エドヒガン
(サクラ科サクラ属)<江戸彼岸・アズマヒガン・ウバヒガン>
.鹿児島県大口市奥十曽 奥十曽のエドヒガン 我が国第三位
1998年10月31日
落葉高木。山地に自生する。葉がでる前に淡紅色まれに白色の花が2〜5個散形状に咲く。花は5弁で直径3a。小花柄、花柱の下部に毛がある。果実は球状で紫黒色に熟す。サクラの代表と言われるソメイヨシノ(染井吉野)は、このエドヒガンとオオシマザクラの雑種と考えられている。
奥十曽のエドヒガン 幹周 21m 高さ 28m 樹齢約600年。
エドヒガンの根周り
鹿児島県の山の奥深くにあるエドヒガンを訪ねた。林道から300m?歩くと山中にそのエドヒガンはあった。営林署の人が偶然見つけたと案内板に書いてあった。太さでは我が国第三位の巨木となっているが写真のように根が地上に出ていてブリッジになっており、地上1.3mを計測するのでこの根周りを測ったのであろう。
エドヒガン遠望
エドヒガンの巨木は昔の国境のしるしとして植えられていると言う私の先入観からすると、この木は他のエドヒガンと違い枝張りが狭く高さがある普通の野生の桜であった。そういう意味からか国指定の天然記念物には指定されていない。また機会があれば花の咲く頃に訪れてみたい。