ベン(オビ=ワン)ケノービ
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声 "Use the Force, Luke."
声 "The Force will be with you."
人間。ジェダイ。ルーク・スカイウォーカーの師。
まだ若かりし頃、偉大なジェダイ・マスターであるヨーダからフォースについて手ほどきを受けたオビ=ワン・ケノービは、自分の内なる力を最大限に強化することに努めた。旧共和国のジェダイの騎士として、バイル・オーガナやアナキン・スカイウォーカーといった優秀な戦士と共に、クローン戦争を勇敢に闘い抜いた。彼に将軍の地位が授けられたのは、まもなくのことである。アナキンがフォースに対して特別な適正を持っていることを、オビ=ワンが見出したのは、この頃である。ジェダイの知識をこの若きパイロットに引き継がせる為、彼はアナキンに訓練を施すことを決めたのである。
しかし、人にものを教えたという経験がなかったオビ=ワンにとって、この訓練は想像以上に難航した。フォースという難しい教えだったせいもあるだろう。一方、フォースの力が新鮮だったアナキンは興奮して、その全てを早く習得したいと願っていた。その結果、彼は暗黒面の誘惑に傾倒することになり、とうとう、暗黒面に足を踏みいれたのである。アナキンの変化に気付いたオビは、彼を魔の手から救おうとした。
暗黒面の邪悪さを彼に説き、再び善の心に目覚めてくれることを願ったのだ。しかし、アナキンは聞く耳を持たず、二人の話し合いは議論に変わり、そして腕力に訴えた争いへと発展していった。争いは長い間続いたが、アナキンが煮えたぎる溶岩の穴に落下し、その結末を迎えた。このことが、アナキンの新しい師であるパルパタインの怒りと逆襲につながることを察知したオビ=ワンは、アナキンの妻とその双子の子供を潜伏させることにした。幼い少女、レイアと母親は、アルデアランの総督バイル・オーガナの元に身を寄せ、一方、ルークはオビ=ワンの兄弟であるオーエン・ラースの元に預けられた。パルパタイン皇帝が、ジェダイの行方を探し出し殺害を図っていた事から、オビ=ワンはベンという偽名を使用し、身を隠すこととなる。彼は、タトゥーインに身を隠しルークの側にいることに決めたが、用心のために不用意に近寄る真似はしなかった。万一、自分の居場所であるジャンドランド・ウェイストが、皇帝に知られたとしても、こうしておけばルークは安全である、と考えたのである。タトゥーインの人々は、ベンを人嫌いの偏屈者であると思っているようだ。人と関わりを持たず暮らしているオビであるが、迷い人やサンド・ピープルにおびえる人に救いの手を差し伸べることでも知られている。
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Copyright © 1997 Ikuya Yamada