グリード
賞金稼ぎは、ロディアでは栄光のベールに包まれた職業である。彼は自らのプロフィールを取るに足りない尊大な言葉で埋め尽くし、美麗字句を並べ立てて虚栄心の塊だ。権力のどちらの側に仕えるともなく、銀河系を渡り歩いてきたグリードは悪名高き犯罪王ジャバ・ザ・ハットに仕えることとなった。双方ともこの関係には満足していたようだ。グリードは困難な仕事を楽しんでいたし、ジャバにとっては安い報酬ですむので文句は無かったのだろう。
この日を境に、タトゥーインでのグリードの振舞いは横柄であり威圧的になり、戦利品のコレクションを増やしていくことになる。こうしたコレクションの最中に、かれはハン・ソロに出くわすことになった。もし、彼があれほど自信過剰に陥っていなければ、デーブルの下でソロがブラスターを構えているのに気付いていたはずである。
種族的に見ても、ロディアンは何世代も続いたハンターの種族である。ティルス星系にある彼らの小惑星は熱帯植物で厚く覆われ、かつてはあらゆる種の生物が住んでいた。以前は、ジャングルで充分な獲物を手に入れられたので、農業を行う必要などなかったが、より優れた道具を生み出した事によって、大きな獲物が絶滅していき、その結果、彼らの戦闘本能は満たされなくなってきた。その為、彼らは、数千年も続くような恐ろしく血みどろの戦争を繰り返すこととなる。惑星に最初の訪問者が訪れ、彼らの好奇心が外宇宙へむけられるまでの間、彼らは飽くことなく種族内部で戦いを繰り返してきたのである。共和国から送られてきた将軍の死体を足下にし、ロディアンのグランド・プロテクターは宇宙を指差しながら、不敵な笑みを浮かべていたと言われている。
ロディアン族のハンターは自分の仕事にはプライドを持っており、たとえ報酬がなくとも、自らの獲物を取り返すためには危険を犯すことがしばしある。彼らは非常に殺人術にたけておりブラスターよりも、確実に相手を殺すことができる熱反応爆弾を好む。しかも、ロディアン族ギルドに自分達の殺人の成果を証明できるように、数人の目撃者を残しておくことを忘れない。成功した仕事には、このギルドが巨額の報酬を支払ってくれるからだ。報酬を心の内に秘めながら、彼らは自分の仕事を行うのである。報酬は死体との交換でしばしば支払われているようだ。
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Copyright © 1997 Ikuya Yamada