ソフトウェアインストール時のエラー

 ソフトウェアをインストールしている時にときおり、次のようなエラーが発生しインストール作業が強制終了してしまうことがある。(図1)


意味不明なエラー

図1.意味不明なエラー表示

ありとあらゆる解決策を考えたが、一向に案が浮ばない。原点にかえって考えてみると、『ソフトウェアのインストールはAdministrator しかできない。』 ということに気が付いた。しかし、インストールした本人はAdministrator であるはずである。現に何種かのソフトウェアはインストールでエラー発生がなく成功している。なんかおかしいなぁと思いつつも、ユーザー名を確認するために「コントロールパネル」の「ユーザーとパスワード」を開いてみる。(図2)

ユーザー名とパスワード

図2.ユーザーとパスワード画面

なんと、Administrators グループに2つユーザーが存在している。ひとつは「Administrator」という名のユーザー、もうひとつはWindows 2000インストール時に登録した名前を持つユーザー(たいていは自分の名前をつける)である。通常は後者のユーザー名でログオンすることになるであろう。
 Administratorsグループ内の2ユーザーに違いはあるのだろうかと思いつつ、ものは試しとてユーザー名「Administrator」でログオンしたらどうなるのかと思い、「Administrator」のパスワードを設定してユーザー名「Administrator」で再ログオンしてみた。デスクトップはまっさらではあるが、スタートメニューには「自分の名前」ユーザー(筆者の場合は「竹村秀樹」)でインストールしたソフトウェアが含まれている。次に「竹村秀樹」でログオンしていた時にインストールに失敗した(図1のようなエラーが発生した)ソフトウェアの再インストールを試みた。その結果、エラーの発生なくすんなりと成功した。再び、「竹村秀樹」で再ログオンするとインストールしたソフトウェアが有効になっているではないか。なんか、狐につままれたみたいだが問題が解決してよかった。
 結論として言えることは、「Administrator」というユーザー名は何らかの特別な意味を持っているということである。単なるバグだったりして。


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