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#3110/3200 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 11/ 1/ 6(Thu.) 20:35 ( 42)
a@008 自由主義 一久
★内容
【反対者の発言する自由】
言論の自由とは、自分の意見に反対する者の言論の自由を
擁護することである。
逆に相手もまた、こちらの反論する自由を保障する。
そして、それが守れない人間は、言論の自由を持つ資格が
無い者であるとして、放逐されねばならないということで
ある。
自由主義とは、自由主義を否定する者の発言権をも擁護する
主義である。しかしそれは、「否定する者」自身が反論を許
す場合に限る。
反論に対して、真摯に受け答えするならば、自由主義を否定
する者であっても構わない。なぜならば、そのときの彼の行
為は、まさに自由主義者の行為そのものであるのだから。
反対者の言論の自由を容認できない人間に自由を得る資格は
ない。
人間社会で言う自由とは、自分の自由も、相手の自由も尊重
する自由のことである。
自分の自由は主張するが、自分に反対する者の自由は妨害す
るというのでは、これはケダモノの自由である。
人間は社会的生物である。相手の自由を尊重しあうことによ
って、より住み良い社会を作ることができる、その結果、ケ
ダモノの自由を行使するよりも、一個人としても安楽に暮ら
せる、という理を知っているのが人間である。
ときおりここから外れて、ケダモノの自由のほうが楽なよう
な気がして、外道に落ちる人間もいる。しかし考えてみたま
え。
アウトローは法規範からは自由かも知れないが、その生活は
一般人よりもはるかに不自由だ。彼らは病気になったからと
いって、不用意に病院へ行くことすらできないのだ。
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