1-4 Excel 2016の設定 or 操作の覚書
ここに記述の内容は特にエラー発生の事柄ではありません、通常Excel2003を使用しているが、
Excel 2016を始めて使って不便な点があったら、対応内容を記録します。

Excel2007/2010も5年ほど前から持っているが、まだ使用していない、本ページは今だにExcel2003
の愛好者がボツボツExcel2007を使い始めようと思っている方に喜ばれると思うコーナーです。


(1)Excel 2016 で変更された「既定フォント」を以前に戻す
Excel 2016 ではセルへ文字入力すると適用される「既定フォント」が「MS Pゴシック」から「游ゴシック」に変更している。

株価解析の必要があり、銘柄コード6752をWebより取得したが、左図のよに行幅が大きくなり、たった20日分の取得でも全
データを表示できなかった。今後も不便なのでExcel2003と同じ「MS Pゴシック」にして約30行見えるように設定を変えた。

【図1-41a】フォント「游ゴシック」の表示、【図1-41b】フォント「MS Pゴシック」の表示
  

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Excel2003と同じフォントに戻す方法は、「ファイル」→「オプション」で→「基本設定」画面が開きます。
「新しいブックの作成時」の『次を既定フォントとして使用』のプルダウンメニューから「MS Pゴシック」を選択【図1-4c】参照
「OK」ボタンをクリックで、Excelを閉じてから再起動のメッセジがでるので、1度Excelを閉じて再度開けば設定終了です。

【図1-41c】「MS Pゴシック」を設定画面





(2) コピーメソッドを実行した場合、解除方法が一部変わっています
下図は、F列データをコピーしてI列に貼り付けた例です。コピー元の選択したセルはコピーが解除になるまでは、囲まれた
点線が回っています。この解除方法は@[Esc]キークリック、A空いているセルを選び[Delete]キークリック、の2通りの
方法がありました。しかしAはExcel2016で[Delete]キークリックでコピーが解除されなくなくなりました。。




Excel2016で変更になった件を自動記録で確認しまた。
Macro1は、Excel2003/2010の自動記録で、[Delete]キーを押した時点で、 Application.CutCopyMode = False 及び
Selection.ClearContentsが実行され、コピーモードは解除されています。

しかし、Excel2016のMacro2の記録では、[Delete]キーを押しても、 Selection.ClearContents のセルデータ消去のみで
コピーモードは解除はありません。したがってExcel2010までと異なり、前記述のAは使用できません。

Macro3は[Esc]キーを押したケースの自動記録であり、Excel2003/2010/2016で問題ない。したがって、Excel2010の
自動記録でマクロを作成した場合、Excel2016で不具合が発生するので、コピ解除は[Esc]キー使用が望ましい。

'Excel2003/3010共 Range("L2").Selectで[Delet]キー押した例
Sub Macro1()
    Range("F3:F22").Select
    Selection.Copy
    Range("J2").Select
    ActiveSheet.Paste
    Range("L2").Select
    Application.CutCopyMode = False
    Selection.ClearContents
    Range("M5").Select
End Sub
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Excel2016 Range("L3").Selectで[Delet]キー押した例
Sub Macro2()
    Range("F3:F22").Select
    Selection.Copy
    Range("J3").Select
    ActiveSheet.Paste
    Range("L3").Select
    Selection.ClearContents
    Range("P7").Select
End Sub
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Excel2003/3010/2016共 Range("J3").Selectで[Esct]キー押した例
Sub Macro3()
    Range("F3:F22").Select
    Selection.Copy
    Range("J3").Select
    ActiveSheet.Paste
    Application.CutCopyMode = False
    Range("N8").Select
End Sub





(3) Excel2016はマクロの実行速度が遅い気がする

Excel2016は手持ち3台のPCのうちあまり使用していない一番古いノートPCへ入れた。プロセッサ:2.40 Ghzであり、
他の2台の3.00 GHz より遅いので性能から見ても遅いのはしょうがないが(実装メモリ(RAM):2.00 GBは3台同じ)、並べ替
えなどは2台は気にならないが、Excel2016の1台は遅くてイライラすることがある。

Excel2016のせいか、PCの性能が悪いせいか判らないが、よぶんなファイルが溜まって、パソコンの空き容量を大幅に占有
している場合は実行速度が遅くなるようなので、不要ファイル削除を数年間実行してないので、
「テンポラリ(temporary (temporary =一時的な)ファイル」を消去する事にします。

※「tmpファイル」を削除する方法
[Windows]ボタン→コンピュータをクリックし、「Cドライブ(※)」を選んでいる状態で右クリックして「プロパティ」を選択。
「ディスクのクリーンアップを」選ぶ(下図参照)。(この説明はWin10を持っていないので、Win7です)

【図1-43a】Cディスクの容量


削除するファイルの一覧が表示されます。この一覧にある「一時ファイル」をチェックして「OK」をクリックすれば、
自動的に不要なファイルを削除してくれます

【図1-43b】「一時ファイル」をチェック




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