北海道梅雨よけツアー日誌 第13話 さよなら編


神恵内の道の駅で目が覚めたのはまたもや朝も4時半という早起き。神恵内(”かもえない”と読みます)は、積丹半島の西側にあり、崩落事故のあった豊浜トンネル(余市と古平の間)のある国道229号線が通っている。実は昨日の夜にそのトンネルを通ったが、新しいトンネルが掘られていた。学生時代に来たときは昼間に通ったので、海岸線にある岩などを見て通ったが、そのときは崩れるなんて考えても見なかった。(帰った後に同じ229号線のもっと南の白糸トンネルでも崩落があった。)今日はこの怖い229号線を走る所から始まる。
 
積丹岬
位置的に神威岬の方が手前にあるのだが、岬に向かう道は、朝7時まで入れないので、先に積丹岬に向かった。積丹岬は、積丹半島の一番北に位置する岬で、その北側の海岸線は、島武意海岸といって黄土色の土の壁面で出来ている。岬の先端は、いろいろな電波施設(通信、放送、警戒)があり、入ることは出来ない。

積丹岬

一番上の駐車場に停めても灯台、海岸と登り下りがおおく、1時間強も歩いたのでとても疲れた。
 
神威岬
積丹岬を6時55分に後にして、すぐに神威岬に向かったが、神威岬の駐車場はもう沢山の人が来ていた。積丹岬とは異なり、こちらは観光スポットとして有名なだけのことはある。神威岬は積丹半島の西に突きだした岬で、先端まで歩いていける。駐車場にある案内では、先端まで20分とのことだ。
神威岬 岬先端
本当に20分かけて(私の足でかかるのだから、表示は30分ぐらいにした方がいいと思う)先端に行くと、晴れた空と日本海の青がとてもきれいだ。しかしこれからまた来た道を戻らなくてはならない。

戻りながら

 
 
国道229号線
このページの冒頭でも言ったが、この日本海に面した海岸線(小樽から松前)は、河口がある所以外は、山がそのまま海に達していて、切り立った海岸線である。そんな道で、東側を降り仰ぐと山、雲、空、そして太陽がとてもきれいだ。思わず車を停めてしまった。

ウエンドマリ

弁慶岬
さらに南に下り、弁慶岬というところにきた。駐車場のまえには弁慶の像が構える。お土産屋さんからは北島三郎の「弁慶岬」。岬の先に行き、海を見下ろすと、透明度の高そうなきれいな水。岩の割れ目の下がきれいに透けて見える。天気の違いも有るだろうが、宗谷岬で見た海とは違う物の様だ。
弁慶像 岬の下
 
恵山岬
弁慶岬から、半島を跨ぎ内浦湾側に出て、太平洋側を南に下る。渡島半島の東の先端が恵山だ。岬に行こうと思ったのだが、宿泊客や、キャンプの駐車スペースしかなく、ちょっと見るだけの人の停める所がない。それにフェリーに乗らないといけないので戻ることにした。(海沿いに進むことは出来ない)
 
再び函館
恵山から函館に向かう左側は、津軽海峡である。11日前に渡った時は、天気も良くなく、函館山が見えるのも随分近づいてからだったが、今日は対岸の下北半島が見える。思えば2日前は稚内にいたのだから慌ただしい旅だったかもしれない。函館から西に向かい始まったこのたびも、こうして函館に東から入り終わる。普通は、国道5号線を使って、北に向かうのだろうが普通じゃないのがそれはそれでまた一興というものだ。
 
サヨナラ北海道
フェリー埠頭には午後4時半に着いた。出航は7時半である。残り3時間でこの北海道ともおさらばである。船に乗り込み、車からキャビンへ。エスカレータが着いていて、この旅でいろいろ船には乗ったが、一番立派な船だ。遅い時間というのもあるのか、空いている。
 
本州もやっぱり雨だった
雨に悩まされた旅でも、最後の日は気分のいい天気で、神様が僕にプレゼントしてくれたのかと思ったら、青森では雨。結局夜の雨天ドライブとなってしまった。おまけに疲れからか眠くてしょうがない。(10回位は居眠り運転をしていた。うち5回くらいは寸前で起きた。)
 
 
走行距離 645Km (神恵内出発時40217Km 石鳥谷到着時40862Km)
ガソリン給油1回 44.4L(長万部ではこちらと変わらず88円 7月6日現在)
  1給油辺りの走行距離  497Km (芦別39921Km 長万部40418Km)
  燃費 11.19Km/l
 


東北から関東へ
   さあて明日でこの旅も終わり。
 
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