[1] KIweb3 (ExceシートをHTML変換) Ver4.06(2024/02/18)
1.概略
・Excelシートに記述したテキスト文と、罫線で囲った表、グラフ・図形をHTML変換。
・シート単位で変換しますが、指定すればブック内の全シートを連続変換できます。
・変換されたHTMLタグは、Explorer及びNetscapeのどちらでも問題なく表示できます。
・Excel2010、Excel2019で実行できます。


2.動作環境
   WindowsXP/Windows7 日本語版
   このプログラムはExcelVBAで作成しています。Excelの入っていないPCでは使用不可
   Excel2003/2010/2016/2019で実行確認済み

3.このソフトの使用方法

3−1.ファイルを開く
(1) HTMLへ変換したいExcelファイルを開く。
(2) 本ファイル「KIweb.xls」を開く。
  (上記のファイルを開く順序は(1)(2)が逆でも問題ありません)

3−2.実行スタート操作
・Excel2010は、KIwen3.xlsを開くとアドインが追加され「アドイン」クリックで実行項目が表示されます(下図)


・Ver3.02以降はシート上でマウスを右クリックで、ショートカットメニューに
 「シート内容をHTML変換」が表示されるので、これをクリックでもスタート出来ます。

3−3.実行ダイアログ表示(メニューの「実行メニュー表示」クリックで表示)
  ・THMLに変換したいシートが開いている場合は「はい」をクリック。




(1) HTMLファイル名・保存場所・テ−ブル幅指定・文字サイズ指定形式

背景色・値化・セルの垂直位置が表示さるので、表示内容でよい場合は
「変換スタート」をクリックで変換を実行します。
  (なお、新規作成で保存個所が決まっていないファイルについては、
   実行時のカレントフォルダにHTMLファイルは保存されます)
 


4.使用方法補足説明

(1) Excel上で罫線で囲った表を横に並ベて書いた場合、左側のみHTMLへ変換。
  (下にある場合は1行空白があれば、何個でもOK)

(2) 1シ−ト単位で変換するが、体験版は1000行 × 30列まで、
   1行の最大文字数は255まで変換(正式版は特に制限はありません)
   また、30行以上空白が続くとそこが最終行となります。

(3) フォントサイズ
   +-----------+--------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
   |Excel      |1〜7    |8〜10  |11〜12 |13〜15 |16〜20 |21〜25 |26〜   | 
   +-----------+--------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
   |HTML絶対   |1       |2      |3      |4      | 5     |6      |7      |
   +-----------+--------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
   |HTML相対   |-2      |-1     |       |+1     |+2     |+3     |+4     |
   +-----------+--------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
     (HTMLはベ−シックサイズ3に設定されていることを前提にしてある)

(4) Excelの標準設定(ツ−ル→オプションで設定)が、フォントサイズ11のPCで
   作成したファイルを、標準フォントサイズ10に設定してある別なPCで本
   マクロを実行した場合、フォントサイズ10としてHTMLへ変換します。 

(5) 罫線で囲んだセル内折り返しの場合、「GRPH(Alt)」&「Enter」で入力した
   ケ−スは2段表示する。それ以外の場合は横につながってしまうので注意。
   また、同一セル内の文字サイズ・色は同一となります。(上記も同様)
   なお、上下2個のセルに書いた時は当然2段になります。
  
(6) BODY・TABLEの条件等をExcelシートへ記入すればHTMLファイルへそのまま
  例1:BODY条件
   ## BODY BGCOLOR=#FFFFF0        (バックカラー指定例)
   ## BODY BACKGROUND="../imei/kabe2.gif" (バックイメージ指定例)

  例2:TABLE条件(罫線で囲ったセルの前に記述した条件でテーブル作成)
   ##; BORDER=0 WIDTH=230 CELLPADDING="2" CELLSPACING="0"
   ##; BORDER=2 WIDTH=300

例3:メタ情報1
   ##; <META NAME="description" CONTENT="オンラインソフトの総合リンク集">

例4:メタ情報2
   ##; <META NAME="keywords" CONTENT="オンラインソフト,リンク集,HTML,CGI,HTML">

例5:下線なしリンク
   ##; <STYLE> A{text-decoration:none;} </STYLE>

例6:タイトル(特に指定しない場合ファイル名がタイトルとなる)
   ##; <TITLE>ソストリンクス </TITLE>

4−2 シートにHTMLタグを記述するケース
Excel2000の頃は、Excelシートに <Table> 又は、<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript> などのHTMLタグ
をコピーペーストで記入しても単なる文字扱いで問題なかったが、Excel2003以降は1部のHTMLタグは
コマンドとして認識され記入した時点で自動的に実行されてします。

昔はExcelシートにHTMLタグを記入しても問題なかったが、新しいExcelバージョンではセルにタグ記載
は避けた方がよさそうです。なお、どうしても書きたい場合はModuleシートにcells(○、○)=”*****”
のように、マクロでセルに記入の場合は勝手に実行されないので記入できます。

ExcelシートをHTMLに変換に当り、対象のシートに以下の例をよくセルに記入して使用してします。

[1] ディスプレイ中央行に表示したい場合
<center>・・・・センターに表示・・・・ </center>  (以下実例は&lt; でなく<半角で記述)

[2]スタイルシート記入例
[2-1] _blankは新規のウィンドウに表示
<STYLE> A{text-decoration:none;} A:hover{ color: #ffffff;background-color:#3366ff}</STYLE>
(リンクの下線無し、マウス乗せで背景青色・白文字)

[3]リンク記入例
[3-1] _blankは新規のウィンドウに表示
<a href="http://www2s.biglobe.ne.jp/~iryo/" TARGET="_blank"> ExcelVBA便利帳</ >

[3-2] _topはフレーム分割を解除してウィンドウ全体に表示
<a href="http://www2s.biglobe.ne.jp/~iryo/" TARGET="_top"> ExcelVBA便利帳</ >

[3-3] TARGET=""の指定無し、現在のウィンドウに表示
<a href="http://www2s.biglobe.ne.jp/~iryo/"> ExcelVBA便利帳</ >

[3-4] セルにハイパーリンク記述の場合は、HTMLファイルではHTMLタグに変換して表示されます。


[4] ソースをそのままの形(配置)で表示
<pre>Sub ファイル作成日()
Dim phn As String, fff As String
phn = ActiveWorkbook.FullName
fff = Dir(phn)
MsgBox fff & "の作成年月日→ " & FileDateTime(phn)
End Sub
</pre>

実例:
Sub ファイル作成日()
Dim phn As String, fff As String
    phn = ActiveWorkbook.FullName
        fff = Dir(phn)
    MsgBox fff & "の作成年月日→ " & FileDateTime(phn)
End Sub


[5] 画像表示
<IMG SRC='v1img/54-0.jpg' ALIGN='left'>

大関昇進もオメデトウ。
(昇進はまだ確定していまん)

来場所は大関で頑張って!

<BR CLEAR="all">
実行例:

大関昇進もオメデトウ。
(昇進はまだ確定していまん)

来場所は大関で頑張って!




[6] その他のよくシートに書くHTNMLタグ
<HR>  <BR>  <HR NOSHADE SIZE=7> 
他ページの指定した場所へ⇒<A HREF="kindle54.html#54(2)"> マーカ名⇒<A NAME="54(2)"></ >


4−3「KIhtml」独自のHTML変換記号
HTMLへ変換するシートの特有の情報をHTMLファイルに反映させたい場合、「KIhtml」のみに
対応する独自のHTML変換記号があります。その記号はセル文字を記入字最初に「##;」のマークを
記入し半角1文字空けてHTMLに反映させたい情報を記入します。「##;」のマークで対応できるタグを
以下に記述します。

1999年作成の「KIweb」は「## 」の#2個記入でしたが、その場合何処かの行に#########を多数記入
の行があると正常にHTML変換が出来ない不具合があったので記号は「##;」の3文字に改善しました。


(1)変換はセルに表示されている通り変換します。したがって隣のセルの下になっている文字
  もWebでは見えるようになりますが、日付等で「#####」になっている場合はWeb上でも
  「#####」となります。
  なお、セルに表示されている文字の変換であり、数式やリンクがある場合それらは無視
  します。(追記:Ver2.32からハイパーリンクはリンク機能付きで変換します)

(2)シ−トに記述したコメントは変換されません。変換した図形もExcelシートと表示場所が
  異なるため必要に応じHTMLファイルの補正を行なって下さい。

(3)シ−トにHTMLタグを記述した場合、変換後必要のない改行
が記述されます。
  解決策としてと特殊文字を記入する方式にしました。タグの後へ「」を記述して
  下さい。例: <center>!# → !# → 文字のある場合 <BR>が付きません

(4)<BR>後記にチェック
HTMLソースの改行タグ<BR>が、各行の最終に記述されます(下記(12)ではチェックする)。

(12)pre対応にチェック
Webページに、改行やスペースなどがそのまま表示されるが、<BR>が不要であり削除

4−4表作成に関する特記事項
テーブル作成は、セルが罫線で囲ってあればHTMLファイルでは自動的にテーブルに変換されます。
各セルにに罫線を付けるだけであり、非常に簡単にテーブルを作成できるのが他のアプリケーションに
無い、Excelシートの特技だと思います。

したがって、「KIhtmlではその特徴を最大限生かせるように機能が織り込んであります。

[1] 枠内のテキスト文字
[1-1] 各セルに罫線が有る場合(一般例)
例1-1a:Excelシート記入例


例1-1b:HTMLファイルでWebへ表示例
1行目文字AAAAA 1行目文字AAAAA  
2行目文字BBBBB 2行目文字BBBBB  
3行目文字CCCCC   3行目文字CCCCC

[1-2]多数行のセルをまとめて罫線例。
例1-2a:Excelシート記入例


例1-2b:HTMLファイルでWebへ表示例(1枠に各行表示)
1行目文字AAAAA
2行目文字BBBBB
3行目文字CCCCC
1行目文字AAAAA
2行目文字BBBBB
 
 
 
3行目文字CCCCC


[1-3] 1セルに多数の文字例
例1-3a:Excelシート記入例


例1-3b:HTMLファイルでWebへ表示例(1行に横長表示)
1行目文字AA2行目文字BB3行目文字CC 1行目文字AA2行目文字BB


[1-4] 1セル内の文字を「Alt]+「Ente」で段落しの例
例1-4a:Excelシート記入例


例1-4b:HTMLファイルでWebへ表示例
1行目文字AA
2行目文字BB3
行目文字CC
1行目文字AA
2行目文字BB

[2] テーブル幅をセルに記入して指定
罫線で囲ったセルの前に記述した条件でテーブルを作成
[2-1] テーブル全体の幅指定及び全体枠指定
例2-1a:Excelシート記入例


例 2-1b:HTMLファイルでWebへ表示例
データ ああああああああああ データ いいいいいいいいいい
データ ああああああああああ データ いいいいいいいいいい

[2-2] テーブル全体の幅指定及び全体枠無し
例2-2a:Excelシート記入例


例 2-2b:HTMLファイルでWebへ表示例(BORDER=0の[0]が枠ナシ)
データ ああああああああああ データ いいいいいいいいいい
データ ああああああああああ データ いいいいいいいいいい
※上記で指定したテ−ブル幅は1度指定すれば、そのシ−ト全体に反映させれる(便利な機能だが不要の時もあり)。

と指定なしで記述すれば、以降のテ−ブルは通常に戻る。


[2-3] テーブルの各セルの幅指定
例2-3a:Excelシート記入例


例 2-3b:HTMLファイルでWebへ表示例


データ あああああ データ いいいいい データ おおおおお
データ あああああ データ いいいいい データ おおおおお
※上記で指定したテ−ブル幅は1度指定すれば、そのシ−ト全体に反映させれる(便利な機能だが不要の時もあり)。

と指定なしで記述すれば、以降のテ−ブルは通常に戻る。


[3] テーブルの周囲に文章を記述

[3-1] テーブルの横にテキスト文を表示する方法


例 3-1b:HTMLファイルでWebへ表示例
データ いいいいい データ おおおおお
データ いいいいい データ おおおおお
データ いいいいい データ おおおおお
データ いいいいい データ おおおおお
データ いいいいい データ おおおおお

本例は ALIGN="left"
表の左側にテキスト文字は
ALIGN="right"
と罫線で囲った表の前行の
のセルへ記述します。



[4] テーブルの左に並べて表示

[4-1] 2個のテーブル(罫線)を縦に記入
通常罫線でだ囲ったセルはテーブルになりますが、横に2個並べて書いても、左側のみの変換です。
例4-1a:Excelシート記入例
セルに< table > タグを書き、その大枠のテーブルに、2個のテーブル(罫線)を縦に記入


例 4-1b:HTMLファイルでWebへ表示例

Aテーブルセル1 Aテーブルセル2
Aテーブルセル3 Aテーブルセル4
Aテーブルセル5 Aテーブルセル6
Bテーブルセル1 Bテーブルセル2
Bテーブルセル3 Bテーブルセル4
Bテーブルセル5 Bテーブルセル6

[4-2] ALIGN="left"でテーブルを横に表示
例4-2a:Excelシート記入例


例 4-2b:HTMLファイルでWebへ表示例
上図の6行は1行空で、変換時< BR > が記載されるので左側テーブルは1行下に表示されます。
この< BR > は、余分なタグであり、ソースを開き削除すればテーブルの段ズレは解消します。
cテーブルセル1 cテーブルセル2
cテーブルセル3 cテーブルセル4
cテーブルセル5 cテーブルセル6

dテーブルセル1 dテーブルセル2
dテーブルセル3 dテーブルセル4
dテーブルセル5 dテーブルセル6




[5] テーブル関係 その他の説明
[5-1] セルのフォント・パターン状態は大体HTMLに再現できます
例5-1a:Excelシート記入例


例5-1b:HTMLファイルでWebへ表示例

・・・・左揃え・・・・ ・・・・中央揃え・・・・ ・・・・右揃え・・・・  
文字サイズ9 文字サイズ11 文字サイズ14 サイズ18
文字飾り太線 文字飾り取り消し線 文字飾り斜体 文字飾り下線
背景色 緑色 背景色 黄色 背景色 青色 背景色 灰色
文字色 ピンク 文字色 赤色 文字色 青色 文字色 茶色
セルを結合して中央表示

[5-2] その他テーブル関連注意事項
・ Excel上で罫線で囲った表を横に並ベて書いた場合、左側のみHTMLへ変換。
 (下にある場合は1行空白があれば、何個でもOK)(テーブル横2個表示は前[4]項に記述の細工で対処できます)
・罫線(表)の右に記載したセルのテキスト文字はHTMLに変換できません。
  罫線の最終列をチェックしてテーブル作成の関係で、それより右列は無視となっています。

・「2-3」項目で、各セル毎に横幅指定できるとなっていますが、各セルはTD WIDTH=○○ と記載
 する関係で、テーブルの1行目が連列セルになっている場合はこのセル幅の指定ができません。

・結合セルでテ−ブルがおかしくなる場合は、Exeelシートに余分な罫線が無いか確認して下 さい。
 (罫線を付けた後でセルを結合した場合、非表示になっていますが罫線があります。結合した
 後で罫線を付けた場合は問題なし)(他にも結合セルを変換した場合正しく変換され場合があります)




5.ダウンロード (圧縮ファイルは解凍して使用して下さい)
KIweb3ダウンロ−ド(80kb)

圧縮ファイル名:KIweb3.zip
解凍でフォルダ内に、KIweb3.xls、KIwen2説明.txt、があります
(マクロは「McAfee VirusScan 」でウイルス無しチェック済み)


6.その他
[1]このプログラムはExcelVBAで作成しています。Excelの入っていないPCでは使用不可。
[2]Excel2003・Excel2007・Excel2010で実行出来ます
[3]本マクロの使用に起因するいかなる事態も責任を負いません。


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