ビッグス=ダークライター
タトゥーインの裕福な食品承認の息子として生まれ育ったビッグスは、周りの友達と比べると、かなり恵まれた環境だったといえる。しかし、友達を作る上で、このことが障害になったともいえる。彼の父親は、ビッグスをかまう暇が無かったことから、彼の欲しがる物は何でも与えた。しかし、父親の愛情はお金で償える物ではない。
ビッグスは、同じ年頃の者と一緒にアンカーヘッドにたむろするようになった。ほとんどの者は、ビッグスの評判を父親の評判と履き違えて、ビッグスに近寄ろうとしなかったものの、ルーク=スカイウォーカーだけは違った。良い点を見てその人を判断する様、ルークは教えられてきたのだ。固い友情で結ばれた二人は、お互いに競い合って向上を図り帝国軍アカデミーへの入校を夢見ながらベガーズ・キャニオンをT−16で飛ばしたものだった。彼らの夢は、帝国海軍に入隊し、後に貨物航路の幹部となることだった。しかし、時が流れるに連れ、ルークは農場に残ることになる。一方、ビッグスは父親の特権によってアカデミーに入校することになった。
素晴らしい成績の持ち主であったビッグスは、アカデミーを優等で卒業した。最初の任務は、フリゲート艦ランド・エクリプティック号に一等航海士として乗り込むことであった。任務までわずかな時間しかないビッグスであったが、タトゥーインに戻って、ルークに近況報告をすることを忘れはしなかった。アカデミー在籍中に、反乱軍に共鳴するグループと親しくなったビッグスは、そのグループに加わることになった。彼らは船舶を盗んで反乱軍に合流することになっており、いつの日か、ルークが自分の居場所を探し当ててくれることを望んでいた。
反乱軍に寝返ったビッグス達は、ヤビン第四衛星のマサッシに潜伏することに成功した。そこで誇り高く任務にあたったビッグスだったが、ヤビンの戦いで名誉の戦死を遂げた。
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