さて、今日は音楽ネタばかりだ。というか、それしか書く時間がないだけなんだけどね・・・・・・。
さて、今日からようやくバーンスタインによるのチャイコフスキーの交響曲全集(旧録音)を聴き始めたので、いつものごとく収録曲を整理するための覚え書きを書いておこうと思うね。
CD1
CD2
CD3
CD4
CD5
以上が収録曲だけど、日本語の表記による収録曲一覧を見つけられなかったので、英語表記にしたんだね。さてさて、まぁ、それはそれとして、全体的な雰囲気はこの全集は付録の小作品と後期の交響曲がバーンスタインの演奏スタイルにマッチしていると思うね。あくまでもこれは全体的な印象だけどね。この印象に沿って、個々のレビューはしていこうと思うね。
バーンスタインがチャイコフスキーをどう捉えているかが問題なのだと思うが、何はともあれこの「冬の日の幻想」は彼の演奏スタイルには似合わない曲だと思うね。やはりこの曲の面白いところはロシア的なパーッカッシヴな迫力と、ロシア民謡風のメロがフュージョンしているところだと思うのだが、それが非常に大地にしっかりと根ざした迫力で表現しているのはかなり面白く聴けるが民謡風のメロが少し平板なんだよね。歌が違う方向に流れている気がするんだね。
続いてのこの曲だけど、「小ロシア」も「冬の日の幻想」と同じく迫力があるけど、どこかピンぼけの演奏。この曲についてはテンポ設定がいまいちのずれとなっているのかもしれない。
そしてポーランドだが、実はこの曲についても・・・・・・。同じなんだね。しかしながら、さすがチャイコフスキー、いわゆるバーンスタインのアメリカ的迫力にもこの曲は十分耐えていると思う。私が他に持っているスヴェトラーノフの盤とは比べるべくもないが、それでも、なかなか健闘していると感じるね。
これは良い。この曲はメロディとリズムと勢いと迫力。それらを渾然一体にして聞き手にぶつけてくる曲と理解しているのだが、そういう曲としてきちんとバーンスタインは処理している。交響曲の1番から3番までにあったリズムの怪しさは個々でみじんも感じることはなく、最後まで一気に聴かせてくれたね。これは相当の爆演と感じたね。特にテンポの動かし片が非常に小気味よいね。決してロシア的ではないけど、ある意味ストコ先生のバージョンに近いかもしれない。
4番だけど、ここから交響曲に対する印象ががらっと変わる。まぁ、チャイコフスキーの交響曲ではこの4番から妙にワールドワイドな指向となっているので、それがバーンスタインの演奏とマッチした結果だろうね。全ての交響曲の中では一番出来がよいかな?全体的なテンポ設定はこの曲でも妙に変で、ロシア的な匂いは微塵も感じないけど、それが素晴らしい粘りけを生み出していると感じたね。ただ、第4楽章の主題についてはこの粘りけがじゃまだ。粘り気の無い咆哮するブラスサウンドを堪能したかったね。
この曲も「ロメオとジュリエット」と同様に彼のスタイルに似合っている。ひたすら爆演という訳ではないが、きちんと強弱を使い分けて、美味く処理が出来ているという印象だね。迫力優先という訳ではないのだろうけど、凄まじく鳴らすスヴェトラーノフのとは違った意味での爆演ということだね。
5番だが、親父はこの5番が大好きなんだそうだ。私も非常に気に入った。印象は今までの交響曲と何も変わらず、粘り気の強い迫力のある演奏だけど、それが一番ぴったりしているということだ。同じフレーズをしつこいくらい繰り返し、その音楽の持つ粘り気の作用をある意味利用しているというくらいの感じの曲なので、よけいそう感じるのだろうね。ただ、第4楽章では少し粘り気を緩くして、聴きやすくしているところがバーンスタインの面白さかもしれないね。
これはねぇ・・・・・・、迫力満点だけど、妙に平板だったね。理由は多分、交響曲の第1〜3番と同じ理由だろう。
これがねぇ、ロシア側とフランス側の対比が上手くできてない気がしたね。どちらも同じ調子で演奏しているので、トータルとしてはドンガンドンガン行ってくれる名演に感じるのだけど、題名からくる印象とはほど遠い気がするね。よってこれはバーンスタインの「1812年」といったところかな?
なんかねぇ、この曲もマゼールの「悲愴」と同様に太鼓が運動会サウンドなんだけど、それを除けば粘り気のある素晴らしい迫力に満ちた演奏だと思うね。全体的にはまるでマーラーの交響曲でも聴いているかのような気分になったね。ただ、第3楽章なんてもうちょっとスピード感があっても良い気がしたね。最後だけ合わせたような作りになっていると感じたね。ただ、第4楽章がこの演奏では非常に特徴的だ。この美しさはこの全集中の白眉だね。
これもなかなかの迫力を持った良作。でも、結構ごり押しの感じがして、少々ロシア的なリズム感に欠ける部分が気になってしまったね。うーん、やはり、バーンスタインがチャイコフスキーをやる限界が見えてしまったのかな?
ということで、クラシックについては終わり。これからはポピュラーミュージックについてだ。
凄まじく久し振りに買ったロッド・スチュワートのアルバム。しかもフェイセズとのライヴアルバムだったりする。これがなかなか良い。線は細いが非常にブルージーで、ろっくんろーるなライヴアルバムになっている。決してこのフェイセズをパブロックなんていう人はいないけど、それっぽい雰囲気だよねぇ・・・・・・。ジミヘンの「エンジェル」とか、非常に味わい深いカバーしてるし、なんといってもジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」をカバーというより、コピーしているのが何ともいえなかったね。しかもジョン以上にせわしいロックンロールだしね。これぞまさにロックの醍醐味といったところかな?
1990年のロバート・プラントのソロ作。キャラヴァンファンの私としては現キャラヴァンのダグ・ボイルのギターがこれ以上ないくらいに堪能出来るのでよいね。さて、このアルバムはいかにもロバート・プラントなソロアルバムで、ロカビリーをベースに、そこにマグレブの音をまぶすという、後にペイジ・プラントでやる音楽と同じ音楽をそのまま見たね(まぁ、ペイジ・プラントはもっとメタリックだけど・・・・・・)。とにかく、ロックンロールシンガーとしての彼を知る人にはちょっとメタリックではあるけど、なかなか好アルバムに聞こえるのではないかな?
1970年のデビュー作。一言で言うなら、クラシックとジャズとロックンロールがガチンコでぶつかり合ったインストに情感のこもった歌メロを持つバンドのサウンドということだね。こりゃ、いやでも受けるわね。確かにメンバーからしてスーパーバンド的な要素は強かったけど、それ以前にポップロックのバンドとして素晴らしく機能的だったからね。クラシックを強引にロックロールしようが、普通のフォークロックやってると突然ジャズに変身したりしても、それは小さいことだよね。
20分強に及ぶ表題曲が何かと有名だけど、それより何より、このアルバムはハードロックとして非常に機能的だ。いやぁ、ハードロック小僧の私の血が騒いだね。そして、このバンドがはっきりと、プログレ的な側面は一切持っていないバンドだということが分かったね。このアルバムはそういった意味では重要だよ。かなりブルージーなはードロックアルバムとして楽しめるって事だね。
このアルバムのみ買い直しなんだけど、久し振りにこのアルバムを聴いたら、ハードロックバンドという先入観が面白いことに気付かせてくれたね。ムソルグスキーの「展覧会の絵」のロックアレンジなんだけど、結構オリジナルとかを混ぜて、単にビートに乗せるだけでない工夫を施しているのに、どうしても表層のビートに乗ったクラシックを聴かせてしまうというこのバンドの本質を見た気がしたね。それは結局のところキーボードのキース・エマーソンのパーソナルなんだと思うね。
これが、良いアルバムなんだよね。1st以来の非常にバランスの良いアルバムで、歌物アルバムとしては多分最高傑作ではないかな?でも、「ホウダウン」のような現代音楽をビートに乗せた作品もあるけど、このバンドの持つメランコリックなロックバンドとしての側面が十分に出ている気がするね。個人的には「フロム・ザ・ビギニング」とか非常に好きだね。
前作までのアルバムの美味しいところを統べていただいたアルバムだね。間違いなくこのバンドのピークを記録したアルバムだろう。バンドとしてのパワーはピークを過ぎていたかもしれないけど、私が聴く限りでは超テクニカルでメランコリックなハードロックバンドとして頂点を極めているのだと思うね。ジャケットも映画「エイリアン」で同じみのHR・ギーガの凝りに凝った観音開きじゃけだし、どの曲も素晴らしいね。けちを付けるとしたら、ハイライトの「悪の教典#9」の録音レベルのみ何故か小さいことだね。
前作がスタジオ作での総決算ならこちらはライヴでの総決算といった趣のライヴアルバム。長い長いライヴアルバムで代表曲が全て網羅されているわかりやすさだね。そして、ハードロックバンドとしてのこのアルバムの魅力を一番伝えてくれていると思うね。何せ、ライヴだから・・・・・・。
総決算的アルバムをスタジオ、ライヴと2枚連続で作ったためにしばらく空いたインターバルの後の1977年のアルバム。2枚組で、3人のソロと、バンドの作品というかなり、とんでもない内容のアルバムだ。でもおかげでこのバンドの様々な部分が見えたね。今までのアルバムはまさにこのアルバムで聴けるサウンドのミックスジュースだった訳だけど、このアルバムはそのミックスジュースから個々の原料を取り出したというまさに、自然界の摂理に反したようなアルバムだったね。だからこそ非常に面白いアルバムなんだけどね。
さて、前作のアウトテイクと、ソロ作の寄せ集めで作ったいわゆる前作の続き。コンセプトは同じだけど、明らかにクオリティが落ちたのが残念だね。でもこの作品や前作で明らかに次の方向が見えてきているので、そういう意味では興味深いかな?「ラヴ・ビーチ」は一日にしてならずって事でね。
噂では色々ひどいこといわれているELPのラストスタジオ作(再結成後2枚スタジオ作作ったから実質最後ではないけど)。実はこれが侮るなかれ、トロピカルなロックでかなりの良盤だったりする。しかもエイジアのプロトタイプのようなアルバムでもあるし、エイジアが好きな人はこの「ラヴ・ビーチ」と、UKの2ndを聴けば、エイジアへの各メンバーの道筋がはっきりと見えてきて興味深いね。確かに1stとかが好きな人にはこの脳天気ともいえる開き直ったかのようなポップサウンドな表面が気に入らないだろう。しかしながら、もとからELPの持つポップ性が気に入っていた人は、まさに「待ってました!」といわんばかりの作品だっただろうね。
1977年のオーケストラを連れてのツアーの記録。本当、これは単なる記録にすぎないね。面白いことは面白いのだけどね。
まぁ、これについてはねぇ・・・・・・。特に書くこと無し。
さて、ようやく続きが出るアースバンドだけど、そいつを注文してきたね。昨日今日と近所のレコード屋さんにはいけなかったので、結局のところ発売日長句然のぎりぎり注文になってしまったね。
さて、今日は近所のレコード屋さんに行った後に、福山まで足を伸ばして古本屋を2軒程回ってきたね。実は欲しい漫画があったからなだけど、うーん、正直言って買いすぎてしまったね。
今日は下に詳細は書くが、広島に行っていたので、上記の中古CDを買った。まずはグルーヴィン袋町店にて1番目のCDを発見。2079円と高価だったが現在国内盤は大絶賛廃盤中ということもあるし、輸入盤も3000円弱と結構値が張るので、この値段で、旧国内盤が手に入ったのは良しとしておこう。そして、残りはブックオフ広島大手町店でで1枚250円という素晴らしく安価な値段で買えた。これは嬉しかった。特に家に帰ってちょっと調べてみると、マゼールの「悲愴」は今回買ったソニー盤は大絶賛廃盤中なので、手に入っただけでも得した気分だね(それだけ面白いって意味だけど・・・・・・)。
さて、今日は広島に急遽行った。何をしに行ったかというと、先月の17日に行った広島美術館のベオグラード国立美術館展「ルノワール、ドガ・・・からの小さな贈り物」に再び行ってきたのだ。
午前中に出て、広島に着いて、昼ご飯を食べた後、見に行った訳だが、半月振りに見ても面白かった。良かった。個人的にはやはり好きなんだと思ったね。絵画が。
まぁ、展示会自体は1時間程の滞在で終わって
後は街をブラブラして帰ったんだね。
そのブラブラしている時に見つけたのが上記CDって訳だ。
さてさて、今日のことは今日のこととして、今レビューを書かずに貯まりに貯まったCD達がたくさんあるので、そいつらをここでどどーんとレビューして処理していきたいね。
今日はクラシック編ということで、まだ聴いていない分もあるが、そいつを除いて、今日買って聴いたやつまで含めて8作品を目標にレビューしていきたいね。実はHMVに注文しているCD達が順次これから届きそうだから、早めにレビューしておかないと大変なことになるんだよね。いっぺんに集うからね。
で、残ったポピュラーミュージック14作品は明日に回すということでね。うーん、これでここ2週間の日記を書けなかった分を取り戻せるぞ。
まずは1日に買った分からだ。最初はジュリーニ指揮フィルハーモニア管演奏による、ロッシーニの序曲集だ。全部で8曲の収録で、その内訳は収録順に「アルジェのイタリア女」「セヴィリアの理髪師」「ブルスキーノ氏」「絹のはしご」「シンデレラ」「盗むかささぎ」「セミラーミデ」「ウィリアム・テル」だ。このCDで、ジュリーニは初めて買ったのだけど、この人は歌のある人だけど、まっすぐな演奏に感じたね。だからイタリアが母国の人だけど、このロッシーニはお国のモノだからやりました感が強い気がするね。手元に最強と各方面で噂されるトスカニーニNBC響の序曲集があるのでそいつを聴いてから評価は下しても良い気がするね。まぁ、フィルハーモニア管なので薄味になっちゃった性もあるのかもしれないけどね。例えば「セヴィリアの理髪師」なんて、もうちょっとリズムをタメての演奏にして欲しかったね。
続いては、現在も進行中のブーレーズマーラーチクルスから「巨人」だ。演奏はシカゴ響。1998年の録音ということで、音質は最高だし、ゴールドディスクだしで、値段が中古なのに950円もしたことを除けば文句なしだね(この辺は私の金銭感覚がデフレ方向に狂っている証拠だったりする)。さて、このブーレーズの「巨人」だが、捉え方は元祖現代音楽の作曲家としてのマーラーといった感じだ。ロマン派の匂いが濃厚に匂うこの曲で、それを解析的にさらけ出してくれている。面白いよ。後期ロマン派の濃厚な匂いの構造を理詰めでさらけ出してくれているのだからね。でも、それ以前にブーレーズの指揮には歌があるので、聴きやすい。ただ、こういった演奏方針のようなので、個人的にはマーラーは後期の曲の方が似合いそうに感じたね。
そして、続いてはノイマン指揮チェコフィル演奏による「巨人」だ。こちらはある意味ブーレーズとは反対の演奏になっている。チェコフィルの機能やノイマンの演奏スタイルもあるが、ストレートにあるがままを突っ込んできている管があるのでそう感じた。ただ、聴くまでは「ノイマンにマーラーなんて似合うのだろうか?」と思っていたが、何が何が、これがかなり聴ける。というか、かなり面白い。しかも正統派ドイツ式の演奏に聞こえてしまう。まぁ、指揮者としての修業をノイマンが積んだのは東ドイツだし、別にマーラーが得意でも不思議でも何でもないんだ世なぁ・・・・・・、なんて思っていたりもするのだけどね。
デュトワとモントリオール響の名コンビによる得意のロシア物(というか、これはフランス物といった方がよいか?)だ。「火の鳥」全曲に加え、幻想的スケルツォと、幻想曲「花火」も収録している。当然、ここでは「火の鳥」についてだが、解釈はお師匠さんのアンセルメに近いと感じた。ただ、あの人程、解析的ではないし、バレエ音楽としてのこだわりも内容だけどね。逆にアンセルメのを手本にして演奏会用管弦楽曲として出来ることを最大限至要な演奏といえる。とまぁ、難しい理屈をこねくり回す以前にこの人のきれいな演奏にはこの「火の鳥」のようなめまぐるしく色々なメロディが万華鏡のように出てくる曲が似合っていると感じるんだよね。
続いて、ここからは今日買ったCDについてだけど、まずはベルリオーズの「ロメオとジュリエット」から。これはウェストミンスター原盤のモントゥ指揮ロンドン響演奏の結構人気の高い盤だ。これがひょっと見つかって手に貼っただけでも良いね。さて、この「ロメオとジュリエット」だけど、実は親父が持っているインバルフランクフルト放送響の盤しか聴いたことがない。そちらもなかなか端正な演奏で良かったのだが、こちらは全く別の曲の印象を受ける程の内容だった。この曲非常におおざっぱにいえば、ベルリオーズがベートーヴェンの「第9」の第4楽章の方法論を「ロメオとジュリエット」という題材に流し込んで作った90分に及ぶ巨大な表題交響曲で、ほとんど劇の付いてないオペラだったりする。それを、根限りの迫力と、ラテン系のすばしっこさでモントゥは表現してくれている。1963年の録音で、晩年とはいえ非常に密度の濃い枯れた雰囲気などない演奏で聴き応えはばっちりだったね。「ベテランの演奏を聴いたぁ」って見事に思わせてくれたね。
そして、続いてはバーンスタイン指揮ニューヨークフィル演奏のシベリウスの2番だ。これは1966年の演奏で、若き日のバーンスタインの熱っぽい演奏が堪能出来る。この時期バーンスタインはシベリウスの交響曲全集を作っているがその内の1曲ということだ。うーん、この曲の持つ北欧の荒涼感と耳に残るシンフォニックなメロディとの微妙なバランス感覚というのはこの演奏にはなく、バーンスタイン節とでもいおうか、まっすぐな熱血な節回しを堪能出来る。第4楽章の冒頭の非常に有名なパートなど、そのままアメリカ映画のサウンドトラックに使ってもおかしくない程だ。この演奏自体には賛否両論分かれるだろうが、面白い演奏であることには間違いない。
続いてはマゼール指揮、クリーヴランド管演奏の「悲愴」だ。おまけでウィーン・フィルとの序曲「1812年」が付いている。「悲愴」が1982年で、「1812年」が1983円の録音だと思う。さてさて、ロリン・マゼールといえばチャイコフスキーはデッカにウィーン・フィルとの交響曲全集を1960年代に残しているが、クリーヴランド管時代にも「悲愴」は録音していたようだね。このやつは初めて知ったぢ、初めて聴いた。で、この曲だが、第1楽章第2楽章はクリーヴランド管の緻密な演奏能力を活かした演奏をしていてなかなか面白い。この辺りはさすがオーケストラを操る能力に長けているマゼール先生だけのことはある。しかし肝はなんといっても、タメの全く無い駆け足テンポの第3楽章だろう。その雰囲気といったら運動会のBGMにでも使えそうな雰囲気にまで達している。で、続く第4楽章で急にスピードダウンするので、その対比が非常に面白く、曲全体として大きな仕掛けとなっていることに気付いたね。「こんなの誰もやらねーよ」的快演といえよう。
アイザック・スターンのヴァイオリン独奏による、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。伴奏はバレンボイム指揮ニューヨークフィルによる。1975年の録音で、若き日のバレンボイムと、老境にさしかかりつつあったスターンという組み合わせは、同年に録音されたバレンボイムとルーヴィンシュタインによる「皇帝」と同じ香りを感じた。バレンボイムは協奏曲の指揮者として私の心の中では定評があるのだが、今回の演奏でもその期待は裏切っていなかった。スターンのヴァイオリンはパッと聴いた時には薄味に聞こえたけど、よくよく考えると、今まで聴いてきたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のヴァイオリン独奏者にはチョン・キョンファやダビッド・オイストラフがいるので、それは仕方がないことだろう。
今日は久々にHMVの「本日の特価」の注文だ。今日は英ソニーの2枚組廉価盤シリーズの内の1枚を注文した。これは2枚にドヴォルザークの交響曲の7番から9番までと序曲「謝肉祭」。それにスメタナの序曲「売られた花嫁」と、弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」の管弦楽編曲版という内容だ。指揮者とオケはジョージ・セル指揮、クリーヴランド管演奏というモノだ。こいつは同じシリーズのシューマンの交響曲全集を買っているのである程度知ってはいるが、ちょっと試聴したところかなり期待が持てるね。それに、いつもより350円くらい安い1401円というのが嬉しいね。実は親父が大推薦のセルのドヴォルザーク交響曲選集ということで、かなり期待してるね。
今日は5月以来久し振りに岡山方面へ買い出しに行った。で、8月に発掘した新しい店を巡回リストに入れたために、多くの時間が必要になり、いつもより30分早い、8時半の出発にした。
で、帰ってきたのは久々の午前様だ。ひたすら車で動き回って、久々に思いっきり動いたという感じだ。
上記リストのようにたくさんの物を今日は買ったということなので、その詳細を以下に書いておこう。
まずは友人二人を拾い、山陽自動車道の福山東インターから高速道路に乗る。一気に岡山を通り越して山陽インターチェンジへ行く。まずは、山陽インターチェンジからひたすら南下し瀬戸町でをたまたま見つけたので立ち寄る。しかし収穫はなく、そのままさらになんかして裸祭りで有名な西大寺町へはいる。しかし、ここで道を間違えグルッと国道2号線バイパスの側道を一周してしまった。でも、そうすることによって目的地のブックオフ岡山西大寺店に着いた。ここでは、古本は上から3冊と、中古CDは最初の1枚目を購入した。
続いて、西大寺から旧の国道2号線へ出て、ブックオフ2号東岡山店へ行く。そこで中古CDの2枚目を購入する。これは5枚組のCDなんだけど、なんと1750円という安価な値段だったんだね。その後は近くに餃子の王将があったので、そこで昼飯を食い、その後は旧の国道2号線を通って岡山の中心部へ移動した。大供の交差点を大元の駅の方へとり、ブックオフ岡山東古松店へ行った。そこで3番目のCDを買った。これが500円と非常に安かったので良かったんだね。
続いてはそこから南下してブックオフ岡山南店へいったんだね。ここでは収穫じゃ無しで、そこから再び岡山の中心部の方に戻ったんだね。その戻る途中の古本市場豊浜店に行き、ここで、「ああ探偵事務所」の2巻から6巻までを買ったんだね。実はこれ結構高い本だったのだがここに来て結構安い値段で売っていたので買ったという訳だね。その後、再び大元の駅の方に向かい今度は駅前を横切って宇野線の反対側に出て、ブックオフ今店に行ったという訳だ。そこで買ったのが。4番目のCDだね。このCDは950円とかなりの高額だったのだけど、実は1000円を切って打っているところを見たのは初めてということで飛びついたんだね。
その後、いつものようにブックオフ岡山妹尾店に行き、5番目のCDを買い(これも500円だった)、岡山を後にして倉敷に戦いの場を移したんだね。
倉敷ではいつもの通りの廻り方だがあえて書いておくと、今回は旧の国道2号線の方から倉敷へ行ったため、まずはブックオフ倉敷浜へ行くが収穫は無し。その後古本市場花の街店、白楽町店と渡り歩くが、ここでも無し。その後デオデオ倉敷店で、トイレに行ったり、私が本を探したりしていたが、ここも特に収穫は無し。そして、ブックオフ倉敷笹沖店へ行きここでようやく最後の2枚のCDを収穫したんだね。さらには古本市場堀南店に廻りここで最後の本を買ったという訳だ。その後も、万歩書店四十瀬店や、古本市場中島店へ行ったが特に収穫はなかったね。
この時点で夜の8時半、夕飯を食べるということになったのだが、とりあえず福山まで帰ってから食べようということで、山陽自動車道を玉島インターから福山東インターまで使い一気に福山まで戻り、CoCo壱番屋福山東インター店で夕飯にしたんだね。
後は少しだけ福山の店を廻って、12時直前に終わったんだね。でも福山での収穫はなかったね。
そんな訳で、延べ16時間に及ぶ長時間のドライヴだったね。しかしながら走行距離は250キロくらいとまぁまぁだったね。
久し振りに、楽しゅうございましたと。