北海道梅雨よけツアー日誌 第7話 釧路湿原編


本別のホテルを8時半過ぎにでて、今日は夕方までに釧路に行けばいい。また北にあがり足寄から阿寒へ向かう。昨日の午後位から天気はよくなって来たみたいだ。

丹頂鶴
阿寒から南に下り、鶴居村といういかにも丹頂鶴に縁のありそうなところに行く。そこの鶴見台(釧路湿原の西北の外れ)というところに寄ると何羽かの鶴が遠くにいる。色合いからして丹頂鶴であろう。しかし季節感の全くない場所である。この時期に鶴を見るなんて。

釧路湿原その2
釧路湿原を北から入る。(一般車で入って行けるのはここだけ)コッタロ湿原という所の西側を通り東側の塘路というところに抜けられる砂利道だ。ここは、二日前に泊まった茅沼のすぐ近くでもある。

コッタロ展望台 湿原の中の釧路川



細岡展望台
塘路から国道391号線を釧路市の方へ南下して、達古武沼の所を湿原に向かい右折してまたまた砂利道を走ると釧路湿原を一望出来る展望台がある。しかも、阿寒の山々をバックにしてである。(霞んでいるわけではないが、山には雲がかかっている。)

細岡展望台 釧路湿原駅展望台のすぐしたは釧網本線の釧路湿原駅


岩保木山
細岡の展望台から素直に国道に戻らず、砂利道を先に進むと岩保木山に行ける。砂利道から、見晴らしのいい西側へは、オフロードの車やバイクが走った轍と道幅が狭く、砂利道に車を停めて歩いて行くポイントのようだ。しかし北海道に来てから、砂利道を多く走り、コーナーでリアが流れるのを楽しんだりしていたから、いい気になって入ってしまった。轍が深く、底を思いっきり擦って、「こりゃまずい」と轍の上を走ると、木の枝でボディをこすり、ゆっくり走りたくても、轍に落ちるし、落ちたら亀の子状態になっちゃうので、こすれるのを覚悟でスピードをあげて...。4輪駆動とはいえ、クロカンではないのでこういう道には入っては行けないことを痛感した。

釧路湿原展望台
さらに南下し、(国道に抜けられる)釧路市にはいり、今度は湿原の西側にまわる。そこには展望施設がある。そこから湿原に行ける木道があり、時間もあるので、それの大回りのコースを歩いた。高台から湿原(西側は川とか無く、湿原というより草原)に降りる階段の所でシマリスが追い越していく。(ガサッと音がしてびっくり!!)

シマリス低い杭の上にいるリスがいる

木道で下に降りると、まっすぐに北に伸びる道。初めは調子よく歩いていたが、行けども行けども戻る道が無い。その上熱く照りつける午後の太陽。草原のようになっているので陰を作る物は無い。シャツを脱ぎ頭からかぶる。それほど日が強い。左半分だけが焼けてしまう。やっと木のあるところ迄きたらそこに曲がる道があった。やっと戻れる。しかしそこからは登りである。しかもこれだけ歩いて来たのだから当然戻るのも同じだけあるのである。バテバテで車に着いたのは言うまでもない。

ビジターセンター
さらに北に行くと恩根内ビジターセンターがある。実はさっきの直線の道は、ここまで伸びているのである。(5Kmくらい)しかしさっきの所で時間を費やしてしまって(もう17時である)そろそろ釧路に戻らなくてはならないので、少し散策し釧路に戻った。

中里さん(この旅の一つの目的)
中里さんの家は釧路市内の公団で、途中本屋さんで市内の地図を見て住所からそこへ向かう。(実は早く着きすぎて時間つぶしも兼ねていたのだが)
中里さんが愛車に乗って帰って(月曜日だからお勤めから)きた。着替えをして、飲み屋に向かう。昔の話、今の話、みんなの事、いろいろ話をした。とても懐かしい。

その日は中里さんのお宅に泊めていただいた。

走行距離 266Km (本別出発時 38067Km 中里さん宅到着時 38333Km)
今日は給油なし
 


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   さあて明日はどこまでいこうかな。
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