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#3314/3366 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  16/ 5/12(Thu.)  19:40  ( 40)
目的貨幣 効果について     拓睦
★内容
グレシャムの法則として「悪貨は良貨を駆逐する」と知られていますが詳細な内容としては、
金含有量の違う2種類の貨幣があるが、有力機関からの額面保障は同価値である。
含有量の多いほうが良貨、少ないほうが悪貨であるとして、人々は良貨を保存し悪貨を日々の決済に用いる。
非常時に備えるから、となります。

さて、ここから仮定として
・良貨を駆逐しないほどに悪貨が発行された場合には、消費動向はどう変化するか
・消費性向の旺盛な層(貧困層)に悪貨を供給した場合、潜在需要の刺激になるか
を思考実験すると、どうでしょう

実際、企業の発行するポイントというのは保障が一企業でありますので悪貨なのですが、それゆえに将来の消費を自社に誘導する
ことに成功している。
「導線効果」というわけです。

では、どのような導線を形成すべきか、となりますが金融滞空・市中貨幣不足の現状は比較的明瞭。
金融には流れない、実体経済にのみに流れるPQEの排他制御をかけた形がよいとおもう。
商品券という形をとりましたが、プレミアム商品券の効能とは上記の内容です。
この導線の結果、市中に粘性を持って滞空した貨幣が市場の力により産業を勃興させ、良貨まで誘引できれば大成功でしょう。
ただし、形成する導線を見誤ると千葉県が教育関連で発行したプレミアム商品券のように、使われないという失敗をおかす。
そのためには悪貨性を保つ必要がある、市中経路の供給初手として配布先に貧困層というのは決済に給され潜在需要の喚起ということ
でもある。
また、マクロで悪貨性を保つということから一般貨幣との置換率もあるし、インフレ時の市中からの回収経路にもできる。

しかし、なぜこのような貨幣が必要だと考えたか?
一番最初に書いたとおり、需要の改革がなければ生産・金融肥大の現状では、循環に障害を発生させ停滞を生むから、です。
その原因はと思索したとき銀行に問題がある、と至った。
商業機関であるので会計の採算性が問題視されるのは当然なのですが、結果、融資先に限界がある。
しかし緩和するというのならば、全てにいかなければ公平性に欠け、旧来の資本がいきわたっていないところにこそ緩和の必要性は高い。
そのサイロ(組織の枠組み)から総量緩和は必要量に達してきた局面でありながら、標準偏差の問題である格差に目を向けられない。
資本主義が行き渡っていない、と言える。
しかし、商業の査定という視点からは銀行は現状でよいと思う。役割の期待値が大きすぎるのだ。
そうなれば政府しかない、というわけだが安直に配布しては金融商品に流れてしまうので、排他制御が必要になるということです。

ヘーゲルの疎外を援用して、金を怪物と位置づけ経済学上の疎外を生み出したマルクスは、自ら疎外を形成し居座る不詳の弟子だな。
ただし、この失敗は資本主義も犯しているが、実のところ形而概念は全てが、その可能性を持っている。
どのような言葉も、背景を摩り替えたり掴ませない様にすれば他人を殴る棍棒に利用されてしてしまう。
だからこそ、文章解析なんて書いたのですがね。

サルトルは、「人間は自由の刑に処せられている」といった。
しかし、だからこそ出来ることがあるはずだ、と思う。
安易で安直な自由すら超える、それこそ自由意志というものでしょう。

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