北海道梅雨よけツアー日誌 第11話 自然と開発編


今日からは北海道を南下しての帰路となる。
 
ノシャップ岬
昨日フェリーから降りて、通り過ぎてきた稚内の半島の先っちょにあるノシャップ岬に早起きして寄る。付近には水族館などがあるが、未だ5時半前なので人もほとんどいない。相変わらずの天気で肌寒くもある。

ノシャップ岬

 
稚内港
昨日フェリーに乗るためにいた港に再び立ち寄り、港内をまわる。
 
兜沼
稚内から南にあるサロベツ原野のもっとも北にある兜沼に立ち寄る。ここはキャンプ場になっていて、入場するのには、お金を払うのだが、朝早くて、入り口に人がいない。仕方ないので無断で入ると、向こうから守衛みたいな人が歩いてきた。おそらく朝の見回りに行っていたのだろう。守衛のおじさんは、「見て回るだけならいいよ」と行ってくれて、ちょっと散策を楽しんだ。森は、雨上がりの朝特有の湿った冷たい空気と、鳥の鳴く声。何となくいい気分になれた。
 
サロベツ原生花園
サロベツ原野の真ん中にサロベツ原生花園がある。木道で原野に咲く草花を見て回る。あまり長くはないコースではあるが、行程の3分の2程で雨が降り出した。時間は8時半ちょっと前で、自然教室や、売店などが開く時間となり、観光バスが何台か着いた時だった。着いたときに降り出されて、ほとんどの人は、木道をちょっと入って戻ってしまった。

サロベツ原生花園

 
幌延ビジターセンター
サロベツ原野の南側にも、サロベツ原野の案内施設がある。そこには9時ちょうどに着き、開館したときだった。センター内は未だ客は自分一人で、センターの人に詳しく、どうやって原野が出来、開発によって原野がどうなってしまったか、それでも北海道では開発が必要であることなどを聞かせて貰った。

幌延ビジターセンター

 
朱鞠内湖
サロベツから、国道40号線を南に走り、途中で国道275号線に折れ日本海を目指す。途中に大きな人工湖朱鞠内湖がある。水力発電のためのダムにより堰き止められ、湖畔は、リゾート開発をしている様だ。サロベツで、自然保護と開発の話を聞いてからなので、これが良いことなのか悪いことなのか考えさせられる。

朱鞠内湖

 
霧立峠
朱鞠内湖から日本海に向かう途中の国道239号線に霧立峠がある。本当に今回の旅は霧、雨に悩まされたので、思わず立ち寄ってしまった。
 
黄金岬
留萌という街は札幌に近いわりに海沿いに道がなく、鉄道も深川からまわってくる、不便な所のイメージがある。日本海のイメージと相まってもっと寂しい所を思っていたが、結構大きな街で人や車通りも多く、明るい印象があった。その市街地からそう離れていない所に黄金岬という岬がある。今までまわってきた縮尺の大きな地図でも載っている様な岬ではないが、ここに沈む夕日はきれいだ。

黄金岬

 
 
今日も日が暮れる
南下するに従い天気も良くなってきた。日が沈む頃は、雲も切れ始めた。さて今日も眠りにつくために適当な場所を探さなくてはならない。取りあえず明日の目的地に向かって車を走らせ、芦別に着いた。
 
 
走行距離 460Km (稚内温泉出発時 39212Km 芦別到着時39672Km)
ガソリン給油1回 45.0L(音威子府では101円 7月4日現在)
  1給油辺りの走行距離  435Km (紋別38951Km 音威子府39386Km)
  燃費 9.67Km/l
 


北海道11日目
   さあて明日は名所巡り。
トップページへ