北海道梅雨よけツアー日誌 第5話 知床旅情編


朝から温泉に入り、朝食をとって出発。今日も晴れてはいるが、少し霞が出ているようだ。
このころになると曜日、日にちの感覚が無くなって、意識しないと思い出せない。(元々曜日の感覚なんてものはひと月位前に無くなっていたが。
 
地球が丸く見えない?
北海道に来るライダー、チャリダーの聖地である開陽台というところである。(本当は”見える”が正しい)残念ながら、昨日の900草原、多和平と同じく遠くまで見晴らしが聞かなかった。
 
野趣溢れる露天風呂
標津から斜里に抜ける国道244号線から砂利道に入り5Km位すると、小さな沢の隣に川北温泉という温泉がある。浴槽と脱衣所があるが、外から丸見え間違えなしである。男女別になっているが自分のより低い仕切は何の役にもなっていないんではないだろうか。(残念ながら私の入っているときに女性は入っていなかったが)国道に戻る道で何台かの車とすれ違ったが、家族か夫婦のものだったので、もう少し遅く行けばよかったのかもしれない。
 
オシンコシンの滝
斜里側から知床(ウトロ)に向かう途中、トンネルの手前に大きな滝が現れる。(ウトロ側から来たら駐車場がなぜあるのだろうと思うだろう。事実前に(学生のころだから12年くらい前)通った時に寄った覚えが無い)

オシンコシンの滝

この滝の駐車場でおじさんに声をかけられた。車のナンバー(所沢)を見て、「隣の三芳からきたんだよ」と。実は私も所沢自身では無い(和光)のだが...
 
カムイワッカと知床大橋
ウトロの街を通り過ぎ、知床半島(北側)の車で行ける所が、カムイワッカの滝である。その滝を歩いて上っていくと、有名なカムイワッカ湯の滝である。残念ながらその滝を上って行かなかったが、本当の行き着く先は、一山越えた知床大橋である。ここの橋の手前で車を停めて橋を渡ったが、その先は行き止まり(一般のひと)になっていた。

知床大橋

このカムイワッカ、知床大橋への道は、砂利道で、途中キタキツネなどが道ばたで通り過ぎる車を見ている。(きっと餌を待っているのであろう)しかし、そんなところにいると石がはねて危ないのに。
 
知床五湖
とりあえず、砂埃だらけの車をモップできれいにして上げる。この五湖すべてをまわった。入り江になっている所では、湖面に波が無く、知床連峰が逆さに移ってきれいである。

知床五湖

 
観光汽船
再びウトロに戻り、半島の北側を海から見られる観光船に乗った。本当は知床岬までのに乗りたかったが、船の時間を調べないで行ってしまったため、その日の便は終わっていた。
船は先ほど行ったカムイワッカの下(カムイワッカ大滝)の所で折り返した。途中、カモメとウミネコのむれが半島からひっきりなしにきて、餌をねだっていた。

カムイワッカ大滝海に注ぐ滝

 
知床峠
ウトロから羅臼に抜ける国道334号線の最高地点が知床峠である。標高もそれほど高いわけでは無いのに、突然の霧に見回れる。(摩周湖よりはましかな?)峠の道沿いの谷になっている所はまだ雪がのこり、あたかもそれが霧の原因のように世界を白く包んでいる。

知床峠の雪

 
また温泉
羅臼側に降りる途中で、川の向こうに熊の湯温泉がある。先ほどの川北温泉のように大きな道から離れていないので、多くの人が入っている。男の湯船は、やはり丸見え状態であるが、女の方は人が多いせいか完全に隠されているので安心だろう。今日だけで温泉に3つはいったが、上がり湯がないので温泉臭くなってしまった。(最初のは宿泊施設のきちんとしたものだが、あとの2つは無料の露天風呂)
 
遙か国後
羅臼からも知床半島の出来るだけ先っちょに向かう。時間的にも夕方ではあるが、オホーツク側の天気は峠を界にどんよりして暗い。
程なくして、ヒカリゴケの生えている所(群生とは言い難い)がある。
行けども行けども、右手の海の向こうには国後は見えない。そして行き止まりというのは突然やってくる。ただの漁村で終わってしまった。行き止まりのイメージは、道がせまくなり、行く手を大きな障害が塞いでいるのだが、ここは漁村(漁港があり、もちろん人の住む家がある)。
 
野付半島
やるせない気持ちをかかえつつ、海沿いに南下して野付半島の先、竜神崎に着いたのは午後8時に近い時間だった。
 
走行距離 392Km (茅沼出発時 37217Km 龍神崎到着時37609Km)
ガソリン給油1回 38.0L(斜里では目を疑う113円 6月28日現在)
  1給油辺りの走行距離  415Km (足寄36950Km 斜里37365Km)
  燃費 10.92Km/l
 


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   さあて明日はどこまでいこうかな。
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