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#2139/2201 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (********) 08/ 4/26(Sat.) 16:54 ( 28)
#2135 補足2 S1
★内容
映画「靖国」の上映をする・しないで国内が騒がしい。
中国に対する嫌悪感が大きくなっているだけに、上映
反対の声は大きい。
しかし、である。
映画に限らず、どんな作品であれ、批判するのも賞賛
するのも、まずは観てからである。仮にも日本が自由
の国であるなら、予想される内容が自分たちの気に入
らないものであっても、公開させないなどということ
があってはならない。観ない自由もあれば、観た上で
批判する自由もあるのだ。(もちろん自由は無制限な
ものではなく、公序良俗に著しく反するものは別だろ
うが)
中国人が監督で、モチーフが靖国神社であれば、反日
的な内容になる可能性は容易に想像がつく。しかし、
右翼団体の鈴木邦夫が推薦しているというから、それ
ほど反日色があるとは思えない。
かなり昔の話になるが、東西冷戦時代のソ連映画や中
国映画をいくつか観たことがある。中には、厳しい制
約があったであろうことが伺える中で、ストレートで
はないにしろ体制批判をにじませた作品があった。全
体主義国家だからとて、誰も彼もが政府のチョウチン
映画を作るのではないということをそのとき知った。
「靖国」の監督がどういう人物かは知らないが、願わ
くば理性的な中国人であってほしいものだ。
[ コメント数 1 読む(F2139) ]
#2152/2201 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで *** コメント #2139 ***
★タイトル (********) 08/ 5/13(Tue.) 21: 5 ( 44)
絵コンテを示さなかったのか? 一久
★内容
【監督と刀匠の問題】
映画の内容以前に、監督側の事前説明と、刀匠側の認識の
不一致が問題となっている。靖国神社とも同様の問題が起こ
っている。
この監督が、故意に刀匠や靖国神社を騙した、と考えられぬ
こともないのだが(かなり疑わしいと私は思う。国会議員の
圧力で刀匠が寝返ったという説明よりは、刀匠が騙されたと
いう訴えのほうが単純明快だからだ)しかしそうだとしても
映画が出来上がった後では、一個人にはどうしようもない。
刀匠がいくら削除を要求しても、何の対応も得られなかった
のがその証拠だ。(なんの対応もされなかったということを
もって、ますます監督陰謀説が確定的となったと思える)
では今後、このような取材要請に対して、どのようにすれば
よいのだろうか。
それは、絵コンテを示してもらうことだ。
絵コンテとは、マンガのようなもの、というか、紙芝居のよ
うなもの。映画の画面をイメージして、監督自身が描くもの
で、脚本もこれに付属する。
黒澤監督は、若いスタッフに、修行の為には、とにかくコン
テを描け、と言っていたそうだ。
取材を受ける者は、常に脚本と絵コンテを示すことを要求す
べきだし、監督側もそれを申し出るべきである。
今回の最大の問題点は、ドキュメンタリーだからといって、
コンテも脚本も示さなかったことにある。
ドキュメンタリーも、一種の創作である。どんな切り口で
映像にするのか、それは監督の意思によるのであるから。
ドキュメンタリーであっても、脚本やコンテを示されなけれ
ば、取材に応じてはならないのだ。
それを拒絶する監督には、悪意があると思うべきなのだ。