杉沢の大杉 Cryptomeria japonica
(スギ科スギ属)福島県安達郡岩代町新殿
国指定天然記念物H 10.11.22 訪問
高さ50m、目通り12.6m、根まわり22.65m、樹齢600年。樹勢は極めて旺盛で杉の巨木として我が国屈指のものである。寛永20年二本松藩主丹羽光重が藩内巡視の折り「杉沢の大杉」と名付け、村名を杉沢と称するようになったと伝えられる。
磐越東線の船引駅の北10kmにある。今回は東北本線「二本松駅」から福島交通の路線バスで行きました。バスは始発から終点のひとつ手前の大杉まで乗るが乗客は多いときで四人、折り返しの10分間を利用して訪れました。バスは一日一本。
大杉の主幹
撮影日 1998年11月22日
表紙のように美しい全景を持つ大杉。また樹勢も非常に盛んで巨木にありがちな強い個性を持っていないのでまだ若い木なのかも知れない。しかし巨木の風格を持つ、素直な木なのかも?
大杉の根周り
根周りは空洞も見あたらず、美しい。大杉の回りは木の鑑賞用桟道になっており木を痛めない配慮がされている。周囲は芝生のような草地になっている。
杉沢の大杉
大杉の回りは公園になっており、木のベンチなどがある、又無料休憩所もあり杉が大切に扱われている。ゆっくりと眺めて居たかったがバスが引っ返してくるので大急ぎで写真を撮った。大杉は二つの大きな幹に別れているが全景はそれを感じさせない。