柳井シリーズ最終戦(3)

1997/11/09(Sun)

 予選ヒート1は、 エンジンに悩まされながらも、なんとか終わった。ポイントも7位のままであり、予選ヒート2の準備をして待つ。

 最終戦、シリーズランキングへの上位食い込みをなんとか果たすためには、ここでなんとか入賞したいものである。が、強者揃いのPVクラス。そう簡単には行かないのも事実である。

 そこを何とか頑張って欲しいと落合選手に期待をするオイラであった。
 そして、いよいよPVクラスの予選ヒート2が始まる。確か予選ヒート2は1回目のスタートはミススタートで再度フォーメーションラップを行った。そして、各マシンの隊列が整い、2回目の日章旗が振られレースが始まったのである。


 スタート後、各マシンは激しいエキゾースト音を響かせて1コーナーへ飛び込んでいった。

 右の写真で、一番右に位置してるマシンが落合選手である。混雑するインのマシンをアウトから抜き去り順位を上げるのである。1コーナーでの落合選手の走りは安定していて、いつもここで順位をあげるのである。

 順調にスタート、2コーナーから3コーナーへ。

 1コーナの外側でデジカメを構えたオイラの方に各マシンがやってくる。思わず興奮しながら順位を数えるオイラ。
 そして、3コーナーでさらに順位を上げようとした落合選手が強引にインをついてコーナーに飛び込んでいったのであるが、丁度並んで走っていた武居利行選手(セトウチレーシング)のマシンの上に乗り上げる形となり、落合選手のマシンが中へ飛んだのである。目の前で見ていたオイラはちょっと焦った。

 3コーナーでの接触、一瞬どうなるかと思ったが、他のマシンに影響を与えることはなく、落合選手のマシンもスピンしながら3コーナーで止まったのであるが、すぐにスタートレースに復帰したのである。

 が、ホッとしたのもつかの間。落合選手は、右リアを気にしながら走ってる、どこかにトラブルが起こったのであろう。

 と、案の定、その周回ですぐに落合選手はピットイン。リアスプロケットがずれたらしく、そのまま走行する事は無理と判断し、リタイアとなったのだった。残念。


 予選ヒート2の結果、トップは、坂口選手(キッズ・ベアーズ広島)、2位 長岡選手(エンドレス)、3位 武居選手(セトウチレーシング)という結果となったのである。

 PVクラスの予選終了で午前のスケジュールは全て終了。ここで昼食となるのであるが、今日はアトラクションとして、KidsKartのレースも行われるのである。そして、12時から10分間ではあるが、KidsKartの公式練習が行われたのだ。オイラは、「これを取材しないわけにはいかない!」と昼食は後回しにしてデジカメを持ってコースを走りまわったのであった。

柳井シリーズ最終戦 その4