#3309/3366 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 15/10/29(Thu.) 23:15 ( 38)
晴れた日の傘 拓睦
★内容
資本主義は2回の延命処置を経験している。
「福祉国家」と「景気対策」になります。
なぜ必要なのか?
貨幣の「値付け機能」が機能不全を起こすためということです。
事は金融というパラダイムにかかる、金融が値段を付ける範囲はどこまでか、と考え
ると範囲が狭く社会に硬直を招いたので延命処置が施された。
初期の資本主義では商業主義に終始し、その範囲が狭かったから「揺りかごから墓場
まで」と範囲拡大が行われたし、失業にともなう貧困対策として景気対策は行われイ
ンフラ整備を兼ねて大規模投資に対応した、といえる。
貨幣の値付け機能を銀行・市場で完璧にこなせるのならば、このような問題は起こら
ないが結果は政府が対応に乗り出した。
金融では値付けできないが社会には必要なものがある、その対応を政府はしてきたの
です。
ここまでは歴史だが、金融のパラダイムを有能ではなく万能と解釈した人々が非金融
的価値の物を拒否し権限の範囲内で切り始めた。
何度もいうが金融は有能だが万能ではない、金融機関は商業主義で運営されている以
上利益を出さなければならない。
目の前に餓死寸前の人がいても金融機関は金を貸さない、貸すとすれば政府しかない。
しかし現状はグローバリズムで税逃れまで発生している、3度目の延命処置が必要だ
が、金融が失敗しているのだから政府しかない。
「雨の日に傘を差し出す権限を政府に与えるか」である。
問題点は出ている、デフレと金融危機と財政ファイナンス、政府に必要な権限は「政
府発行権」だ
貨幣は金融市場に滞空して市中の実体経済には使われていない、トリクルダウン理論
は金融商品の発達で市中にはいかない、財政は税制が骨抜きになっている。
自分としてはツールとして目的貨幣と思考実験したが、2%のデフレ対策のお金を福
祉目的で投入するとともに、市中滞空するように、排他制御をかける。
なによりも、これから訪れると予想される産業改革は完全自動化だ、これにより金融
の商業主義パラダイムだけで値付け機能を運営すれば、市中貨幣は必要量が供給され
ず資本主義は終了する
貨幣の機能不全が引き起こしたのだから、それをふまえて対応するのが正しい対応で
しょう
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