モミ Abies firma momi fir
(マツ科モミ属)<樅>
兵庫県多紀郡丹南町大山宮
日本一のモミ追手神社 国指定郷土記念物1997年11月30日
マツ科の針葉樹、常緑大高木。日本の特産種で、本州以南の山地、低山に生える。幹の高さ30〜50bに達し直立し、枝は太く水平にでる。樹皮は暗灰色で鱗状にはげる。葉は枝に羽状に並び線形で、若木では先端が2裂する。雌雄同株。6月頃に開花し、雄花は円柱形で黄色、雌花は卵状長楕円形緑色で上向きにつく。球果は直径3a長さ10〜15aの円柱状長楕円形である。 シラビソ、オオシラビソ、トドマツ等、日本には10種を産する。
環境庁1991年巨木リスト1位 追手神社の千年モミ
幹周 7.8m 高さ 34m 推定樹齢 800年
千年モミの遠景
「丹波の森街道」多紀郡丹南町の国道176号線沿いにある追手神社にある「千年モミ」は日本一にモミの木である。
撮影日 1997年11月30日
モミと追手神社
追手神社はモミのすぐ右、案内板のすぐ上に見える(見づらいが)小さな神社である。木の横には写真のような小さな社がある。
夫婦イチョウと千年モミ
追手神社には写真の手前に夫婦イチョウ、その奥に千年モミ、さらに山の斜面に立派なケヤキがある。(モミのすぐ右の白っぽい木がケヤキ)この神社が移されて千年以上が過ぎているらしい。
千年モミの根周り
千年モミの根周り、境内が広い小さな本殿の追手神社はベンチもあり、人々の憩いの場所となっている。遠景の写真でも解るように幹にはねじれ模様がくっきりと見える。1998年9月12日撮影。