安田の大スギ Cryptomeria japonica(スギ科スギ属)

<杉>                     .

兵庫県多紀郡篠山町安田

H10.9.12

常緑高木。社寺の境内や庭園、盆栽として広く植えられている。高さ50m、直径5mぐらいになる。樹皮は赤褐色で縦に細く裂ける。葉は針状で先端が鋭くとがり1〜2p。雌雄同株で春開花して秋には結実する。

  このページで紹介するスギ  安田の大スギ 幹周8.4m


大スギを見上げる

この杉は通称「甚七森」といわれる杉の大樹で、河原の住吉神社の末社貴船大明神の境内をおおい、遠くから見ると森のように見える。主幹は左右の2つに分かれ(最下段写真参照)空を覆っている。


大スギの根廻り

奥に小さい社が見える。国道372号と173号の交わる所で道端にありすぐに見つけられる。高さ33m、根周り13.2m、幹周8.4m、樹齢700〜800年で樹勢旺盛で学術的にも価値大といわれている。私が知っている兵庫県の杉の中で4番目である。


大スギの樹皮

この杉は大歳六社神社のものに似ている、根周りが特に似ている同種の杉だろうか。大歳神社のものより木勢は旺盛で、国道ばた(車の排気ガス)という環境の悪さにも負けず力強い生命力を感じる。主幹は写真のように途中で大枝が分かれて、大きな樹冠を形作っている。


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