#3305/3366 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 14/12/17(Wed.) 0:35 ( 42)
機能分割 拓睦
★内容
貨幣機能は3つ、といわれている
価値尺度・流通手段・価値貯蔵です。
わずかではあるが、3つは機能矛盾を含んでいる
その累積が、不当な格差を生み破滅をもたらす
・価値尺度:時間として中期、尺度として普遍性を要求されるが時間軸変化により
相対的になる。それでも尺度としては使用可能
・流通手段:時間として短期、上記と連動し会計単位で決済される。決済終了後は
記録として意味を持つだけで終わる。
・価値貯蔵:時間軸として長期、価値尺度と連動。価値貯蔵は物品と違い減衰しない。
3つのうち時間を考慮の上で単体で矛盾しているのは価値貯蔵です。
生産物の価値は時間経過により陳腐化したり、消失したりしますが価値貯蔵はそのままでは減衰しない。
経済規模が増えたりインフレにより相対的には緩やかに減衰する。
ただし、デフレ時には過去の価値が増幅するという機能矛盾に直面する。
経済活動において3つが最適に運営されるのが望ましい。
そのため、単位としての取り扱いは時間経過で陳腐化が望ましい価値貯蔵、価値尺度・流通手段は
そのときの経済規模や生産物の内容によって相対的に変化するのが望ましい。
インフレ時は、このようになっていく。
しかし心理面として、過去の価値を貯蔵する人間は新たな価値による陳腐化を嫌う。
つまり、価値尺度・流通手段は相対的であっても問題ないのだが、価値貯蔵を普遍的であることを望むようになる。
このズレはわずかではある、しかし時間経過による累積で大きくたまっていく。
結果、価値貯蔵に成功した人間は、価値が価値を生む状況・過去の価値が未来の価値を支配する状況を望むようになる
そして、ルーチンワークに支配された人間により生産能力が空洞化し、貨幣のみが残る。
その使われた貨幣も興亡の果てに、消えてゆく
過去、三権分立や政教分離という具合に、強力すぎる抽象概念に対して機能分割で人類は応対してきた。
貨幣も何らかの分割が必要と考える。
しかし、一歩間違うと大きな被害がでるので、慣習として確立するには数百年ほどは時間がかかりそうですが。
パラダイムは強力なのだ、自由意志ないと言い切れるほどに。
貨幣経済が導入されて何千年とたっているのだが、貨幣は道具であるのを思い出して欲しい。
お金を持つのが悪いというのではない、道具なのだから適切に使うべきだ、言いたい。
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