊藤園のそば茶が新しくなり、名前が「さらさらそば茶」となった。味は昔と変わらず、強烈なそばの風味が楽しめて香ばしさといいなんといい、飲むそばライクなのが非常に楽しいね。その部分は十分に受け継がれている。今回はパッケージやら名前やらのリニューアルと受け取っておいた方がよいと思うね。
サッポロが出してきた栄養機能食品(確かビタミンC)。これは豆茶で「イソフラボン黒豆茶」と名前が付いている通り、黒豆を使っているので、非常に風味が強い。あたしは豆茶が好きなので、この豆の香ばしさがかなり濃く移ったこのお茶は好物だね。高いのが難点だけど、また気が向いたら店頭からなくらないうちにどんどんと飲んでいきたいね。
めいらくの無調整豆乳。「成分無調整有機豆乳」が付いているけど、ここの豆乳の売りは「豆腐が出来る」こと。でも、私は豆腐は作らずにそのまま飲んだけど、青臭さが少なく、結構飲みやすかったね。さらっとしているのだけど、気分の程青臭くないからね。濃度は微妙だけど、祖のみ口がよいということで、その辺は相殺ではないのかねぇ・・・・・・。
コカコーラの緑茶まろ茶の新しいバージョン。「まろ茶 ひとひら」といって、何種類か絵がある複数種類のパッケージになっている。さて、名前はまろ茶と違うが、中身はまろ茶との違いが分からない。そんなお茶。
クロレラの「蜂蜜黒酢」だけど、またまた生協で買ったドリンク。これは、前のふくれんの酢ドリンクからすると酢の含有量が少なく、酸っぱい蜂蜜ドリンクといった感じだ。でも、さすが大手企業がそつなく作っただけのことはある。
サンガリアのコーヒー。「クイーンコーヒー」こんなのがあるとは知らなかった。もらい物だけど、普通の缶コーヒー。特に特徴はない。一口サイズの190mlの感なので、口が寂しい時一口飲むにはちょうど良いような気がするね。
イギリスのジャズサックス奏者、ディック・ヘクストール・スミスの1972年の1stソロ。ずっと聴いてみたかったのだけど、今年に入り、久しぶりに海外でCD化(要するに絶賛廃盤中だったわけだ)、そして輸入盤国内仕様という形ではあるけど、ようやく日本でも流通することになったんだね。で、早速手に入れたわけだ。で、聴いたわけだ。うーん、これはよい。彼の30代半ばのコロシアム(彼がこのアルバムを制作する前に在籍していたバンド)解散直後の勢いに乗って作った脂ののりきったアルバム。コロシアムほど暑苦しいジャズロックは展開していないモノの(1曲コロシアムの未発表曲が入っているので、その辺はさっ引くとして・・・・・・)、いぶし銀光るジャズロックというか、ブルースロックというか、とにかく、まぁ、ジャンル分けして小さな枠の中にはめておくことがもったいないような魅力に溢れた作品だったんだね。コロシアムは基本的にクリーム直系のハードロックであったのだけど、このアルバムはその直系で、基本はブルースとジャズ色のどちらもが豊かなハードロック。でも、複数のボーカリストがいるせいか曲によって暑苦しさが違う。ベースで参加のマーク・クラークが歌っているのが一番軽く、ついでポール・ウィリアムス(この人はジューシー・ルーシー(ジム・レイバートンのいたバンド)のボーカルの人だね)がかなり暑苦しく、で、コロシアムのボーカルでもあった第二のミック・ジャガーなんていただけない冠でアイドル歌手としてデビューした経緯を持つクリス・ファーローが究極の暑苦しさ(当然、これこそ彼の売りだと私は思っている。彼がジミー・ペイジのソロアルバムで見せた存在感といったら・・・・・・)といった感じだね。とにかく、燻し銀光る噂に違わぬ傑作だったね。
1曲目の出だしを聴いて、「ナショナル・ヘルス!」、こう思ったね。とにかく、ナショナル・ヘルスのジャズっぽい部分はある意味ここで聴けたね。特にこの1曲目はもうちょっとロック色を強くすれば十分ナショナル・ヘルスのアルバムに入っていてもおかしくないと。さて、このギルガメッシュだけど、知らない人のために書いておくなら、1972年に当時のイギリスの若手ジャズミュージシャンが作ったジャズロックバンド。ハットフィールド&ザ・ノースのオーディションをこのバンドのキーボード担当のアラン・ガウエンが受けたために(というか、このギルガメッシュとハットフィールド&ザ・ノースの2バンドを母体にナショナル・ヘルスが結成されたために)、カンタベリー系の一つとして扱われているが、それ以外のつながりはない。しかしながら、アラン・ガウエンは間違いなくソフト・マシーンやキャラヴァンのメンバーと比肩する存在だ(このあたりは、扱いがハットフィールド&ザ・ノースのデイヴ・スチュワートと似ている)。シンセサイザーを使ったピコピコ感漂う浮遊感たっぷりのミニマルなジャズロック(これがナショナル・ヘルス的)から、メロディーラインの非常に美しいエレクトリックジャズまで結構幅広い。ジャズミュージシャンの作ったジャズロックアルバムなので、インプロの比率が高いのかと思いきや、かなりアンサンブル重視なので、そこがかなり聞きやすい要因だったね。
エッグの1974年の3rd。エッグは1970年と1971年にアルバムを発表していて(変名で1969年にも発表)、一旦解散した後、レコード会社からの要請で再結成をしたモノなんだね。メンバーの内、デイヴ・スチュワートはパーマネントバンドを別に持っていたため(ハット・フィールド&ザ・ノースのこと)、結局のところ録音出来てないエッグの曲をようやく録音出来たアルバムということなんだね。1曲目から1stや2ndを聞き慣れた人間にとっては、いつものエッグの音がして大安心。その後もひたすら彼らの音が続く。ボーカルパートの比重が非常に少なくなっているのが過去との違いだけど、それを除けば間隔を空けてもエッグはエッグということだ。ハットフィールド&ザ・ノースの経ての音ということで、それからの影響があるかと思っていたのだけど、これを聞いて思ったことはむしろハットフィールド&ザ・ノースの複雑なアンサンブルパートはやはりエッグのサウンドなんだね。つまり、そこを経ても変わらない普遍的な部分はこのアルバムでちゃんと聴けるってことなんだね。個人的にはスティーヴ・ヒレッジをゲストに迎えてギターも入れた4ピースの5曲目がアーザッチェル(エッグの変名。1969年の変名で作ったアルバムの時に使用。元々スティーヴ・ヒレッジはエッグのメンバー(そうは言っても、エッグがまだ揺り得ると名乗っていた時のメンバーということだが・・・・・・)だったりする。それ以前にエッグはキーボードトリオだという基本的情報を書いておかないとね・・・・・・)の1974年の音といった感じで、この4人の相性の良さを思いっきり実感出来たね。
今日、これまで色々話題に出したハットフィールド&ザ・ノースの1st。このアルバムは(というか、今回買った4作全てらしいが・・・・・・)リマスターされてないので、単純に現在持っているプラケース盤をボーナストラックを抜いて紙ジャケに納めただけの盤。しかしながらほんの数デシベルとはいえカッティングレベルが上がっているし、丁寧にカッティングしたんだろうなって思ったね。まぁ、色々このアルバムを改めて聴いて思ったことは沢山あるのだけど、先にギルガメッシュとエッグの2枚を聴いた後での印象でいうなら、構成エッグ、雰囲気マッチング・モウル、音ゴング、世界観キャラヴァンといったところだろうかね。
こちらは2nd。こちらも1stと同様の内容。ただ、印象としては部品がメンバーの前にいたバンドが透けて見えていたような部分が無くなって部品が渾然一体としてきてハットフィールド&ザ・ノースのサウンドとしてまとまった印象だね。逆に、後のメンバーの活動が透けて見えていたりするね。このアルバムとギルガメッシュのアルバムを足すとナショナル・ヘルスになるわけではないが、限りなく近い音になると感じたね。オープニングの曲なんてその後キャラヴァンへリチャード・シンクレアが持って帰ったような感じがしないでもないしね。
久しぶりの店頭到着日購入。クロスビー&ナッシュの新作が到着しているのを知っていたので勇んで買いに行ったって訳だね。で、買ってきて・・・・・・、というより、もう帰りの車の中でCDのビニール袋をむしり取って車のCDプレーヤーで聴いたわけだよ。最近のデイヴィッド・クロスビーはCPRの活動等を含めてよく分からないのだけど、このアルバムの初っぱなの、つまりかけた瞬間の印象は「ソングス・フォー・サバイバーズ」の延長線上だということ。激しい曲は少ないモノの、比較的大人しめの曲が次々と出てくる内容は、安心して聴けたね。でも、ライナーのクレジットを読みながらオープニング曲を含めて沢山の曲を作曲している人でジェイムス・レイモンドって人の名前があったのだけど、私にとっては始めて見る名前で「誰やこれ?」状態。しかしながら、一番シンプルでフォークロック好きの私の心をくすぐる曲を作る。特に、オープニングの曲なんて、デイヴィッド・クロスビーの曲に聞こえて、「シンプルだけど、良いなぁ」なんて感想を持ってたモノね。そうしたら、こののアルバムのピアノ担当の人だそうで、それどころか、デイヴィッド・クロスビーの息子だそうだ。「おーっ、知らなかったぜ」ってのが本音なんだけど、でも、それなら最初のデイヴィッド・クロスビーの曲に聞こえたっていう感想も納得出来る。で、色々とクレジットを読んでいくと、結構スタッフが「ソングス・フォー・サバイバーズ」と似通っていて、ますます似ているという思いを強くしたね、つまり現時点での印象は、グラハム・ナッシュのアルバムとして聴けるということ。基本的にミーハーなグラハム・ナッシュのファンである私にとっては結構れしかったりする。でも、反面、デイビッド・クロスビーも、大好きなので、そちらの面からはもう少しフィーチュアされて欲しいと思う面がある、だから残念。そんなアルバムだということだ。個人的には1〜2曲目の流れが好き。さて、このアルバムは2枚組なんだけど、1枚目のトータルタイムが45分26秒、2枚目のトータルタイムが29分05秒。2枚合わせてのトータルタイムは74分31秒。つまり、「1枚のCDに収まりますがな」ってこと。何で、わざわざこれは2枚組にしたのかな?よく分からないやね。どう考えても売るためには不利なのにね。単純に長時間録音盤にする不利を無くしたかったからとしか思えないのだけどね。もし、そこまで考えてくれていたのならありがたいねぇ・・・・・・それから、さっきもいったようにミーハーなグラハム・ナッシュファンの私としては、彼のブックレットの中の写真を見るたびに、「良い年の取り方(外見面での話)をしているねぇ」と思ってしまう。ロックミュージシャンって、見る影もなくなる人が多いのに、彼はそうではないからね。