ログファイル >>
|
#3115/3200 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 11/ 1/10(Mon.) 21:13 ( 44)
a@013 何故に政党内民主主義か 一久
★内容
【政党内民主主義こそがすべて】
小学校では、議会において異なった意見をぶつけ、討論し、
よりよい答を出すものだと習ったはずだ。
現実の議会がそうなっていないことに腹をたて、それは政治
家たちが無能で不潔で傲慢であるからだと憤慨している。あ
るいは見捨てている。それが大抵の国民の心情であろう。
だが、そもそも、小学校で習ったような議会のあり方自体が
間違いであったらどうだろうか。
つまり、現実の議会は、小学校の学級会議とは違って、それ
自体では真摯な討論は不可能なのだとしたら、怒るべきは国
会議員たちの無能ではなくて、制度にあった選挙の仕方を知
らない国民自身の無知でこそあらねばならない。
【学級会と国会は違う】
小学校の学級会であれば、そこでマジメな討論も可能であろう。
しかし、国会においてはそれは不可能なのだ。
なぜならば、大人の世界では、打算や利害や思惑を排除する
ことは不可能だからである。
さらに、小学校の学級会には、「先生」という絶対権力者が存
在する。自由に討論しているように見えても、実は教師による
統制の下でしか学級会は進行しない。そうであればこそ、多数
派が強行採決をしたり、少数派が「実力行使」したりすること
はない。教師による治安維持が常に働いているのだ。
対して、大人の議会はそうではない。多数派は出来るだけ早く
自分達の都合のいい法案を可決しようとするし、少数派は暴力
や牛歩戦術に訴えてでもそれを阻止しようとする。
もっとも現実には、その両者の中間を取って、話し合いで国会
運営が決められることのほうが多い。いわゆる「談合政治」で
あり国会対策委員会が重要視されるいわれである。
繰り返す。国会は小学校の学級会ではない。
国会それ自体で、意見を闘わせ真摯な討議を行うことは不可能
なのである。
[ ( タイトル一覧#3114-3101 | メッセージ#3114 ) 次 << 降順 >> 前 ( メッセージ#3116 | タイトル一覧#3134-3115 ) ]