杉の大杉 Cryptomeria japonica
(スギ科スギ属)高知県長岡郡大豊町
国指定特別天然記念物H 11.1.2 訪問
「南の大杉」は高さ60m、目通り15m、根まわり20m、「北の大杉」高さ56m、目通り10.6m、根まわり16.5m。杉の巨木として我が国屈指のものである。太古の昔「須佐之男命(すさのおのみこと)」が植えられたものと伝えられ、推定樹齢は3000年とも言われている。
今回は車で瀬戸大橋を渡り、高知自動車道の大豊インターから国道32号へ出た。八坂神社は小さい神社であるが、すっかり観光地化して「日本一の杉」と「美空ひばり」のゆかりについてスピーカーからしつこく流れている。200円を払い入場?する。このスピーカーがなければもっと神聖な感じがすると思う。
杉の大杉
撮影日 1999年1月2日
左が「南の大杉」右が「北の大杉」である。その迫力に圧倒される。「北の大杉」は特に縦の亀裂が目立ち、南北両方とも銅板で保護されたギブスが痛々しい。しめ縄も新調されたのか美しい。
大杉を見上げる
大杉を見上げると、南、北の大杉が大きく樹冠をつくり太い枝が林立し、ひとつの森を作っている。しかし折れた太い枝の痕も見られ3000年の長い年月を感じる。
南の大杉
南の大杉は写真のように幹が角張った所があり、この面が一番太く見える。この位置から見ると一層迫力が増して見える。右の奥が八坂神社の社になっている。