秋の石勝線の列車・富良野線トロッコ (2004年10月10日)
2004年10月10日
益田山俯瞰(石勝線・根室本線共用区間) : 新狩勝信号所〜広内信号所・広内信号所〜西新得信号所
石勝線(トマム〜新夕張) : 占冠〜東占冠信号所・ニニウ
富良野線 : 富良野駅
普通列車2428D(西新得信号場〜広内信号場)
昨日の石北重連貨物の撮影を終え帯広に宿泊、早朝に6月に訪れた益田山にポテチ臨を撮りにやって来た。益田山に近いコンクリート橋で列車を待つ、最初にやって来たのは根室本線の普通列車、ここは石勝線と根室本線の共有区間で特急、貨物は全て石勝線へ普通列車は全て根室本線へと上落合信号場で分岐する。 曇 8:11 撮影
このコンクリート橋には今年防風柵が出来てしまった。天気は写真のように台風の影響で最悪であったが、雨は降らなかった。
普通列車2428(西新得信号場〜広内信号場)
この辺りは狩勝高原で紅葉も最盛期であるが、天気が悪くいまひとつ。広内信号場はすぐそこ!ここでも熊に気をつけながら撮影。 曇 8:11 撮影
狩勝高原を境に天候は一変する事も多いと聞く、石勝線が出来るまでは今の国道38号と並走し狩勝峠を越えていた、その頃は日本三大車窓で有名なところであった。もちろん今でも美しい大自然の中を走っているが!
「とかち4号」(西新得信号場〜広内信号場)
今年1月に乗った同列車からの列車車窓の風景もこのあたりのもの、雄大な高原の中を走る。この列車も近いうちに下の写真のスーパー型の振り子車輛に変わるとの情報もある。「とかち」は札幌〜帯広間をこの列車とスーパー型の2種類の列車で運行されている。 曇 8:36 撮影。
「スーパーおおぞら1号」(西新得信号場〜広内信号場)
石勝線は1981年に開通した比較的新しい路線であり、最近の土木工事の粋を集め建設されたようで、随所にこのような巨大なコンクリート橋が見られる。「おおぞら」は札幌〜釧路間を、このスーパー型のディーゼル特急のみで運行。 曇 8:43 撮影。
「スーパーおおぞら1号」(西新得信号場〜広内信号場)
増結され10両の長編成で狩勝高原を駈け抜ける。日本離れしているスタイルであるが、外国との共同開発とか、踏切が無いのも珍しい(智頭線も開通が近年で踏切が無い。もちろん新幹線も!) 曇 8:43 撮影。
「スーパーとかち1号」(広内信号場〜新狩勝信号場)
上記を撮影後益田山頂上に移動、定期貨物2073レと目的のポテチ臨を撮りダイヤグラムを見ると特急がまた広内信号場で交換の為に通過するので撮影。まず下りの「スーパーとかち」が通過して行った。曇 9:41 撮影。
「スーパーおおぞら2号」(広内信号場〜新狩勝信号場)
続いて上り「スーパーおおぞら2号」が通過、信号場では全て?「とかち」が待つようにダイヤが組まれている。曇 9:48 撮影
「スーパーおおぞら2号」(広内信号場〜新狩勝信号場)
益田山の下をトンネルで通過、続いて入る新狩勝トンネル入口で警笛を鳴らすようである。曇 9:48 撮影。
この時間帯は列車が多く、広内信号場で交換するため効率良く撮れる。雄大な眺めと紅葉をひとりじめ。
紅葉の狩勝
益田山から見た道東道建設が始まった峠方向、峠を越えるとトマム。道東道は狩勝高原、トマム、占冠、ニニウでも始まっており開通すれば景色は一変するのだろうか? 列車は写っていません。
ノロッコ(富良野駅)
益田山での撮影を終え、新得に戻りR38で狩勝峠を越え臨時貨物を撮るため富良野に向かう。富良野駅ではリフトが貨物の積降をしていたが、発車の時間が近づいても終りそうに無いので聞いて見ると、日曜日なので貨物は朝夕のみの運転と聞いてガックリ。駅に着くと写真に写っている青更新のDDが見えたので、昼の便で未更新でも来るのかと期待していたのだが! 曇 11:53 撮影。
ノロッコ(富良野駅)
6月にも撮影したDE15牽引のノロッコ、推進運転が出来るように改造されており機回しは必要ないが推進運転中はなんだか変な感覚。これは富良野駅を前向き??に発車するところ。 曇 11:53 撮影。
ニニウを通過する「とかち8号」(占冠〜清風山信号場)
6月は福山から林道を通行止まで行ったが、今回は占冠側からニニウを訪れた。サイクリングターミナル付近では高速道路の工事が行われていたが、そこから奥へ入ると人も車も出会わず、熊が住む世界に足を踏み入れた感じがした。ニニウにも立派なコンクリート橋があり紅葉真っ盛り、橋を渡る列車の轟音が静かな谷間に響き渡る。 曇 15:05 撮影
ニニウへの道道136号線は新得のR38号から大夕張ダムでR452に接続予定?の悪路中の悪路である。起点は新得で、まず狩勝峠入口で寸断、ニニウから大夕張ダムまでも途中で寸断、現在はニニウ内でも災害のため通行止になっている。
また清風山信号場は熊がよく出没するので有名なところらしい、北海道で最も不便で人の気配が無い地域である。かつては開拓農家もあったらしいが、現在は住んでいる人は皆無である。サイクリングターミナル、キャンプ場、テニス場もあるようだが荒れて使い物にならない状態である、しかしこんな秘境にも高速道路の建設が始まっており開通すれば通過点とは言え秘境とは呼べなくなるのであろう。