GA-586STX

 このマザーボードはSiS5582というチップを用いていることが大きな特徴である。SiS5582は必要な機能を1つのチップにまとめてあり、安価なシステムを構成することができる。姉妹品にSiS5582にビデオ機能を追加したSiS5598がある。両者のチップを使ったマザーボードは非常に安く、このGA-586STXも11,000円と安価である。(430TXマザーの代表TX-97XEは20,000円近くする。) しかも、SiS5582は430TXと同等の機能を持ち、性能の面でも遜色はない。しかも、外部75MHzのクロックを正式にサポートしているのでCyrixのCPUも安心して使える。いかにGA-586STXのスペックについて簡潔に述べる。

CPU
Intel Pentium 90-200MHz, MMX Pentium 166-233MHz,
AMD K5 PR133/PR166, K6 PR166/200/233
Cyrix 6x86 PR150+/PR166+/PR200+, 6x86L(2.8V) PR150+/PR166+/PR200+
6x86MX PR166/PR200(66*2.5)/PR200(75*2)/PR233
CPU電圧
Base 3.52V, Core 2.0-3.5V 0.1V単位で設定可能
CPUクロック
外部 60/66/75MHz, 83.3MHz設定可能(保証外)
PCI Bus Speed
30/33MHz(非同期)
Memory
SIMM*2, DIMM*2(混在可能)
最大容量 64*2+128*2=384MB
Cache
L1 cache Pentium,K5,6x86 16KB/MMX 32KB/K6,6x86MX 64KB
512KB 2nd cache(メインメモリー128MBまでキャッシング可能)
Bus slots
PCI*4, ISA*3
I/O
2serial, 1pararel, PS/2 Mouse and PS/2 Keyboard(1列)
BIOS
AWARD
形状
ATX
その他
Ultra-DMA/33, ACPI対応

 SIMMスロットが2本しかないのが欠点ではあるが(SIMM,DIMM混在ができるが) ほとんどすべてのCPUが使えるし、U-ATA, ACPIに対応しているし、しかも安い 。結構お買い得なマザーではある。また、83.3MHzの設定があるのでマニア心も くすぐる。

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