トチノキ Aesculus turbinata Blume
(トチノキ科)<栃>
.兵庫県美方郡美方町小長辿
県天然記念物 兵庫県一位(全国六位)幹周9.6m・根周り11.3m・樹高27m・枝張り東西南北29m以上・樹齢約1,000年
H10.7.12
UPDATE落葉高木。ブナ帯下部からブナ帯にかけて広く分布。秋にできる直径5cmほどの卵円形の果実は灰汁抜きをした後、栃餅などにして食用にされる。高さ30m、直径3mぐらいになる。
大トチノキ
美方町の小代大谷からつづら折りの道を小長辿へ向かう。標高約700m付近で田畑が現れた、かつてはここに住み着かれていたが、今は美方町の中心部から車で田畑作りに来られているという。その田畑の上に古い祠(写真右後方)がありその裏にこの大トチノキが山の斜面に生えていた。
トチノキを見上げる
トチノキは地上2m位で枝が4本に分かれており、その枝は巨大で天に向かって伸びている。雪が多いので付近の木の根元は全て斜面の下方向へ曲がっている。この木は県で10位以内に入る巨木である。
大トチノキを横から見る
幹は楕円形であり、この方向からは小さく見える。木の横にある小屋は社が祀られている、また右端の小屋にも祠が祀られているようである。