クスノキ Cinnamomum camphora(クスノキ科)

<樟・楠> 別名 クス                .

佐賀県武雄市 川古の大樟 全国第三位

1998年10月30日

常緑高木。高さは普通20m、時に高さ50m、直径8mに達する巨木がある。樹皮は暗褐色で短冊状に縦に裂ける。葉は互生し、長さ5〜12pの卵形で先はとがっている。シナモン。樟脳の原料。香木の代わりに仏像の彫刻にも多く使用。樹の高さは50mにもなり、日本産の樹木の中では最大級。樹冠も大きい。

 川古の大樟 全国第三位  樹高 25m、幹周り21m、樹齢3,000年?。


大樟の正面

佐賀県武雄市の国道の近く、樟を囲み大樟公園が作られている。以前は幹の基部に、行基上人が彫ったと伝えられている2.4mの観音像の跡が歴然と残っていたそうであるが、今は洞の前に安置されている。裏側の観音像の取られた跡は発砲スチロールで手厚く保護されていた。(表紙の写真)


大樟の根が地上に隆起している

大樟は日子神社の境内に生えており、最近公園化されたようで後ろの建物はみやげ売場である。この樟は形も整い大切に保護されているようだ。根部は地上に隆起して張り出しており、根周りは35m、枝張りは南北29m、東西24mである。


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