柳井シリーズ最終戦1997/11/09(Sun) |
午前9時。柳井スポーツランドにオイラは到着した。すでにドライバーズミーティングが終わり、公式練習が始まろうとしている時であった。 セトウチ・レーシングのテントの下では、公式練習前のマシン調整に必死であった。 さて、最終戦を向かえた柳井は雲一つない晴天。陽射しもちょっと強いくらいで、11月とはいえ日向にいるとポカポカと暖かい。ただ、ちょっと風が冷たくて、日陰にいると寒さを感じるのであるが、絶好のレース日和といっていいだろう。そんな中、柳井シリーズの最終戦となったのであった。 我がSturmWolfeからは落合選手が。そしてセトウチ・レーシングから、武居和男選手と武居利行選手がそれぞれPVクラスにエントリーしているのだ。今日は、どんなレースが繰り広げられるのか楽しみである。 SDクラス、SO86クラスと公式練習が終わり、そしてタイムトライアル(TT)へと順調に進んでいく。そして、落合選手はPVクラスのトップでコースへ飛び出していったのであった。 1周のウォーミングラップの後、タイムアタック。無事にチェッカーを受け、そのタイムが気になる。デジカメを持ちコース内を走り回っていた、オイラはすぐに結果が表示される電光掲示板に目を向けた……。
しかし……。 あれ? こりゃ、計器のミスか、それとも掲示板のミスか……と、不安になりながら掲示板を見つめる。そして、次々と後続の選手がチェッカーを受けるたびに掲示板表示が更新されるのであるが、落合選手のタイムは99秒のままで、タイムが更新される毎に最下位に表示されていったのであった。 どうしたのか……。掲示板の表示ミスだけであれば良いのだが、もしも計測ミスでタイムが計測されてないとしたら、このTTの結果はどうオフィシャルが判断するのかという不安が走るのであった。
そうした不安を抱きながら、結果の発表を待つ。 そして、公式に張り出された結果を見ると、落合選手のTTのタイムは34.255秒で、7位の成績であった。 手元の時計でも34.2秒であったので、計測は正しく行われていたようである。 計測が正しく行われていたことにホッとして、SD・SO86クラスの予選ヒート1の後、予選ヒートの為にスタート位置のパドックに向かうのであった。
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