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#3129/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #3124 ***
★タイトル (********)  11/ 1/24(Mon.)  21:56  ( 51)
a@025 自由が平等を侵害するとき     一久
★内容

【自由が平等を侵害する】

 自由がなければ平等ではなく、平等がなければ自由はない。

 自由とは、平等に参加・競合・競争できるということであり、
 平等とは、自由に参加・競合・競争できるということである。

 では、世に言う、自由が平等を侵害するという事態は何を意
 味するのであろうか。


【自由が自由を侵害する】

 実は、自由が自由を侵害する場合がある。

 すなわち、自己の自由を主張するあまり、他人の自由を侵害
 することがある。というよりも、自然界においては、この種
 の「自由」こそが普通である。

 人間が言うところの自由とは、そのような動植物的自由では
 なくて、人間社会をより住みやすくするための自由である。

 他人の自由を抑圧することを互いに禁じ、あるいは制限し、
 そうすることによって、より優れた新しい事業が阻害されな
 いようにする。

 かくして、人間だけが高度な社会を築くことが出来た。人間
 は社会的な動物であると言われるゆえんである。


【平等を侵害する自由とは】

 つまり、平等を侵害する自由とは、この「他人の自由を侵害
 する自由」のことである。

 ビルゲイツがいくら稼ごうとも、彼の自由であり、私の自由
 は侵害されない。

 しかし、マイクロソフトが独占的手法でソフトウェア市場を
 支配したならば、ソフトウェア作成会社の競争する自由は失
 われ、マイクロソフトと他の企業との公平性は失われる。

 自由と平等とが相克するとは、実は、自由が自由を侵害する
 ということの結果にすぎないのだ。








#3130/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 1/25(Tue.)  20:29  ( 24)
a@026 敵対者を尊重せよ     一久
★内容

【自己検証のために】

 討論の目的が自己検証であるならば、自分と対立する意見
 こそを求める必要がある。それなしには、検証など不可能
 である。

 ゆえに、言論の自由が最重要視されることになる。

 誰もが自由に反対意見を述べることができてこそ、自己検
 証もきちんと行われる。

 さらにいうならば、発言しようとしない相手からさえも意
 見を引き出してこそ、真の自己検証だといえるのかもしれ
 ない。

 そこまではともかくとして、反対者の言論を封じたり、威
 嚇したり、罵倒したりする人間には、討論で発言する資格
 はない。

 彼らは自己検証という、討論の目的をすでに喪失している
 ことになるのだから。


 

#3131/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 1/26(Wed.)   0: 3  ( 58)
山岳ベース事件     拓睦
★内容
あさま山荘事件は有名ですが、山岳ベース事件というとどれほど有名だろうか?
だいぶ風化しているのでしょうね、事件の概要がwikiあたりで調べてもらうとして
なぜ、あのような事件が起こったのか?
という命題を考えてみたいとおもいます。
それにより狂信者と呼ばれる思考形態を分析し「天国にいたるには地獄へ行く道を
知るのが一番である」と信じ予防策がとられることを期待して。

まず、当時状態として

1.社会的に孤立からくる先鋭化
2.別組織との合同に伴う主導権争い

の2点がある。
1.から手段が過激化するのは当然、というかしまっくていました。
2.から火種が内包していた、ということです。
さてさて、こういう事態ならば滅亡目前の末期組織にはよくある話。
この事件の異質さは、集団リンチによる残虐な手口とリーダーの指示に唯唯諾諾
と従ったメンバーにある。
明日は我が身と考え、反乱を考えなかったのか?
リーダーには倫理がなっかたのか?

私の回答としては、倫理があったからこそリーダーは残虐な行為を行い、仲間は
倫理によって反乱をかんがえなかった、です。

なぜならば、倫理のすり替えこそが洗脳の本質だからです。
倫理的だったからこそ残虐な支持を出し、倫理的だったからこそ指示に従う。
さて、なぜそうなったか。
隔絶により外部検証がないこと、でしょう。
組織という閉鎖空間において独自の倫理が働くのはよくある話。
手口が残虐というだけで、目新しい話ではない、というわけです。

つまり、構造的には異質ではない、人間本来の姿です。

では、結果として、そこまで暴走してしまったのか?
倫理があったが、倫理に問題があったのか?
倫理の運営者である指導者に問題があったのか?

この問いは当時も言われており、知識人は指導者を、指導者は思想に責任がある
と主張した。
私の考えとしては、相互依存であると思う。
両方、というわけです。
前回、自由と平等のバランスで書いたように、平等を無制限に拡張すれば指導者
と奴隷という格差以外すべて撤廃される。
そして、関係者は社会的に孤立し、思想以外の物差しを放棄しその純化を求めた。

結果、完璧な思想も、完璧な体現者もないのにそれを求め、上記の主導権争いに
着火した。またリーダーになった人間は本来2流と評され、早急な権威の確立が
必要だったので過激な手段に拍車をかけた。

だだし、平等という概念を弁護すれば、上記は個人を抑圧できる概念と、それを
実行し賛美される閉鎖組織があれば、どこでも発生するものである。
近年だとオウム真理教の「ポア」が該当する。

では、対抗策は?
閉鎖空間の発生を防ぐこと、につきる。
現状では「自由」しかない。
だだし、自由の場合には最後の人間、という問題が付きまとう。
そこら辺は次回にでも


#3132/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 1/27(Thu.)  22:47  ( 35)
a@027 民主主義の主戦場は政党内にあり     一久
★内容

【政党内部こそ、民主主義の要】

 民主主義国家において、討論や検証を行うべき最重要な
 場所は、国会ではない。テレビ番組の中でもない。新聞
 紙上でもない。

 政党の内部こそが、その場所である。

 政党内部において、真摯な検討を行い、その時点での結
 論を出し、政策に反映させ、誤りあればこれを修正する。

 そのような政党であれば、どの政党が政権を取ろうが、
 政党内部の民主主義的運営を通じて、国家の民主主義も
 保たれることになる。

 二大政党制とは、そのような政党が二つ以上存在し、国
 民はどちらがより優れた民主主義の政党であるかを選挙
 によって選ぶ制度である。

 もしも政党内部にこのような検証能力が無い政党ばかり
 であったならば、政権を取った政党は暴走を始め、政権
 を失った政党は、党利党略に走って議会を混乱させるこ
 とを省みないであろう。

 党内でさえ検証することがない政党が、政敵である他党
 からの批判に応えて、真摯に検討することはありえない。

 あったとすればそれは、数合わせのための行為、すなわ
 ち「談合政治」である。

 数合わせが目的であるから、批判・検討はいい加減なも
 のとなり、その政策のリスクや欠陥は無視される。

 
 

#3133/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 1/31(Mon.)  20:26  ( 52)
a@028 奴隷経済再考     一久
★内容

【奴隷経済を再考する】

 奴隷制度社会において、失業者も難民も存在しなかった。
 存在すれば、たちまち奴隷にされていたであろうから。

 このことから、逆に、失業者対策や難民救護活動のあり方
 を模索できるのではないだろうか。

 つまり、奴隷とはどんな制度であったのかを再考し、その
 成立条件を抽出し、そして、現代にあわせた形での新制度
 として作り直すのである。

【奴隷とは】

 奴隷は第一に、衣食住を保証されている。

 第二に、労働を強制されている。

 第三に、意外にも奴隷は仕事をサボる者である。古来、奴隷
 労働ほど、生産性の低い労働は無いと言われているように。

 現代の失業対策や難民対策は、この要件を満たしていない。
 ゆえに、効果が薄い。

 現代社会では、衣食住の保証、といっても、金や一時的な食
 料支給しか行っていない。

 労働を強制してもいない。強制しないということは、働く場
 を保証していないということでもある。

 自由に就職活動して働く場を見つけ出せる状況であればとも
 かく、そうでない事態においては、労働を強制されないとい
 うことは、自由を抱いて死ね、と言っているのと同じである。

 難民のように就業経験の少ない人々には、先進国並みの長時
 間労働を強いるべきではない。奴隷がサボれたように、難民
 の仕事は短時間のものにすべきなのである。午前中だけ働い
 て、かつ、週休4日とかにすべきなのだ。

 まとめると、失業・難民対策としては、十分な衣食住を保証
 する見返りとして、労働債務を背負わせるべきである。

 ただし、一日の労働時間も、年間の労働時間も、少なくする
 必要がある。

(どの程度少なくするかは、その社会によって変わる。日本人
 失業者相手ならば、八時間労働・年間1600時間でも少な
 いだろうが、アフリカの難民相手ならば、これは逃亡者が出
 かねないほどの多すぎる労働時間だ)




#3134/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 1/31(Mon.)  20:45  ( 31)
バブル経済再考     一久
★内容

【バブルはバブルにあらず】

 バブル期の実体経済は、バブルではなかった。

 そのことを理解しないがゆえに、その後の対策は失敗の
 連続となった。


【金融はバブルでも、実態はバブルではなかった】

 地価と株価の暴騰がもたらした金余り現象は、確かにバ
 ブルであった。

 だが、それにも関わらず、貿易収支は黒字を続けた。こ
 れはつまり、生産が消費を上回っていることを意味する。

 実体経済は、バブルなどではなかったということなのだ。

 そのような状況で、金融バブルがはじけたらどうなるか?

 生産力が余って、人減らし、生産調整が起こる。いわゆる
 デフレ・スパイラルだ。

 日本が長期に渡って、不況に苦しんでいる理由はここにある。
 
 実体経済に合わせて、はじけたバブルの分だけ量的緩和す
 べきなのだということが分かっていないのだ。





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#3135/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #3134 ***
★タイトル (********)  11/ 1/31(Mon.)  20:46  (  2)
a@029 です     一久
★内容

 また書き忘れた・・・


#3136/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/ 5(Sat.)  21:21  ( 55)
a@30 独裁も民主主義     一久
★内容

【独裁も民主主義】

 なんども言うように、選挙をすれば民主主義、ではない。
 選挙の結果、民主主義の政党が勝ってはじめて民主主義
 である。

 しかし、このことは逆に言えば、次のようにも言える。

 独裁も民主主義である。なぜならば、国民がそれを選んだ
 のであるから。ましてや、選挙で選ばれたのであれば、文
 句なく、民主主義の一種である、と。


【集合で考えるべし】

 民主主義という集合の中には、独裁も民主独裁も、直接民
 主制も、すべて含まれている。

 だから、独裁も民主制である、ともいえる。

 国民がもし、独裁政党を選挙で勝たせれば、それはすなわ
 ち、民主的に独裁国家が誕生したことを意味する。

 しかし、それを本気で望んでいる国民が存在するのであろ
 うか? 自由や平等や公平が脅かされる世界を?

 我々が普通に民主主義と言った場合、言論の自由や機会均
 等や公平性を実現しようとする社会を意味するはずだ。

 決して、独裁政治を意味しはしない。

 私の言う、民主主義の政党が勝ってはじめて民主主義とな
 る、という言葉の意味は、まさにこの狭義の民主主義政党
 を見出し、この政党に投票せねばならない、という意味で
 ある。

 ゆえにもし、このことの重要性を理解せずに、時代の空気
 や個々の問題を重視して選挙での投票を行えば、選挙とい
 う民主主義の手段を使って、独裁政権を作り出す結果とな
 りかねない。

 民主主義という集合には、独裁も自由主義も入っている。
 ゆえに、その集合の中から、各自が「真に民主主義と呼ぶ
 ににふさわしいものはどれか」をセレクトせねばならない。

 これこそが、選挙で第一義的に必要なことなのだ。

 :例えば、菅氏や橋元氏は、民主独裁に近い考えだ。彼ら
  を選ぶということは、民主独裁に賛成するということで
  ある。

 


 

#3137/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/ 5(Sat.)  21:43  ( 33)
a@31 狭義の民主主義とは     一久
★内容

【狭義の民主主義】

 国民が選ぶ政治はすべて民主主義である。独裁政治もだ。

 しかし、現代の我々は、民主独裁を民主主義だとは言わない。
 北朝鮮がいくら共和国を名乗ろうとも、だれもあの国のこと
 を、民主主義国家だとは言わない。

 では、我々が言うところの民主主義、いわば、教義の民主
 主義とはなんであろうか。

 そもそも、民主主義とは、国民に主権があるということ。

 その主権のもとに、選挙で為政者を選ぶ。

 この時点で「国民主権は終わり」あとは政治家に任せよ、
 というのが、民主独裁的な考え方。

 選挙で為政者は選ぶけれども、それはあくまでも形式的・法的
 な代表装置にすぎず、国民は口も手も出して、政治家を監視
 するぞ、というのが狭義の民主主義である。

 そして、その為の装置を政党自らが内部に持ち、政党内の声
 を通して為政者を監視・教導する政党こそが、政党内民主主義
 を持った政党であり、そのような政党が政権を得て初めて、真
 の民主主義国家となる。

 為政者にとって、最も恐ろしい敵は、自党内部の反対勢力である。
 ゆえに、健全な反対勢力を持った政党は、自己の政策を検証する
 ことも、党内自浄化を計ることも成しやすい。

 


#3138/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/ 5(Sat.)  21:57  ( 36)
a@32 労働力市場を作れ     一久
★内容

 【年金・失業・生活保護問題を解決する】

 ハローワークにやってきた人、および、生活保護申請者を
 全員、国家公務員として雇用し、そのうえで、求人してき
 た企業に派遣労働者として貸し出せばよい。

 もちろん、老齢者も同様である。ただし、労働時間等での
 考慮が必要だろう。

 当然、派遣された労働者には、派遣手当てがつくし、指名
 があれば、指名手当てもつく。

 失業者や生活保護受給者は、何も生まない。だが、いかに
 非効率的とはいえども、公務員として努める以上は、何か
 を生み出す。マクロ的に、国富は増える。


【資本主義的政策である】

 これは一見、社会主義的政策に見える。

 が、実はこれほど資本主義的な政策はない。

 なぜならば、これによって、労働力が市場化するからだ。

 労働者はハローワークという市場に自分を売り出せばよい。
 企業は、ハローワークから労働力を買えばよい。労働条件
 その他、これまで各人・各企業でやっていた駆け引きだの
 説明だのピーアールだのは不要となり、ハローワークの管
 理のもとでスムースに労働力の売買が可能となる。

 早い話が、どんな零細企業に派遣されていても、国家公務
 員としての給与・待遇は保証されるということである。


 

#3139/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/ 5(Sat.)  22:11  ( 41)
a@33 大阪の情報発信力向上のために     一久
★内容

【大阪の情報発信力を高める】

 ノック知事以降、橋元知事にいたるまで、ずっと同じこと
 が言われ続けてきた。「大阪の情報発信力を高めたい」と。

 しかし、いまだにそれは遠い夢である。橋元知事の発信力
 は高まったかもしれないが・・・

 ここでいう情報発信力とは、「大阪へ行ったほうが全国へ
 名が知れる」と若者達から思われるシステムのことだ。

 今現在の日本では、それは東京にしかない。ゆえに、お笑
 い芸人でさえ、東京キー局で成功しなければ全国区にはな
 れない。


【東京キー局の番組を買え】

 ノック知事から橋元知事まで、ソフトを充実することによ
 って発信力を高めようとしてきたけれども、私に言わせれ
 ばそれは、壮大なムダである。

 情報発信力とは、ソフトではなく、ハードである。大阪に
 来れば、全国に発信される機会が多いということ、それが
 情報発信力である。

 そして、それらはすべて、今現在、東京に占拠されている。

 しかし、ならばそれを逆手に取って利用しようではないか。

 つまり、週に一つでよい。東京キー局から流す番組を、大
 阪府で買ってしまうのだ。その番組の中で、様々なジャンル
 の新人発掘コンクールを行い、全国から参加者を募集する。

 たったこれだけで、大阪を目指す若者が大挙してやってくる
 だろう。

 橋元知事自身、東京キー局発の番組で人気者になって今日
 がある。



#3140/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/ 6(Sun.)  19:18  (  1)
二月中に a@59 まで、か。     一久
★内容

 忘れそうなので、書いておいた。

#3141/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/ 6(Sun.)  19:34  ( 47)
a@34 中小企業へ行け     一久
★内容

【不況時の就職活動】

 新卒予定者の多くが大企業への就職活動を失敗し続ける
 状況とは反対に、中小企業の求人は結構あるのだそうな。

 だから、新卒者は贅沢言ってないで、中小企業へ行け、
 と、世の人々はのたまう。

 しかしこれは、とうてい分析力のある人間の言う言葉で
 はない。

 物事には必ずその原因がある。新卒者が大企業を選び、
 中小企業を顧みないことにも、やはり原因がある。

 それを考察せずに、我儘だ、と言うだけでは事態は何も
 変わらない。

【中小企業が嫌われるのは当然のこと】

 不況だから中小企業へ行け、とマスコミは言う。だが、
 新卒者から見れば、不況だからこそ、安定した大企業へ
 入りたい。いつ潰れるかもわからない中小企業へは、不
 況時だからこそいきたくないのだ。

 中小企業に入って、五年後に会社が潰れたとき、新卒と
 いうレッテルさえも失って、路頭に迷うことになる。そ
 うなったらどうしてくれるんだ!と彼らは言っているの
 だ。

 そのために第二新卒を作ったのだ、と大人達は言うのだ
 ろうか?

 だが、第二新卒とは、五年間の中小企業でのキャリアを
 ゼロにして再出発するということである。それで救いに
 なるのだろうか。

 これが大企業であれば、五年勤めただけでも企業年金が
 出る。大企業で5年努めたキャリアは、名前だけでも役
 にたつ。就職活動にも有利だ。(それこそ、中小企業に
 就職しようとするときに役立つ)

 中小企業が人材を確保したいのであれば、各企業を縦断
 して通用する、社会保障システムが必要なのだ。

 例えば、全中小企業に企業年金への加入を義務づけると
 か、統一された労働監視組織を持つとか、である。


#3142/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/ 6(Sun.)  20: 2  ( 57)
a@35 狭義の民主主義2     一久
★内容

【民主主義再考】

 狭義の民主主義、もしくは本物の民主主義について。

 独裁もまた民主主義の一つである。しかし、我々が一般に
 考える民主主義のなかに、独裁は入っていない。

 では我々が一般に考える民主主義とはどういうものであろ
 うか。

【言論の自由】

 民主主義とは国民主権のことである。では主権があるとは
 どういうことか。

 その最低限度の要件は、言論の自由を持っているというこ
 とである。王といえども、言論の自由を失えば、もはや主
 権者とはみなされないから。傀儡の王、もしくは象徴の王
 と呼ばれるようになる。

【討議・決定に参加する権利】

 言いっぱなしで、討議決定に参加できないのであれば、誰
 も自分に主権があるとは思わないであろう。

 先進国でさえ、多くの国民はこの種の虚無感をもっている。
 ゆえに、政治と国民は乖離し、言論の自由はあってもグチを
 こぼす道具にすぎないものになる。


【結論】

 真の民主主義とは、言論の自由がある社会であり、それを
 もとにして討議し、決定することに国民が参加することの
 できる社会のことである。

 民主独裁制とは、選挙期間以外でのこの権利を否定する
 ”民主主義”である。

 一方、直接民主制は、すべての有権者に全議題について参
 加を求める方法である。

 独裁の下では、国民主権は有名無実となり、直接制は煩雑に
 すぎて現実的ではない。

 ゆえに、その中間として、政党を作り、その内部において
 自由な討論と決定権を参加者に与えることが妥当である。

 そして国民は選挙のさいに、どの政党がよりよい討議・決定
 方式を採用しているか、実績をあげているかを指標にして投
 票するべきなのだ。

 真の民主主義とは、このような政党のことであり、どの政党
 がより真の民主主義に近いかを決定する選挙のことなのだ。




#3143/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/ 8(Tue.)  20: 9  ( 32)
a@36 狭義の民主主義3     一久
★内容
狭義の民主主義 3

我々が一般に民主主義とか民主的だというものは
どのようなものでろうか。

基本的人権・自由権・平等権あるいは多数決原理
法治主義などがその主たる属性であり、また、そ
の実現が要請される(広辞苑 エクシード版)

辞書にはこうある。

くだいて言えば、互いに各人の尊厳を求め、自由
平等に議論をし、多数決を原則として法を決定し
法による表面的支配を是認し、かつ、法による内
面の支配を否定する。といったところであろうか。

独裁のもとでは、これらのすべては実質的に否定
される。そっこにあるのは、独裁者の自由であり
独裁者の考える平等であり、独裁者に盲従する者
の多数決である。

当然、このようなものを民主主義とは言わない。

つまり、民主独裁もまた、国民が選んだという意
味では民主主義ではあるが、民主独裁政権が誕生
した瞬間に、これを生んだ民主主義は死亡すると
いうことである。

民主主義の選挙とは、民主主義が自殺するための
装置でもあるのだ。




#3144/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/ 8(Tue.)  20:10  ( 21)
a@37 狭義の民主主義4     一久
★内容
狭義の民主主義 4

古今東西、良い政治とは、広く意見を求め
新しきを取り入れ、かつ、古き良きものも
失わず、もしも誤りあれば、すみやかにこ
れを正すことである。

狭義の民主主義とは、まさにこれのことで
あり、より広く意見を求めるためにこそ、
国民全員に言論の自由を持たしめるのだ。

狭義の民主主義と言論の自由は不可分のも
のであり、言論の自由を失えば、それはも
はや狭義の民主主義ではない。

ゆえに、独裁は(狭義の)民主主義ではな
い。

そこには、言論の自由による、検証が存在
できないのであるから。



#3145/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/ 8(Tue.)  20:11  ( 33)
a@38 狭義の民主主義5     一久
★内容
狭義の民主主義 5

民主主義とは、国民が権力を持つことであ
る。ゆえに、国民が決めたのであれば、独
裁政治でも民主主義であるといえる。

いやまて、国民が権力を持つことであるな
らば、すべての権力を国民が保持するべき
ではないのか、という考えも当然でてくる。

それが、直接民主政治である。

独裁政治と直接政治は、民主主義の両端に
位置するといえよう。

独裁者を選定するところだけを民主主義で
行い、あとは独裁者にゆだねるというのが
民主独裁政治。

すべてのことを国民投票で決めるというの
が直接民主政治。

民主独裁の下では、民主主義はいつ死滅し
てもおかしくない。ヒットラーの総統独裁
権も、4年間の時限立法だった。

といって、現代国家において直接民主政治
を行うことは、あまりに猥雑であろう。

現代における民主主義とは、間接民主制で
ありながら、国民の声を広く政治に生かす
ことのできる政治体制のことである。



#3146/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/21(Mon.)  20:46  ( 39)
a@039 中学校の給食     一久
★内容
中学校の給食

大阪の中学校では給食を行っていないのが普通である。
最近、なぜか橋元知事が導入を強行しようとしている
けれど。

いわく、親のほとんどが賛成なのだそうな。楽できる
からなぁ・・・

教職員は反対する人が多いのだそうな。面倒だからだ
ろう、と橋元氏の弁。

しかし、彼の示した数字には、生徒達の賛否は含まれ
ていなかった。

私の感じるところを言えば、生徒達もまた、教職員と
同様に、反対多数ではないだろうか。

私自身が小学校を卒業して中学生になったとき、一番
うれしかったことのひとつが、給食が無くなったこと
だった。

まったく自由の無い給食から、ある程度、自主性を生
かせるようになったのだから。

そういえば、橋元知事を取り巻いていた何者か知らん
人がこう言っていた。中学生は「砂糖のべったりつい
たパンばかり毎日食べている」と。

この「偉いさん」は中学生を豚か牛のように思ってい
るようだ。中学生といえば自我の芽生える年頃である。
彼らは彼らなりに自分で考えて食うものを決めている。

毎日同じパンを食べる生徒など、特殊な例にすぎない。

こんな「識者さま」に囲まれていては、知事も裸の王
様とならざるをえまい。否、王様は常に裸の王様にな
りたがるものなのだ。



#3147/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/21(Mon.)  20:47  ( 19)
a@040 民主主義は政党から     一久
★内容
民主主義は政党から

国家の民主主義を担保しているものは、政党の民主主義
である。政党に民主主義がなければ、民主主義の国にな
ることはない。

政党の民主主義とは、政党内部に言論の自由があって、
つねにあらゆる問題を再検証し、より正しく住みよい社
会を作り出すことを目指している、ということだ。

ゆえにそこには、平等と自由と、そしてより高い人間性
を目指すのだという誇りが全員になくてはならない。

いがみ合っている種族にも平等に発言権を与え、自由に
論争し、理不尽と思われるような扱いが誰かになされた
場合には仇敵といえどもこれを擁護する。

そうであってこそ、民に主権があるといえる。



#3148/3200 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  11/ 2/21(Mon.)  20:48  ( 50)
a@041 多数決の横暴     一久
★内容
多数決について

多数決の暴走、多数決の横暴、というものがある。多数
派が数にものを言わせて道理を踏みにじる行為である。

ゆえに、多数決は下等なものだと、したり顔の人々は言
う。しかしそれですませることは、思考停止というしか
ない。

なぜ多数決が暴走するのか、暴走する条件はなにか、と
いうことを考察して初めて科学といえる。

科学とは、なぜそうなるのかを追い求める行為である。


多数決の成立用件

まず、多数決はいかなるときに成立するかを考えよう。

そもそも、なんの連帯もない群衆に多数決は成立しない。
多数決で決めることを承認できるだけの一体感がなけれ
ば、多数派でない者達は結果を受け入れないし、そもそ
も多数決に参加しないであろう。

第二に、議題に対して十分な論証と答弁がなければなら
ないであろう。少数派の言い分が全員に行き届いたと納
得したうえでなければ、彼らは多数決に承伏しない。

第三に、全員が利己的な理由ではなく、公共の福祉に鑑
みて多数決を行うであろうという信頼がなければならな
い。

多数者がその利己心の赴くままに多数決を行うというの
であるならば、少数者がその結果を尊重することはない。

つまるところ、多数決は多数者が数にものを言わせて、
少数者の声に耳を傾けないとか、利己的利益を公益に
優先させるような行為をしないであろう、という信頼で
結ばれた集団においてのみ成立する。

逆に言えば、この条件が失われたとき、多数決の暴走が
起きる。

つまり、多数決の暴走が起きるということは、そのとき
すでにその集団には、多数決を行い得る条件が消失して
いるということなのだ。

多数決が暴走するのではなくて、その集団が崩壊してい
るがゆえに多数者の我意が暴走するのだ。



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