トチノキ Aesculus turbinata Blume
(トチノキ科)<栃>
.兵庫県豊岡市畑上字細谷
国天然記念物 兵庫県四位のトチノキ(兵庫県一位(全国六位)は美方町小長辿の幹周9.6m
県天然記念物)H10.6.20
UPDATE落葉高木。ブナ帯下部からブナ帯にかけて広く分布。秋にできる直径5cmほどの卵円形の果実は灰汁抜きをした後、栃餅などにして食用にされる。高さ30m、直径3mぐらいになる。
全国一位は石川県白峰村「太田の大栃」で幹周13m
畑上の大トチノキ
豊岡市畑上は円山川の最下流の港大橋を渡り気比を過ぎ久美浜に向かう途中にある。畑上村落より林道を3キロほど走ると3番目の堰堤近くに天然記念物の標識がある、それには30分と書いてある。しかし、この時期は草が茂り道が解りにくく一般的ではありません。また堰堤の上の道端に真新しい天然記念物を示す白い杭が設置されていた、それにはトチノキ群と書いてあった。
トチノキを見上げる
この木は県下で4番目の大きさであるが、幹が単独であること、周辺に大トチノキが多いので国の指定を受けているのであろうか。美方町の1,2番の大きさのトチノキは地上3m位で枝が分かれているようだ(写真では)。近いうちに美方町の木も見に行く予定です。
大トチノキと私
この木の幹も人間が二人ほど入れる大きさの空洞になっている。私が立っている方で写真でも手を置いている上に空洞が見える。あまり大きいので中に熊でもいないかと最初はおそるおそる覗きました。雨宿りはもちろんテントの変わりになりそうです。またこの木は細い谷をほとんど詰めた場所にあり、この木のある所からの見晴らしは良い。また長い枝には支えがしてあり大切に保護されている。