岩座神の千本スギ Cryptomeria japonica(スギ科スギ属)

<杉> 幹が途中から多数の枝分かれをしている珍しい杉

兵庫県多可郡加美町岩座神 兵庫県天然記念物「千本スギ」

H 10.1.17 UPDATE

高さ14m、目通り3.0m、根まわり4.35m。巨木ではないが、このスギは樹幹6〜7mのところで多数(約80本)枝分かれしている事から通称「千本杉」と呼ばれている。このようなスギは非常に珍しく、全国約50件のスギのうち2件がこれに類する。そのひとつは熊本県阿蘇郡大国町の「阿弥陀スギ」と呼ばれているもので、大きさは本樹の倍あり、樹形は卵形を呈している。


千本スギの遠景

撮影日       1998年1月17日

千ヶ峰の岩座神コース登山口である萬霊山神光寺から少し登った所にあり、林道の終点にある。木の周りは玉垣で囲まれている。一見で他の木と違うことが解る。


スギを見上げる

写真のように根本に「天然記念物」の石碑がある。幹から6〜7mの所で約80本の枝に分かれている。普通のスギとは明らかに違うことが解る。


大スギの頂部

冬である為、スギの葉が少なく寂しい樹冠である。また盛夏に見てみたい。


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