「富士見かるた」で富士見村をめぐってみよう(な、は行)



夫婦松

並木の名残り夫婦松

時沢小学校庭の夫婦松は昭和27年群馬県の天然記念物として指定を受けた。これは赤城山表参道の並木の名残りの松である。米野、小沢、市之木場等にも見事な松並木があったが戦時中伐採してしまった。
村民祭

にぎわうみんなの村民祭

村では毎年村民際が行われる。体育祭と、中央公民館を主会場とする産業芸術文化関係の展示発表会とを村民祭として、村民の体育、文化、産業の向上と、和をはかる祭である。
沼田街道

沼田街道の米野宿

米野は前橋・沼田街道の宿場として、昔は本陣、問屋、旅人宿が軒を並べ、人馬の往来が盛んであった。本陣は大名が宿泊したところである。
赤城

眠る赤城も昔は火山

赤城山は休火山であり、大沼は火口原湖、小沼は火口湖である。黒檜、駒ケ岳、荒山、鍬柄峠等が外輪山であり、地蔵岳は中央火口岳である。
用水

農地うるおす用水二つ

富士見村は元来天水であるため、ひでり年には干害を受けたことがしばしばだった。木村与作・椛沢政吉によって、赤城大沼用水が完成し、昭和43年には群馬用水が完成して農地は干害を受ける心配はなくなった。
畜産試験場

花の蓄試(ちくし)は国体会場

群馬県畜産試験場は大正12年、種蓄場編して小暮の官有林の広大な松林を切り開いて移転した。桜の名所として知られたが、昭和58年の赤城国体には、ここで馬術競技が行われた。
広い富士見

広い富士見は自然がゆたか

富士見村は、赤城山頂(1828m)から南西部の裾野(140m)に位置している。丘陵帯から亜高山帯に至る地帯は自然が豊かで、動植物の種類も多い。地形や地質、湖沼、気候など、学ぶ材料が豊富である。
富士山見える

富士山見える十三大字(おおあざ)

明治22年、田島、引田、横室、原之郷、小沢新田、時沢、小暮、皆沢新田、石井、漆窪、市之木場、山口、米野の13の村が合併して、新しい村制を施行した。この村から遠く富士山を望むことがで__るので、富士見十三州になぞらえて富士見村という村名をつけたという。
桑島定助

平和論者の桑島定助(くわじまさだすけ)

原之郷品川家に生まれ、桑島家の養子となる。蚕種製造を創め、蚕品種の改良、養蚕技術者の養成につとめた。県会議員に当選3回、県政にも貢献したが、徹底したキリスト教徒であり、平和論者、禁酒主義者であった。昭和23年、83歳で没した。
村有林

牧場跡の村有林

村に、大洞、沼の窪、檜山と3つの牧場があった。現在はいずれも廃止された。そのうち沼の窪と檜山とは村有林として見事な杉と松の林になっている。

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