眼病辞典

初発白内障

白内障のはじまりの状態です

  • かすみ目
  • まぶしい
  • 三重四重に見えるなどの症状がでます。
初発白内障

成熟白内障

白内障がさらに進行した状態です

  • 高度な視力障害
  • 白内障手術が必要です。
成熟白内障
白内障術前
白内障術後眼内レンズ
術後人工水晶体

緑内障性視神経乳頭陥凹

急性と慢性がある

  • 急性は、緑内障発作(眼痛・頭痛・嘔吐など)で発症することが多い。
  • 慢性は、症状少なく発見が遅いと手遅れになることがある。
  • 眼精疲労があれば、一度は眼科受診を!
  • 早期発見早期治療が大事。
緑内障性視神経萎縮
正常眼底

急性緑内障発作

  • 突然の眼痛・頭痛・嘔吐で始まる
  • 角膜が濁り、瞳孔が開き気味、目が赤い
  • 電球の周りに虹が見える
  • 早期に手術を要する
緑内障発作眼
レーザー虹彩切開術後

網膜剥離

突然の飛蚊症ではじまることが多い

  • 突然の飛蚊症(ひぶんしょう)
  • 突然の視野障害
  • 痛みは無い
  • 網膜裂孔で始る
巨大裂孔網膜剥離
巨大裂孔

視神経炎

  • 急激で高度な視力障害
  • 初期には眼痛・眼球運動時痛を伴うこともある
  • 視神経乳頭が発赤・腫脹するものを乳頭炎
  • 視神経乳頭に異常を認めないものを球後視神経炎
乳頭炎
乳頭炎

眼瞼内反症(さかさまつげ)

  • 子供では先天性
  • 大人では加齢性
  • ともに手術が必要
眼瞼内反症
術前
眼瞼内反症術後
術後2週間

眼瞼下垂

まぶたを上げる筋肉の働きが弱い

  • 先天性と加齢性
  • ともに手術が必要
眼瞼下垂
術前
眼瞼下垂術後
術後

麦粒腫・霰粒腫

まぶたの脂肪腺が詰まって炎症を起こした状態

  • 急性期は消炎治療
  • 腫瘤が残れば切開手術
麦粒腫
麦粒腫
霰粒腫
霰粒腫

結膜下出血

白目の細い血管が切れて内出血した状態

  • 動脈硬化・高血圧
  • 寒冷・物理的刺激
結膜下出血

角膜潰瘍

透明な角膜に感染した状態

不潔なコンタクトレンズによる角膜潰瘍
不潔なコンタクトレンズによる
角膜潰瘍生体染色検査
生体染色検査
外傷による角膜潰瘍
外傷による
角膜潰瘍生体染色検査
生体染色検査

周辺性角膜浸潤

角膜周辺部に灰白色病巣をつくる

周辺性角膜浸潤
5時から8時の灰白色浸潤病巣
周辺性角膜浸潤(生体染色)
生体染色検査

角膜ヘルペス

透明な角膜にヘルペスウィルスが増殖した状態

  • 体調が弱ったとき(弱り目の祟り目)
  • 異物感・まぶしさ・涙目
角膜ヘルペス
角膜ヘルペス生体染色検査

円錐角膜

  • 角膜中央部が円錐状に突出し薄くなる
  • 思春期頃に発症し、徐々に進行する
  • 治療はハードコンタクトレンズで突出部を抑え視力を矯正する
  • 進行すれば角膜移植を要する
円錐角膜

翼状片

白目が透明な角膜部分に伸びてくる病態

  • 切除手術が必要
  • 再発しやすい
翼状片
術前
翼状片術後
術後2週間

結膜浮腫

白目の下に組織液(水分)が溜まった状態

  • アレルギー性結膜炎で出やすい
  • 痒くてこすると余計に膨れる
アレルギーによる結膜浮腫

アレルギー性結膜炎

  • 花粉・動物の毛・ハウスダストなどが原因となる
  • 春季カタル(石垣状乳頭増殖)では掻痒が強い
春季カタル(乳頭増殖)春季カタル(乳頭増殖)
春季カタル(乳頭増殖)

流行性角結膜炎(ハヤリメ)

  • ウィルスによる結膜炎
  • 伝染力が非常に強く、治りにくい
  • 角膜に点状混濁を生じる
流行性角結膜炎(ハヤリメ)

結膜結石

瞼の裏に脂肪が石の様に凝り固まった状態

下眼瞼結膜結石
上眼瞼結膜結石

網膜裂孔

  • 網膜が裂けて孔が開く病態
  • 放置すると網膜剥離になる
  • 初期症状は虫が飛んでいるように見える(飛蚊症)
  • 早期にレーザー光線治療を要する
網膜裂孔
術前
網膜裂孔レーザー光線術後
レーザー光線術後