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#3247/3367 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (taku118@)  13/ 8/13(Tue.)  20:11  ( 56)
文書解析     拓睦
★内容
始めに、ちょっと小話を

ある男が死んだ。
どうも妻にいびられたのが原因らしい。
友人は妻に言った「あいつ事を、もっと大事に出来なかったのか!」
妻は友人に言った「いいえ、家ではNo2の地位を与えていました」

まあ、ジョークの解説ほど無粋な物はありませんが、わかりの良い例文をいうことで
使用します。この居直った妻、単文章で見たときにどこにNo2という言葉ですり替え
がありますよね。
妻は与えていました、と言っていますのでNo1は妻です。
ずいぶんと機転の利く奥様で、これではNo2で収まるのも無理有りません。

さて、こういった詭弁を調べるのに良い方法はないのか。
ラッセルという哲学者は文節ごとに分けて調べると良い、と言っていましてこの方法
を4年ほど前ぐらいから使ってます。試しに分解をしますと、、、

「いいえ、」「家では」「No2」「の地位を」「与えていました」

となります。
ここで調べるのは2点。

1.単語と実体の繋がり。
2.「」で分けた区分間の繋がりです。

では妻の言動は?
「No2」という言葉で、単語と実体の繋がりが弱いですね。
世間一般でNo2と言いますとお偉いさんです、妻もこのイメージを活用しています。

そして、区分間の繋がり。
前に「家では」と範囲がうってあり、イメージを利用したごまかしであるのが判
ります。
さらに、「与えていました」と言う言葉で妻が上位者で有るのを認めつつも、
「いいえ、」と言う言葉で友人の言動を否定していますので、妻の居直りが判る
わけです。

この方法、やり方を展開して
(「いいえ、」「与えていました」)(「家では」「No2」「の地位を」)
英文式に結論部分を前にもってくると、枝葉でごまかしている部分が削除できて
明瞭性が増します。
 だいたい、論拠とする部分を二段三段とずらしをかけて、都合の良い結論にも
っていきます。
 この場合、前者の「与えていました」は真実。「いいえ、」が都合の良い結論。
 後者の「家では」「No2」「の地位」がずらしです。
 単一の単語でみると、良いイメージのある単語でしょう。
 だから、ずらしとして有意義なのです。

ツイッターの中でも、この方法は役に立つと思いますので、お試しを。
ただし、「論破するには、論破されるほうも頭が良くないと駄目」というのが定説
でして。
無理そうだな、と思ったら勉強になりましたとへりくだって逃げるのも手ですが、
「ディスプレイからは拳骨は出てこない」というのもありまして、徹底的に論破す
るのも手ですね。


次回は、「新しい言語用法」について考えてみます。


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