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#3248/3366 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (taku118@)  13/ 9/ 8(Sun.)  10:11  ( 64)
目的貨幣     拓睦
★内容
「地域貨幣」というのがありますので、思考実験ということでひとつ。

資本主義の歴史というのは産業革命の「生産」から始まったと言われます。
では次に起こったのは「金融」です。自分としては金本位制の廃止された時点から、
金銭は情報体なので、このときから中央銀行は重荷を背負った、と考えます。
では、次に来るべきは、「需要」に関する革命が来なければならない。

経済の本質はなにか、生産でもなければ消費でもなく金融でもない。
自分は、それらの連続体である循環と考える。
それら循環する金の流れが全ての人に行けば好景気、いかないから不景気と人々は感
じる。

また経済は社会に従属する物でなければ、詐欺・脅迫などの強奪が発生しやすい環境
となる。
近代国家の強大な警察があるから、現状は治安があるのです。
同時に、政策的に金を持たせたい人に持たせることが難しく、現在の貨幣のみではデフ
レ・インフレ時にコントロールも難しい。
中央銀行の重荷は大変なものです。

では、どのように需要を革新するのか、となったとき「目的貨幣」を考えます。
国民の権利として最初から経済状況に応じた消費能力を付与してしまいます。
富の再分配ではない、最初から付与というのが大事なところです。
当然ながら、家庭の旧来的な貨幣収入状況で、富裕層は0になる。

国庫といえども金の前には平等であり、現在のグローバルで資本移動の早い社会で
は税だけでは再分配は御しきれない。
また、競争が激しすぎて食えなくなるという不安は、人を攻撃的にする。

一方で中央銀行は社会的責任を政治から分離されて保護・隔離・隔絶されてきた。
金銭を統計で取るのはよいが、誰が金を持つのかとなったとき窓口に依存しすぎる。
総量として把握するのは必要だが社会には犯罪者という金を持たせたくない人もい
れば、困窮者といった金を持たせなければいけない人もいる。
また、金の使い道も児童福祉の金を賭博に使って貰っても困る
それらの社会運営の責任という観点では政府の方が上手だ。
ケインズ的な政策で呼び水にも使える。

そのため、「目的貨幣」ですが、前段として「需要」の切り分けが必要になる。
我々は「需要」と単純に定義し喚起する経済政策をとってきた。
しかし、食料・日用品・電力といった生存に必要な金銭に代替え可能として「目的
貨幣」とすれば、生存権の保障にもなる。
つまり、「生存消費」を保証するのが社会的安定に繋がると考える。
デフレは物理的に食えなくなる恐怖と、公的福祉に頼りたくないという気概から発生
すると思いますので。
ただし、全額にするのは極端すぎる。
旧来の貨幣が安定している前提で、個人の所得状況に応じ福祉的に付与し、経済全体
では一部分に使うことで金融不安からの「生存消費」にたいする圧迫から保護する考
えですので。


消費税10%?
人心が安定して、安定した消費活動が出来るようになればいいでしょうね。
現状の貨幣経済では、タイミングを読むのが難しすぎる。
政治家にも中央銀行にも負担が大きすぎる。
財政的には、モラルハザードの発生を考えれば増税は必要なのです。
貨幣は、つまるところ信用にすぎないのですから。
だが、それを考えれば信用の無い人間が貨幣を持ち信用を獲得すること自体がおか
しいとも考えられる。
デフレについては、まだまだアクセルを踏むタイミングと思いますが、専門家では
ないので。

最後にフードスタンプではだめか?
あれでは、人間の尊厳を奪ってしまう。
マイクタイソンのwikiを読んでいた時、彼の福祉に対する言葉で思い至りました。



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