JR東海のホームページ内の環境への取り組みで私の気になったことを2つばかり。700系新幹線の電力消費量はは0系新幹線を100としたとき、84である。(0系は最高速度
220km/h、700系は
270km/hで東京−新大阪間を走行した場合) これは700系はスピードアップして、なおかつ省エネなんだぞと強調している意図が見えるだけで特に驚くことではなかった。
驚くのは続きの部分である。「JR東海では2010年度頃までに新幹線車両を全て省エネ型車両に置き換えます」とな。ホームページを見る限りでは、700系を今後増備して100系と置き換える様に思える。一部では評判のよろしくない700系をまだ作るんかと思ったが、そのころにはひかりの一部も700系で運転されているだろうから700系ひかりに乗ったらすこしは優越感に浸れるかなとも思ったりもした。でも、その優越感は一時的なものだろうね。なぜなら、300系のひかりだって本数が少ない頃は優越感に浸れたが、のぞみが700系と500系で運転されるようになり、大半のひかりが300系で運転されている今は有り難くも何ともないという現実があるから。まぁ、数年後には700系だってひかりとして当たり前に運転されるときが来よう。
さて、本題に戻りましょう。つまり、2010年度迄には東海道新幹線の車両は700系と300系だけになる。新形式の車両が開発される可能性もあるかも知れないが、せいぜいマイナーチェンジぐらいなものだろう。といえるのも、300系も1990年度(試作車−現J1編成)から1998年度にかけて1120両*)も製作されたから、700系も恐らく1000両程度は製作されるだろう。(*JR西日本所有のF編成含む) むろん、新幹線車両の寿命が15年程度といわれているから、300系で初期に製作されたものは廃車になっているだろう。さらに、お下がりの法則よりこだまが300系で運転されているということも用意に予想が出来よう。
新幹線では車両の老朽化は即事故につながるので一定期間で着実に車両を取り替えないといかんのですな。在来線とは大きな違いですわ。大事に使えば30年以上は現役で走行できると言っても、あきらかにガタの来てる電車を走らせるなよな。特に、103系。(大阪環状線はまだ許す。クハ103-1
が生き残ってるのは奇跡としか言いようがない。一番最初の編成の残党で大昔は山手線を走っていた。
(これが残ったのは事情ありなんだけどそれでもすごい)
阪和線のはかなりガタが来ている。武蔵野線、京葉線では轟音をたてて爆走してくれますし(特にトンネル)、常磐線で遅れると
100km/h
オーバーで暴走してくれたりする。これはある意味快感を覚えるのだが。−−もともとは山手線用に開発された車両で高速向きじゃないんだよな。しかも、国鉄は血迷ったか路線特性を考えずにあちこちの路線に投入するし、時代遅れであるにもかかわらず作り続けるし−−
老体に鞭打つ使い方されるてよ。)
あほ国鉄が将来のこと考えんとぎょうさん作ったから手に負えないと言う事情は多少同情できるが(特に金欠で思うように新車を投入できないJR西日本)、しまいに大事故起こしかねんよ。東海道新幹線は車両面で恵まれている。山陽新幹線なんて、500系とかRail
Star (来春登場)
があるが、いまだ0系が走っている。いらん100系をJR西日本にプレゼントしてやれと言いたくもなる。実際、購入したりするとは思われる。
JR西日本のホームページで2000年3月11日ダイヤ改正についてリリースされました。
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これを見る限りではRail Star は予告されていたのとあまり相違はなさそうだ。ただし、こだまのシャトル運転は実施されないようです。その他、私が山陽新幹線車両運用・今後で述べた事と相違点が見られる。