第八回:Dance with Gosenzo

今回もテーマが「コード」から離れてしまいますが・・・

夏だ、Ondoだ、盆Dance
Dance with Gosenzo, Dance with Gosenzo, Dance Dance Dance!

いかな紅毛舶来きどりであろうとも、DJの回す、はうすやら、らっぷやらでご先祖さんをお迎えすることはありません。日本人には音頭の血が流れているのです。そう、音頭こそ正しい日本のダンスミュージックなのです。もっともトラディショナルでメジャーなダンスパーティー、それは盆踊りにきまってます。


レッツ音頭で盆ダンス!

では、ここでしょうしょう、ガレージ社中の「なるようになるさ音頭」をおききください。

ん?・・・

どこかできいたようなメロだけど??

とおもったアナタはもう決して若くありません。

正解は・・

ああやっぱりてえしゅのすることセコイ、パクリじゃん。
はい、正解は
Let it Be(シングルバージョン)の間奏でした。


そういえばむかし「イエローサブマリン音頭」というのもありましたね。

ビートルズにはなんでこんなに音頭がしっくりくるのでしょう?同じ島国のせいでしょうか?。レノン・マッカートニーのご先祖さんは日本人?

実は日本人とスコットランド人に共通する音階があるのです。

ドレミファソラシドの4番目(ファ)と7番目(シ)を除外した音階は、「四七(よな)抜き」音階といわれ、もともと雅楽や民謡、箏曲など日本古来の音楽によく使われている音階ですが、これがどういうわけだか、はるか海を越えて「蛍の光」などスコットランド民謡の音階とも共通するのです。この音階がリバプール出身のビートルズの魂に刻み込まれていても少しもおかしくありません。かてて加えて、明治のはじめに作られた文部省唱歌には「故郷の空」みたくスコットランド民謡そのものを翻訳したり、その影響の元に出来たものが多く、日本人が聴いたときにある種の懐かしさを思わせる音階でもあります。かっこいいとかクールの対極でありますが「北国の春」がアジア中で受けてることを考えても「四七(よな)抜き」音階はもはや万国共通のソウルフルな音階かもしれません。

ソウルといえばモータウン、The Temptationsの My Girlのイントロって、日本の誇るソウルシンガー、北島三郎の函館の女と同じメロですね。

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