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過去の日記


日付のなびげーしょん(2004年11月・・・21日〜30日まで)

30日
今日聞いたCDのリスト(聞いた順)
29日
今日聞いたCDのリスト(聞いた順)
28日
今日聞いたCDのリスト(聞いた順)
27日
今日聞いたCDのリスト(聞いた順)今日
26日
今日買った新品CD今日買った中古CD今日聞いたCDのリスト(聞いた順)キンクス「パーシー+5」ニック・ドレイク「メイド・トゥ・ラヴ・マジック」ビゼー「「カルメン」「アルルの女」他(シャルル・ミュンシュ指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)」
25日
今日聞いたCDのリスト(聞いた順)shostakovich/SYMPHONIES(RUDOLF BARSHAI/WDR Sinfonieorchester)、ぱーと・すりー今日注文したCD送付
24日
今日聞いたCDのリスト(聞いた順)チャイコフスキー「バレエ≪眠りの森の美女≫全曲(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)」チャイコフスキー「バレエ≪くるみ割り人形≫全曲(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)」:グラズノフ「バレエ≪四季≫コンサート・ワルツ第1番、第2番(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)」キング・クリムゾン「真・紅伝説〜21世紀のキング・クリムゾン・ガイドVol.1 1969-1974」情報
23日
今日買ったCD今日聞いたCDのリスト(聞いた順)チャイコフスキー「バレエ≪白鳥の湖≫(短縮版:全曲)(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)」:プロコフィエフ「バレエ組曲≪シンデレラ≫(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)」ショスタコーヴィッチ「交響曲第5番(レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック)/チェロ協奏曲(ユージン・オーマンディ指揮/フィアデルフィア管弦楽団/ヨーヨー・マ)」モーツァルト「交響曲第40番/第25番(ブルーノ・ワルター指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)」マーラー「交響曲第1番「巨人」(ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団)」
22日
今日買ったCD今日聞いたCDのリスト(聞いた順)ニュー・トロルス「コンチェルト・グロッソ」ニュー・トロルス「UT」キング・クリムゾン「ザ・コレクターズ・キング・クリムゾン Vol.8」リチャード・トンプソン「ヘンリー・ザ・ヒューマン・フライ」
21日
今日聞いたCDのリスト(聞いた順)フェアポート・コンヴェンション「エンジャル・デイライト+1」フェアポート・コンヴェンション「ババコーム・リー+2」フェアポート・コンヴェンション「ロージー+5」リチャード&リンダ・トンプソン「アイ・ウォント・トゥ・シー・ザ・ブライト・ライツ・トゥ・ナイト+3」リチャード&リンダ・トンプソン「ホーキー・ポーキー+5」リチャード&リンダ・トンプソン「ポア・ダウン・ライク・シルヴァー+4」

2004/11/30

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今日聞いたCDのリスト(聞いた順)

  1. チャイコフスキー/バレエ≪くるみ割り人形≫全曲/グラズノフ/バレエ≪四季≫コンサート・ワルツ第1番、第2番(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-3037/8 のDisc2の8曲目まで。
  2. リチャード&リンダ・トンプソン/ポア・ダウン・ライク・シルヴァー+4・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9489
  3. リチャード・トンプソン/ヘンリー・ザ・ヒューマン・フライ・・・VIVID SOUND/VSCD-2899(I)
  4. チャイコフスキー/バレエ≪くるみ割り人形≫全曲/グラズノフ/バレエ≪四季≫コンサート・ワルツ第1番、第2番(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-3037/8 のDisc2の9曲目以降。

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2004/11/28

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今日聞いたCDのリスト(聞いた順)

  1. チャイコフスキー/バレエ≪眠りの森の美女≫全曲(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-3035/6 のDisc2の15曲目まで。
  2. フェアポート・コンヴェンション/ロージー+5・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9485
  3. リチャード&リンダ・トンプソン/アイ・ウォント・トゥ・シー・ザ・ブライト・ライツ・トゥ・ナイト+3・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9487
  4. リチャード&リンダ・トンプソン/ホーキー・ポーキー+5・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9488
  5. チャイコフスキー/バレエ≪眠りの森の美女≫全曲(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-3035/6 のDisc2の16曲目以降。
  6. ビゼー/「カルメン」「アルルの女」他(シャルル・ミュンシュ指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)・・・キングレコード/KICC 8213

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2004/11/28

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今日聞いたCDのリスト(聞いた順)

  1. BEETHOVEN/The 9 Symphonies(FURTWÄNGLER/Wiener Philaharmoniker, Stockholm Pilharmonic Orchestra, Orchester der Bayreuther Festspiele)・・・EMI/7243 5 67496 2 7 のDisc2以降。
  2. チャイコフスキー/交響曲第5番/イタリア奇想曲(スヴェトラーノフ指揮/ロシア国立交響楽団)・・・ポニーキャニオン/PCCL-00514
  3. チャイコフスキー/交響曲第6番/幻想序曲「ロメオとジュリエット」(スヴェトラーノフ指揮/ロシア国立交響楽団)・・・ポニーキャニオン/PCCL-00515
  4. チャイコフスキー/交響曲第4番/幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(スヴェトラーノフ指揮/ロシア国立交響楽団)・・・ポニーキャニオン/PCCL-00513
  5. チャイコフスキー/バレエ≪白鳥の湖≫(短縮番:全曲)/プロコフィエフ/バレエ組曲≪シンデレラ≫(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-3033/4

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2004/11/27

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今日聞いたCDのリスト(聞いた順)

  1. キンクス/パーシー+5・・・BMGファンハウス/BVCM-47041
  2. ニック・ドレイク/メイド・トゥ・ラヴ・マジック・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9482
  3. フェアポート・コンヴェンション/エンジャル・デイライト+1・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9483
  4. フェアポート・コンヴェンション/ババコーム・リー+2・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9484
  5. フェアポート・コンヴェンション/ババコーム・リー+2・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9484
  6. チャイコフスキー/交響曲第5番:ムソルグスキー/展覧会の絵(ストコフスキー指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-7008
  7. Falla/El sombrero de tres picos, La vida breve - interludio y danza, El amor brujo(ERNEST ANSERMET/L'Orchestre de la Suisse Romande)・・・DECCA/289 466 991-2
  8. BEETHOVEN/The 9 Symphonies(FURTWÄNGLER/Wiener Philaharmoniker, Stockholm Pilharmonic Orchestra, Orchester der Bayreuther Festspiele)・・・EMI/7243 5 67496 2 7 のDisc1。

今日

今日は実は仕事だった。先週の土日も仕事だったのだが、2週続けて休みが仕事になった。その代わり先週分は今週の月曜日と金曜日に休みがあったのだけど、今週はない。大変だぁ・・・・・・。

ノドの痛みも余りよくならず、色々引きずったまま年末に突入しそうだけど(これから色々と忙しくなるんだよねぇ・・・・・・)、まぁ、何とかするしかないなぁ・・・・・・・。

しかし、散髪に行きたい。ノドの痛みのあるお陰で、なかなか踏ん切りが付かないんだよね。

今日

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2004/11/26

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今日買った新品CD

  1. キンクス/パーシー+5・・・BMGファンハウス/BVCM-47041
  2. ニック・ドレイク/メイド・トゥ・ラヴ・マジック・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9482

今日買った中古CD

  1. ビゼー/「カルメン」「アルルの女」他(シャルル・ミュンシュ指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)・・・キングレコード/KICC 8213

今日聞いたCDのリスト(聞いた順)

  1. マーラー/交響曲第1番「巨人」(ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団)・・・Sony Music Japan International Inc./SICC 404
  2. モーツァルト/交響曲第40番/第25番(ブルーノ・ワルター指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)・・・Sony Music Japan International Inc./SICC 401
  3. ショスタコーヴィッチ/交響曲第5番(レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック)/チェロ協奏曲(ユージン・オーマンディ指揮/フィアデルフィア管弦楽団/ヨーヨー・マ)・・・Sony Music Japan International Inc./SICC 356
  4. アンセルメ/ドビュッシー名演集(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-7058
  5. キンクス/パーシー+5・・・BMGファンハウス/BVCM-47041
  6. ニック・ドレイク/メイド・トゥ・ラヴ・マジック・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9482
  7. ビゼー/「カルメン」「アルルの女」他(シャルル・ミュンシュ指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)・・・キングレコード/KICC 8213
  8. ベルリオーズ/幻想交響曲、序曲≪ローマの謝肉祭≫、≪ベンヴェヌート・チェルリーニ≫(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-7069
  9. リムスキー=コルサコフ/シェラザード・スペイン奇想曲(ストコフスキー指揮/ロンドン交響楽団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-7022

キンクス「パーシー+5」

さてさて、キンクスの「パーシー」である。これにてキンクスのパイ時代はコンプリートとなった。足かけ5年掛けて集めたって訳だ。その間にレーベル間で販売権の移動があったりしたが、その移動に伴う再発によってそろえることが出来たので、良しとしておこう。キンクはどのアルバムを聴いてもそれなりのおもしろさがあるので、パイ時代はコンプリートしたかったんだよね(どんな理由だ!って、突っ込まれそうだが・・・・・・)。そんなこんなで聴いた第一印象をば少しだけ・・・・・・。かわいいアルバムだね。パイ時代最後のアルバムなんだけど、「アーサー〜」意向の演劇指向なキンクスにピッタリ合ったサウンドトラックだと思うね。映画を見てみたいけど、日本ではリージョンコードの関係で見ることが出来ないらしい。困ったモノだ。B級エロコメということで、私の一番好きなジャンルじゃぁないか(笑)。

ニック・ドレイク「メイド・トゥ・ラヴ・マジック」

ニック・ドレイクの最新レアトラック集。ライナーを読むと、編集した人たちは本気でこのアルバムを彼の4枚目のアルバムとして編集したようだ。1974年に夭折したイギリスのシンガーソングライターである彼の魅力は十分に伝わってくる。3rdアルバムの「ピンク・ムーン」以上に内省的な内容となっているので、やはり4枚目という位置づけで制作されたいとは伝わってくる。しかしながら選曲はデビュー頃からの曲ばかりで、別テイクなどを中心に集められているようだ。アルバム未収録の曲も含まれているが、これは別のコンピで発表済みだったりする(でも、それも最良のテイクがある場合はそちらを収録)。私はあまりレアトラック集とかは買わない。ましてや、オリジナルアルバムを3枚中1枚しかもっていず、この人の全体像も掴めてないのに買っている。まぁ、それくらい、言葉では表すことの出来ない魅力があるって事だ。

ビゼー「「カルメン」「アルルの女」他(シャルル・ミュンシュ指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)」

シャルル・ミュンシュとニュー・フィルハーモニア管弦楽団よるビゼーの作品集(プラスアルファ)オペラ「カルメン」を管弦楽の組曲にした「カルメン」組曲と、組曲の「アルルの女」の抜粋。それにおまけとして、オッフェンバックのバレエ「パリの喜び」の抜粋が入っている。このCDは、中古で買ったのだけど、試聴してみて「カルメン」の組曲の1曲目の「第1幕への前奏曲」を聴いた瞬間に「買いだ!」と思ったね。何でもミュンシュのビゼーはこの録音だけだそうで、フランス音楽を色々やっている印象の強い彼が「カルメン」は別として、「アルルの女」の全曲を残してないとは思っていなかったね。しかし、聴きたかった・・・・・・。そう期待させるだけの内容を持つ演奏だったね。今回買ったのは10年前に出た古い盤だけど、おまけの曲を色々変えながら今や1000円盤にリストアップされている(カップリングはアーサー・フィドラー、ボストン・ポップスの「くるみ割り人形」組曲)。良い時代になったモノだ。

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2004/11/25

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今日聞いたCDのリスト(聞いた順)

  1. shostakovich/SYMPHONIES(RUDOLF BARSHAI/WDR Sinfonieorchester)・・・BRILLIANT CLASSICS/6324 のDisc9。
  2. shostakovich/SYMPHONIES(RUDOLF BARSHAI/WDR Sinfonieorchester)・・・BRILLIANT CLASSICS/6324 のDisc10、6曲目まで。
  3. アレア/1978・・・Arcangelo/ARC-7065(WQCP-167)
  4. ザ・バンチ/ロック・オン+3・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9486
  5. ザ・バンチ/ロック・オン+3・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9486 の6曲目まで。
  6. shostakovich/SYMPHONIES(RUDOLF BARSHAI/WDR Sinfonieorchester)・・・BRILLIANT CLASSICS/6324 のDisc10、7曲目以降。
  7. shostakovich/SYMPHONIES(RUDOLF BARSHAI/WDR Sinfonieorchester)・・・BRILLIANT CLASSICS/6324 のDisc11。
  8. ザ・バンチ/ロック・オン+3・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9486 の7曲目以降。

shostakovich/SYMPHONIES(RUDOLF BARSHAI/WDR Sinfonieorchester)、ぱーと・すりー

さて、丸一週間空いたけど、ショスタコーヴィッチの交響曲全集を聴くのを再開したので、レビューも合わせて復活させたい。ただ、幾分レビューの方が遅れ気味で、Disc6〜Disc8までの3枚は一週間前に聴いた時の記憶と印象を元に書くので、かなり正確さを欠くかもしれないということを先に言い訳しておこう。

まずはDisc6から。9番と10番のカップリングだ。まずは実は10番の方から聴いたのだけど、そのわけは何かと人気が高い作品ということを聴いたからである。そういうことで、10番の話からするけど、これは、私はよく知らないのだけど、5番に次いで演奏される曲だそうだ。一言で言うとそれまでの交響曲とは違う明るさを感じさせる。そして、少々複雑。でも、基本的に簡潔明瞭で分かりやすい。まぁ、それはこの曲がスターリンの死去後に出来た曲ということに関係しているのかもしれない。で、演奏は相変わらずの安定感。そして、9番は5楽章ある交響曲で、個人的にはこの人の交響曲としてはダンサブルで明るいので、良いと思うのだけど、あまり人気はないようだ。初演者はムラヴィンスキーだったそうだが、彼の録音を探してみると無かった・・・・・・。

次はDisc7。11番だけど、これは「1905年」という副題の付いた標題音楽。ということは副題だけでなく、各楽章に題名が付いていて、それにちなんだ演奏がされているというわけで、それぞれ第一楽章から順に「宮殿前広場」「1月9日」「永遠の記憶」「警鐘」というようになっている。曲自体が云々というような表題ではなく、1905年というこの年を以下に表現出来ているかがやはりこの曲の演奏の鍵なんだろうと思うけど、熱かった題材が題材だけに(1905年でロシアといえば、「血の日曜事件」ということになる)、かなり暗め。それをこの演奏は思いっきりタメを効かせて演奏そうしてくれていると思う。

次はDisc8で、12番目の交響曲だ。この曲は「10月革命」にちなんだ副題が付けられている。というか、「1917年」という全体に対する副題から分かるってモノだ。それぞれ第一楽章から「革命のペトログラード)」「ラズリーフ」「アウローラ」「人類の夜明け」というようになっている。で、曲自体は実はつまらない。短い曲だから良いモノの、これで1時間位ある曲だったら本当に退屈してしまうだろう。だが、演奏は素晴らしい。タメの効いた腰の据わった演奏は天下一品だと思う。ムラヴィンスキー(彼が初演者)の盤でも効けば評価は変わるのかもしれないけどね。

そして、Disc9。13番ということで、これは歌付きの交響曲だ。「バービイ・ヤール」という詩に曲を付けたモノらしいのだが、ごめんなさい、詳細はよく知らないです。5楽章仕立てで、非常に長い曲になっている。バスの独唱(というか朗読?)という形になるのだけど、印象は「やりたいことをやっているなぁ」ということだ。演奏は・・・・・・、どうなんだろう。堂に入ってはいるから、私は好きなんだけどねぇ・・・・・・。

で、Disc10。14番目の交響曲。これは全11楽章からなる歌曲集で、マーラーの「大地の歌」同様、交響曲であるかどうかが微妙なところだ。それぞれに副題が付いていて、第一楽章から順番に「深きところより」「マラゲーニア」「ローレライ」「自殺」「用心して」「マダム、ごらんなさい」「ラ・サンテ監獄にて」「コンスタンチノーブルのサンタンへのザポロージュ・コサックの返事」「おお、デルヴィーク、デルヴィーク」「詩人の死」「結び」というようになっている。ソプラノとバスが単独で歌ったり合唱したりと場面場面に合わせて効果的に使われているのだけど、曲自体が淡々と進行する曲なので、バルシャイの解釈では妙におとなしい演奏に感じたね。

最後はDisc11の15番。非常に起伏の激しい曲で、夜中に聴くのには少々つらかった(笑)。しかしながら、様々な楽曲のパロディが盛り込まれていたりと結構楽しく聴ける曲だったね。でも、一つ難点をいうとするなら、室内楽的たたずまいの曲であるので、非常に細かいニュアンスを聴かせる部分が多く、曲のほとんどが弱い音なんだね。だから、たまに迫力のある場面に来るとボリュームを絞りに行くと、特にメリハリをきちんときかせられるバルシャイだから、その傾向は寄り激しいのだと思うのだけれどね・・・・・・。

今日注文したCD

  1. Mahler/The Complete Symphonies [FROM US] [IMPORT]
  2. Ravel/Bolero [FROM US] [IMPORT]
  3. Debussy/Prelude a l'apres-midi d'un faune; Mer No1-3 [FROM US] [IMPORT]

アマゾンでの久々の注文(約1ヶ月ぶり)になったのだけど、親父の(Pyotr Il'yich Tchaikovsky: Eugene Onegin [FROM US] [IMPORT])も合わせると、合計で4組の注文になったね。久々の大きな買い物だ。これで年末までの私のアマゾンでの買い物は終わろうと思う(多分)。

さて、まずはマーラーの交響曲全集だけど、これはバーンスタインの評判の良い晩年のユニバーサルから出ている交響曲全集ではなく、若き日のソニーから出ている交響曲全集だ。入荷までには3〜5週間と長い時間を要するのだけど、HMVでの同じ全集の価格と比べると1500差と段違いに安くお得感がたっぷりだ。少々待ってでも、年末のゆっくり時間がある時(本当にあるかどうかが怪しいが・・・・・・)に、ちょうど届いてくれて、ゆっくり聴ければと皮算用している。

で、後の2枚はデッカから出ている「DOUBLE DECCA」シーズのモノだ。知らない人のために書いておくと、「DOUBLE DECCA」はその名の通り2枚組のモノで、ここ10年位出している、廉価盤のシリーズだ。大体が管弦楽の選集が多いのだけど、たまにオペラとかもあるらしい。また、LONDONからの「DOUBLE LONDON」もあるので、レーベル名がアマゾンでは、「DOUBLE DECCA」と「DOUBLE LONDON」に分かれていて、探しにくいことがある(それどころか、単に「DECCA」だけの表記も見たりする)。きちんと調べてないから正確な話ではないが、HMVでは、この二つのレーベル名は「DOUBLE DECCA」で統一されている(と思う)。

まぁ、そんな話はこれくらいにして、今回買ったのはシャルル・デュトワ指揮によるモントリオール管のラヴェルの管弦楽選集と、ドビュッシーの管弦楽選集だ。どちらとも、近代フランス音楽なんだけど、この手で私の好みで録音がよいのはこれだろうと当たりを付けての購入だった。ラヴェルや、ドビュッシーあたりなら同じシャルルでもシャルル・ミュンシュや、私の大好きなエルネスト・アンセルメがよいのだろうけど、2人とも、まとまった選集が無く、ちょこちょこ集めている寄り、取り合えず、両者の入門CDとして、今回注文したのを楽しもうかと思っている。というか、アンセルメは、ドビュッシーは買っているからね。しかし、ミュンシュ・パリ管のラヴェル「ボレロ」は親父が持っていて聴かせてくれたけど「凄い」の一言。今は国内盤が非常に安く出ているので、いつか購入しようと思うね。

送付

さて、話変わって、先日書いた公務員試験の合格の話だけど、翌日に採用を検討する庁から意向調査の用紙が届いた。それを本日提出した。

これで、「採用選考用のリストに君の名前を載っけたよ」ってな民間会社でいうところの内定通知が来るそうだ。

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2004/11/24

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今日聞いたCDのリスト(聞いた順)

  1. チャイコフスキー/バレエ≪くるみ割り人形≫全曲/グラズノフ/バレエ≪四季≫コンサート・ワルツ第1番、第2番(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-3037/8 の「コンサート・ワルツ第1番、第2番」以外。
  2. キング・クリムゾン/真・紅伝説〜21世紀のキング・クリムゾン・ガイドVol.1 1969-1974・・・ユニバーサル インターナショナル/UICE-1105/8 の残り。
  3. アレア/1978・・・Arcangelo/ARC-7065(WQCP-167)
  4. チャイコフスキー/バレエ≪くるみ割り人形≫全曲/グラズノフ/バレエ≪四季≫コンサート・ワルツ第1番、第2番(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-3037/8 の「コンサート・ワルツ第1番、第2番」。

チャイコフスキー「バレエ≪眠りの森の美女≫全曲(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)」

実は、今回聴いた3つバレエ音楽の中で一番印象が薄い。よって色々は書けないのだけど、まぁ、一言だけ。非常にきれいな今日だけど、リズムでしめるところは締めてある曲という印象を持っていた。この曲はドンピシャ。そんな印象を寄り強固にしてくれるモノだった。チャイコフスキーの特長として、情景の場面が美しく流れて、踊りの場面は印象に残るフレーズをリズミカルにという感じなのだけど、この作品は美しく流れる感じに傾きが少々向いてるかな?そういう意味ではメリハリが少々私にとっては足りなかったね。ただ、何で印象に薄いかというと、長いって事なんだね。さすがに2時間もつれは聴いていて疲れたね。まぁ、コーヒーでも飲みながらリラックスして聴くのがこつだとは思うのだけどね・・・・・・。

チャイコフスキー「バレエ≪くるみ割り人形≫全曲(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)」:グラズノフ「バレエ≪四季≫コンサート・ワルツ第1番、第2番(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)」

さて、アンセルメのチャイコフスキー3大バレエの全曲シリーズもさごの1曲となってある意味一番ポピュラリティーのある「くるみ割り人形」となった。この曲は、本当に各曲毎にめまぐるしくリズムもメロディーも変わる非常にカラフルな曲だけど、それを見事に体現させてくれるおもしろ内容となっていたね。特に世界各国の舞曲を取り入れた小さい曲の集まりの部分(ここが一番有名だろうね)なんて、その辺の実力が発揮されている感じがしたね。で、おまけで付いているグラズノフのバレエ「四季」も良かった。こちらはオーケストレーションはカラフルでないモノの、非常にリズミカルにメリハリのきいた演奏をしていたね。しかし、プロコフィエフの「シンデレラ」同様、印象は薄い(笑)。後、「コンサート・ワルツ」は良かった。ウィーンナワルツの良質のパロディのように感じたけど(アンセルメの演奏がそう感じさせるのか?)、舞踏会の情景が頭に浮かんでくるようだったね。

キング・クリムゾン「真・紅伝説〜21世紀のキング・クリムゾン・ガイドVol.1 1969-1974」

1991年の4枚組の箱、「紅伝説」に取って代わる目的で編纂された新しい箱、第1弾。全部でCD8枚となるため、第1弾と第2弾と2回に分けて発売されるそうだ。「紅伝説」の時は1970年代〜1980年代に掛けてのキング・クリムゾンのヒストリーボックスだったのだけど、今回はそれに1990年代以降が加わったた上に、従来は4枚中1枚がライヴ音源を収録していた盤だったのに対し、今回は現段階で既に4枚中2枚がライヴ音源ということもあって、ヒストリーボックス+ライヴボックスという構成になっているようだ。で、一応聴いてみたのだけど、やはり目玉は1stアルバムのオリジナルマスター発見による新規リマスター音源収録だろうか?全曲収録というわけにはならなかったけど(実は全曲なんだけど、4曲目の一部がカットされている)、鮮度の違う音が入っているのはよい意味で違和感があったね。後、未発表テイクはライヴ音源に一曲あるだけだった。まぁ、これは仕方がないかな?リリースがどうなったのか分からない、「グレート・ディシーヴァー」の新装盤に期待しよう(この8枚組に取って代わられたんだっけ?)。

情報

所で、久しぶりに音楽レビュー以外の話を書くけど、なんか来年の2月に東芝EMIがバッドフィンガーのアップル時代のアルバムを紙ジャケにて再発するという話をつかんだ。

今のところCCCDの表記はないので検討に値するのだけど、前身バンドのアイヴィーズを含めて一挙に5枚出るそうだ。

嬉しい。

個人的にはずっと聴きたくて、最初に再発された時に果て手が出ずに、手が出せる頃になったら絶賛廃盤中で高嶺の花。特にアイヴィーズには興味津々なだけに、本当に嬉しいね。

紙ジャケ云々は良いとして、久しぶりに再発されるということ自体が嬉しい。多分値段も安いだろうし(東芝EMIの紙ジャケは他社の紙ジャケに比べれば高いのだけど、昔のアップル再発シリーズはもっと高かったからね)、結果値下げしての再発になるからね。

2004/11/23

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今日買ったCD

  1. ショスタコーヴィッチ/交響曲第5番(レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック)/チェロ協奏曲(ユージン・オーマンディ指揮/フィアデルフィア管弦楽団/ヨーヨー・マ)・・・Sony Music Japan International Inc./SICC 356
  2. モーツァルト/交響曲第40番/第25番(ブルーノ・ワルター指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)・・・Sony Music Japan International Inc./SICC 401
  3. マーラー/交響曲第1番「巨人」(ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団)・・・Sony Music Japan International Inc./SICC 404

今日聞いたCDのリスト(聞いた順)

  1. チャイコフスキー/バレエ≪眠りの森の美女≫全曲(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-3035/6 Disc1の13曲目まで。
  2. キング・クリムゾン/真・紅伝説〜21世紀のキング・クリムゾン・ガイドVol.1 1969-1974・・・ユニバーサル インターナショナル/UICE-1105/8 のDisc3の7曲目まで。
  3. ショスタコーヴィッチ/交響曲第5番(レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック)/チェロ協奏曲(ユージン・オーマンディ指揮/フィアデルフィア管弦楽団/ヨーヨー・マ)・・・Sony Music Japan International Inc./SICC 356
  4. モーツァルト/交響曲第40番/第25番(ブルーノ・ワルター指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)・・・Sony Music Japan International Inc./SICC 401
  5. /交響曲第1番「巨人」(ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団)・・・Sony Music Japan International Inc./SICC 404
  6. チャイコフスキー/バレエ≪眠りの森の美女≫全曲(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-3035/6 の残り。

チャイコフスキー「バレエ≪白鳥の湖≫(短縮版:全曲)(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)」:プロコフィエフ「バレエ組曲≪シンデレラ≫(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)」

アンセルメのチャイコフスキー3大バレエの全曲シリーズの「白鳥の湖」。これはよい。アンセルメは好きだったし、チャイコフスキーのバレエを買うならアンセルメと思っていたのだけど、ここまで良いとは思わなかったね。とにかくオーケストレーションが素晴らしい。それと踊ることを意識した音にはなっていないと思うのだけど、それにしてもリズム感覚がよい。これはこの人全ての作品に共通することだけど、特徴である、軽めの打楽器がカラフルに響くので、特にチャイコフスキーなどには似合うのだろうね。おまけで付いていたプロコフィエフの「シンデレラ」も実は初めて聴いたのだけど、なかなか良かったね。ただ、ポピュラリティの面では「白鳥の湖」に負けるので、いまいち印象が薄いという(笑)。

ショスタコーヴィッチ「交響曲第5番(レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック)/チェロ協奏曲(ユージン・オーマンディ指揮/フィアデルフィア管弦楽団/ヨーヨー・マ)」

ショスタコーヴィッチの5番は親父がムラヴィンスキーとレニングラード・フィルのメロディア盤(といっても日本のビクター音産製だが)のLPを持っているのを聴いたことがあるのと(実は今朝も聴いていた)、先日購入したバルシャイの全集の盤と、今回買ったこの盤で実は3作品目の聞き込みとなる。このバーンスタイン盤は非常に有名な盤らしく、人気は高いようだ。しかし、この3種類を聴いておけば他のどの盤も聴かなくて良いとは親父の弁だが、どの盤も個性豊かで面白い。さて、この盤はとにかく熱い演奏ということがあるのだが、それ以上にティンパニーの使い方がその熱気をあおっている。とにかく激しいのだ。で、金管楽器がスピーディーに動き、弦楽器はひたすら重い。それらでバランスを支え、ているモノだから、非常にリズミカルだったね。ロシアの指揮者の様な腰を低くした重さはないが、これはこれでアメリカらしい堂々とした演奏になってるね。で、チェロ協奏曲については何も書かなくても良いでしょうね・・・・・・

モーツァルト「交響曲第40番/第25番(ブルーノ・ワルター指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)」

これは凄い。親父にモノラルだけど凄い。といわれて買ったのだけど、私が聴いても凄いと思ったね。演奏自体は硬めで、モノラル録音ということもあるのだけど、それが逆にメリハリがきいて聞きやすかったんだね。モーツァルトの40番と25番といえば、どちらも広く親しまれた有名な曲だけど(特に25番は映画「アマデウス」で効果的に使われていたので、それで覚えている人も多いかも・・・・・・)、そういうのは意外と俗っぽく聞こえてしまうのだけど、それは逆に言えば、それだけ分かりやすいということで、分かりやすいものを引きつけて聴かせるということに成功していると思ったね。

マーラー「交響曲第1番「巨人」(ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団)」

「巨人」の決定盤だそうだ。ワルターが、マーラーの弟子というのは有名な話だけど、この演奏が規範らしい(本当か?)。確かに、ワルターのマーラーは「大地の歌」を聴いた時に素晴らしいと感じた(「大地の歌」はワルターが初演者だったはずだ・・・・・・)。でも、これも負けず劣らずだ。とにかくロマンティックで、この曲の持つポピュラリティを凄く引き出していると思う。マーラーは凄くメロディが親しみやすいと私は考えているのだけど、その親しみやすいメロディをきちんと聴かせてくれるので、派手さは押さえられているけど、私の好みの直球ど真ん中であるね。

2004/11/22

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今日買ったCD

  1. リチャード・トンプソン/ヘンリー・ザ・ヒューマン・フライ・・・VIVID SOUND/VSCD-2899(I)

今日聞いたCDのリスト(聞いた順)

  1. ニュー・トロルス/コンチェルト・グロッソ・・・Arcangelo/ARC-7063(WQCP-165)
  2. ニュー・トロルス/UT・・・Arcangelo/ARC-7064(WQCP-166)
  3. キング・クリムゾン/ザ・コレクターズ・キング・クリムゾン Vol.8・・・ユニバーサル インターナショナル/UICE-1101/4
  4. リチャード・トンプソン/ヘンリー・ザ・ヒューマン・フライ・・・VIVID SOUND/VSCD-2899(I)
  5. リチャード・トンプソン/ヘンリー・ザ・ヒューマン・フライ・・・VIVID SOUND/VSCD-2899(I)
  6. チャイコフスキー/バレエ≪白鳥の湖≫(短縮版:全曲)/プロコフィエフ/バレエ組曲≪シンデレラ≫(アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団)・・・ユニバーサル クラッシックス&ジャズ/UCCD-3033/4

ニュー・トロルス「コンチェルト・グロッソ」

これは買い直し。リマスター盤がでるとのことで買ったのだけど、旧規格盤に付いていたボーナストラック(カメリアダイヤモンドのCM曲だっけ?)はオミットされてしまった。まぁ、このアルバムの一部分を切り取っただけの曲だからよしとしておこう。さてさて、音の方はかなり良くなった。特にこのアルバムのレコードでいうところのA面は現代音楽なので、リマスターされてお著の輪郭がぼけなくなってきたのは非常に嬉しいな。そんなわけで、音が良くなったので、この盤が沢山売れると個人的には嬉しいと思う。とにかく、美しい曲だからねぇ・・・・・・。このアルバムA面に収録されている曲は。

ニュー・トロルス「UT」

「コンチェルト・グロッソ」と同じく、買い直し品で、新規リマスター盤だけど、このアルバム、わたしはずっと「ゆー・てぃー」って呼んでいたのだけど、実は違っていて、「ウト」と読むんだってね。つまり、音階の一番はじめの意味になるって事だね。今回のライナーを読んで、初めて知ったよ。まぁ、それはよいとして、このアルバムも結構面白いね。「コンチェルト・グロッソ」からは、ライヴアルバムを挟んでのリリースとなるのだけど(その間のライヴアルバムはCDでは見たことがないのだけど、出ているのだろうか・・・・・・)、大分作風は替わっているからね。この後ニュー・トロルスと、イビスの2バンドの分裂する事からも分かるように、様々な内容が詰まったアルバムだけ。実は、傑作。

キング・クリムゾン「ザ・コレクターズ・キング・クリムゾン Vol.8」

さて、最初のリリース情報からいうと1年待たされたと思うのだが、ようやく出ることになったクリムゾンのオフィシャルブートの箱、第8箱目。今回はプロジェクト1の1997年のライヴと、クリムゾンの1972年のライヴ(アースバウンド組とでもしておこうか・・・・・・)と、同じく1972年のライヴの4枚からなる。プロジェクト1は1997年のクリムゾンのニューアルバムのリハーサルが失敗したことから派生したフラクタル分裂の一翼を担うバンド。メンバーはビル・ブラッフォード、トニー・レヴィン、ロバート・フリップ、トレイ・ガンの4人だ。プロジェクトシリーズの4つのバンドの中では一番生な人間味のするバンド。で、全て即興音楽集団であるのだけど、一番ロックしているバンドでもある。そいつのとっても面白いライヴが出てきたって事だね。次は1972年のライヴで、これは「アースバウンド」の音の良いバージョンのような2枚組のライヴ。それだけ。後もう一つがジェイミー・ミューア在籍時の貴重なライヴ。また、大変なモノを出してきたモノだ。私はこの時のビル・ブラッフォード、ジョン・ウェットン、ジェイミー・ミューア、デイヴィッド・クロス、ロバート・フリップの時代の編成が異様に好きなので、出ただけでたまらなかったね。

リチャード・トンプソン「ヘンリー・ザ・ヒューマン・フライ」

さて、このアルバムは9月25日発売だったのだけど、ようやく手に入ったね。しかし、2ヶ月も送れて手に入るとは、どこで滞ってたのやら・・・・・・。まぁ、それはよいとして、このアルバムはリチャード・トンプソンのフェアポート脱退後の初のアルバム。つまり、1stソロって事だ。実は「エンジャル・デイライト」とは双子のようなアルバムで、こちらの方がアーシーな香りが少ないということになる。ロックンロール色が強く、トラッドのビートかということはこちらの方が強く感じるね。

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2004/11/21

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今日聞いたCDのリスト(聞いた順)

  1. フェアポート・コンヴェンション/ババコーム・リー+2・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9484
  2. フェアポート・コンヴェンション/ロージー+5・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9485
  3. リチャード&リンダ・トンプソン/アイ・ウォント・トゥ・シー・ザ・ブライト・ライツ・トゥ・ナイト+3・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9487
  4. リチャード&リンダ・トンプソン/ホーキー・ポーキー+5・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9488
  5. リチャード&リンダ・トンプソン/ポア・ダウン・ライク・シルヴァー+4・・・UM3/USM ジャパン/UICY-9489
  6. パトリック・モラーツ&ビル・ブラッフォード/ミュージック・フォー・ピアノ・アンド・ドラムス・・・Arcangelo/ARC-1082

フェアポート・コンヴェンション「エンジャル・デイライト+1」

フェアポートの紙ジャケシリーズ第2弾という事で、今回は、6thから8thまでがリリースされた。で買ったのだけど、今回はプラケース用のブックレットが付属しておらず、オリジナルのリマスタープラケース盤はどうなっているのか興味が尽きないところだ。これはリチャード&リンダ・トンプソンやザ・バンチも含め共通している。ただ、英文ライナーは付属しているね。さて、この「エンジャル・デイライト+1」だけど、前作「フル・ハウス」からリチャード・トンプソンが抜け、サイモン・ニコルと3人のデイヴによる4人組となっての初めての作品だ。「フル・ハウス」にあった男臭い力強いトラッドフォーク色は実は薄れ、もっとアーシーな方向性へシフトしてきている。多分この辺がリチャード・トンプソンの脱退の原因なんだろうね。もっとロックンロールしたかったんだと思うな。

フェアポート・コンヴェンション「ババコーム・リー+2」

ということで、前作に引き続きのメンバーでの作品だけど、今回はアメリカで19世紀末に実際にあった事件を題材にしたコンセプトアルバムになっている。ということはさらにアーシーな方向性をだし、アメリカンフォークへ近づいてきているということだ。オープニングとかちゃんとトラッドフォークを基調にしたフォークロックっぽい音になっているのだけど、全体的には末期のバーズみたいな音というか、かなりアメリカよりの音になっているね。で、ストレートにポップなアメリカンロック風の作品もあったりして、結構驚かされる。普通、フェアポートがアメリカナイズされるのは次のアルバムで、トレヴァー・ルーカスが入ってきてからということになっているが、前作といい、今作といい、その下準備と捉えることも可能かもしれないね。

フェアポート・コンヴェンション「ロージー+5」

さて、そのトレヴァー・ルーカス(彼は元フェアポート・コンヴェンションのボーカリストのサンディー・デニーの夫)が加入しての第一作。遂にサイモン・ニコルも去り、デイヴ・間タックスも去ってしまって2人のデイヴになってからの作品だけど、トレヴァー以下新メンバーの加入で何とか完成させた作品。実はその後デイヴ・マタックスはで戻ってきているので、アルバムの発表時には正式メンバーとしてクレジットされている。で、このアルバムは前作の延長線上にあり、アメリカとイギリスのフォークのおいしい部分が両方一遍に楽しめる作品となっている。特にオープニングのタイトルトラックが実はその折衷案を上手く消化した曲で、個人的にはお気に入りだったりする。

リチャード&リンダ・トンプソン「アイ・ウォント・トゥ・シー・ザ・ブライト・ライツ・トゥ・ナイト+3」

トンプソン夫妻のデュオ第1作。リチャード・トンプソンがフェアポートを脱退して、ザ・バンチやソロアルバムなど出していたが、ここに来てデュオ名義のアルバムを出してきたそうだ。基本的には初期のフェアポートを彷彿とさせる男女のボーカルの入り乱れたフォークロック。ただ、フェアポートにはないロックンロール色の強さがあるため、ちょっとどぎつく聞こえる部分もある。

リチャード&リンダ・トンプソン「ホーキー・ポーキー+5」

2nd。基本的に前作を踏襲している。というか、前作の延長線上にある。ロックンロール色はどんどん増して行ってるような気がするね。ということで、本家フェアポートとはいよいよ違う路線を歩み始めたと言うことかな?そんなノリのアルバムだ。

リチャード&リンダ・トンプソン「ポア・ダウン・ライク・シルヴァー+4」

さらに延長線上にあるアルバム。うーん、良いアルバムであるがこれ以上書きようがない。ちょっとここに来てポップな感じが薄れている気がしてならない。アーシーな面やトラッド一辺倒などといった感触ではなく、全体的にバランスの良い(そうは言っても、ロックンロール色は強いのだが)音となっているね。

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