「いかにも、我が名は紫の女卿。
 今宵、故あって欧州の夜より参上した」

――天星石の杯を求める冒険の一幕


リーゼロッテ
Profile:“紫の女卿” リーゼロッテ・リリエンタール  (“むらさきのじょきょう”)
[2nd/TNR/RR/TND]
Handle: "Dame des Violett" Lieselotte Lilienthal
Post: Freiberuflich(フリーランス)
Age: 外見30前後/実年齢200強 Birthday: 不明
Gender: Height: 169cm Weight: ??kg
Eyes: Blauegrau (青灰色) Hair: Rotebraun (赤茶色) Skin: Weis (白)
Citizen Rank: X Total Experience(Optional): 296pts
Style & Powers/Controls:
Style: Ayakashi◎, Karisma, Mayakashi●
Reason: 4/13 Passion: 7/15 Life: 3/7 Mundane: 7/13
Style Branch:
Style: Branch: Lv.
カリスマ リーダー (1)
Superhuman Skills :
Skill Name: Lv. R P L M
Skill Name: Lv. R P L M
血脈:夜の一族 (6)
永生者 (5)
名声 (2)    
ゲシュタルト崩壊 (2)    
幻覚 (4)
消沈 (2)    
分心:グリモアに記されし諸々の影 (1)      
星幽門 (1)      
Normal Skills (including Connection & Society):
Skill Name: Lv. R P L M
Skill Name: Lv. R P L M
医療 (0)        
心理 (2)    
運動 (1)      
操縦 (1)      
隠密 (1)      
知覚 (2)    
交渉 (2)    
電脳 (0)        
自我 (5)
売買 (2)    
射撃 (0)        
白兵 (0)        

芸術:裁縫 (1)      
芸術:占い (1)      
社会:N◎VA (1)      
社会:ドイツ (1)      
社会:アストラル (4)
社会:ヴィル・ヌーヴ (2)    
社会:ストリート (2)    
社会:軍事 (2)    
社会:企業 (1)      
社会:軌道 (1)      
社会:社交界 (1)      
社会:真教 (1)      
コネ:“青の魔道師”占いじじぃ (1)      
コネ:夜の剣クロイツェル (1)      
コネ:魔王マラク (1)      
 
       
Connection Memorials:
Skill Name: Lv. R P L M
Skill Name: Lv. R P L M
(“西風の守護者”仁志小十郎) * (1)      
(“ジャック・オー・フロスト”氷河 譲治) * (1)      
Outfits:

Weapons:

魔術師の杖(龍筆)

Armours:

金糸のルーン文字を縫い込んだ紫の長衣(戦闘法衣)、日除けの傘(オラクル)

Cyberwares & Trons:

(ウェット)

Vehicles:

機械仕掛けの黒い天馬が引く四頭立ての馬車(アラビアンドリーム)

Residence & Others:

ヴィル・ヌーヴの古城(無条件取得、グリーンのマンション)、転移の呪文(幽屋)
ライフパス:ウェット、古めかしいグリモア(封魔書)、ウロボロスの蛇のメダル(師アウグスタの形見、チア・エンジェル)、吸血鬼の加速能力(レンのガラス球)、高速詠唱能力(早業符*2)、強化の呪文(呪爆符)、
アストラルコンダクター、災厄前の古いタロット(占い道具)、
風の乙女ジルフィーデを筆頭とする四大精霊、ヘルメス・トリスメギトスの魔法陣(魔術と消沈の演出用)、@VRコンタクト

@: プレアクト購入

Special Hybrids (Optional):

「紫の女卿の名において我は召喚す。来たれ、三十の軍団の指揮者、翼ある狼マルコシアス大侯爵!」
<自我>+<永生者>+<交渉>+<夜の一族>+<幻覚>+<ゲシュタルト崩壊>

The Enigma:

Enigma Name: グリモアに記されし諸々の影
Style: タタラ
SKills: <アドバイス>4、<パーソナルバリア>3
Outfits: ライフパス:ウェット、過去と未来の知識(封魔鏡)

Description: 記された時代と魔道書によってその名と能力が異なる諸々の霊を秘密の王国より召喚する。
 主に用いるのはイスラエルの偉大なるソロモン王が使役したという諸霊より。36の軍団を指揮する神秘学の賢者ダンタリアン公爵、30の軍勢を指揮する有翼の狼マルコシアス大侯爵、76の軍勢を指揮する梟の王ストラス王子など。位の高い悪魔は即時召喚できない。

Memoir:


リーゼロッテ・リリエンタール - 紫の女卿 外見など:
 腰まで届くウェーブの掛かった豊かな赤茶色の髪、青灰色の瞳、白すぎる肌、ヌーヴのドイツ系に見えるすらりとした女性。毅然とした態度がどこか軍人のようにも見える麗人。
 手には小ぶりの魔法の杖、胸には鎖で繋いだ蛇のメダル、ルーン文字の縫いこまれた紫色の長衣を翻し、クレアータ・ペガサスの引く馬車から悠然と姿を現す。吸血鬼の魔力を振るうとき、その双眸は真紅に輝く。

設定:
 ヌーヴを本拠とする欧州の夜では名のある闇の貴族のひとり。四大元素精霊の使役、悪魔の召喚術、幻術、ヘルメス魔術など複数系統の魔術を自在に操り、魔術全般への造詣も深い。守護神は全ての錬金術師と魔術師の守護神、三重に偉大なるヘルメス・トリスメギトス。
 特定の領地を持っていないが、孤独な夜を友とし、真理を求める旅人として孤高の道を歩んでいる。テクノロジーの発展と宇宙進出、災厄による世界の反転、新種のアヤカシたちの復活、国や組織の栄枯盛衰、世の移り変わりの全てを夜の中から見つめてきた。
 見てきた夜の長さは2世紀あまり。吸血鬼の社会全体の中ではまだ若い部類の娘に入るが、真理を探究し高みを目指す魔術師であることに今も矜持を備え、世界の永劫の闇を旅している。
 神に背き、日光の呪いを受け、人間を餌とする捕食者の宿命を受け入れた吸血鬼。だがその一方で食餌に必要ない殺人を決して犯さず、永生者同士のいさかいにも関わらず、矛盾した慈悲を持ち合わせている。
 学識者には敬意を払い、強い意志をもって大義に身を捧げる人間やすぐれた魔術の使い手には進んで声を掛け援助の手を差し伸べることもある。変化に対応するのを止め、人間の感情を全て失い、人間との繋がりを全て失った時、吸血鬼は真に心を失って怪物に成り果ててしまうことを知っているのだ。
 趣味はクラシック鑑賞と読書で、吸血鬼の出てくる小説を読むのが好き。特技は裁縫でルーン文字の魔力を自分で布に編み込める。

 友誼を結んだ定命の人間たち以外には滅多に語らぬその出生は、20世紀始めのドイツ、貴族に連なる旧家の出。偉大な魔術師であった魔術の師匠に闇の抱擁を受け、夜の世界へと誘われた。大戦中はオカルト機関アーネンエルベの特務少尉として祖国のために第三帝国軍親衛隊に従軍。大空襲で家族を失い、師を失い、闇に紛れて激動の時代を、そして次の千年紀の始めに起こった災厄後の大混乱を生き延びてきた。
 昼の世界が悲しみに包まれていた争いの時代、時の彼方に滅んだ人の子の帝国を知る数少ない生き残りの1人でもある。
 

Words:

一人称「私」 二人称「そなた」 「〜(呼び捨て)」 「青の御老体」
 堂々とした古風な口調、学識者やすぐれた魔術師には敬意を払う

「私の祖国が滅んだとき、最後まで戦った勇敢な男たちもそなたと同じ眼をしていたよ。そなたは真に高潔な魂の持ち主だ。
 ならば、私からは何も言わない。……行くがよい」
『プロメテウスは火を運ぶ』のある回想場面より)
 

Others from Player:


 本ページ作成時点で開催9回、星杯探索者は延べ34人余り。勿論思い入れもある拙作ファンタジーシナリオ『セレスタイトの杯』は単なるバトルシナリオではないため、探索行を彩る登場人物たちはいつかキャストでも使おう……と密かに考えていたのですが、PC1が不死者という珍しい作品『プロメテウスは火を運ぶ』を遊ぶ機会に恵まれ、時の旅人であるリーゼロッテ卿に参上してもらうことになりました。
 元のシナリオではデータがいろいろ違い、ブランチは<マヤカシ:ウォーロック>も持っていたのですが。永劫の夜を孤独を友として生きることを選んでいるが、世が世ならばもしかしたら彼女は人を率いるに相応しい人物だったのかもしれない……ということで敢えてシャドウのカリスマから選ぶことにしました。
 戦乱と悲しみの時代を生き抜き、世の諸行無常を夜から見つめてきた彼女は、人とアヤカシが手を取り合って生きる世界……のような若いアヤカシだけが持てる甘い理想を持ち合わせていません。しかしその一方で、夜の民は人間なしでは生きられないことを知っており、時として人間に手を差し伸べる矛盾した慈悲を持っています。
 実際のアクトでは他キャストとの接触が必ず発生するため、定命の者たちから絡みやすくするためにサポート系能力も持たせました。エニグマは故意に個体名を定めていませんが、古代イスラエルの王ソロモンが使役したと言われる72柱の悪魔を召喚します。
 ニューロエイジのアヤカシ界は何だかよく分からない種族がいたりサイバーウェアもありありだったりあちこちに魔王がいたりとフリーダムな状態ですが、彼女はどちらかいうとトラディショナルなスタイルのヴァンパイアをイメージしています。最近このネタが通じる人が少なくなりましたが、海外TRPGのWorld of Darkness旧シリーズだと、所属クランはきっとトレメール一族でしょう。w
 夜の世界で自ら女卿を名乗っていますが、貴族制度に照らすと爵位は一番下のナイト爵(Knightでなく女性なのでDame/デイム、ドイツ語ならダーメ)に相当し、呼び方は姓の「リリエンタール卿」ではなく「リーゼロッテ卿」が正しいかと思われます。ドイツはワイマール共和国時代に爵位は廃止されたそうなので、彼女は人間だった時の生まれがどうだったかはともかく、ニューロエイジの夜においては、他のエルダーや魔王と同じく好きに名乗っているだけです。(ぉ
 2009年秋登場のサプリ『ナイトウォッチ』でいよいよアヤカシの時代が始まりました。リーゼロッテの乗る黒曜石のペガサスが引く馬車は夜空を優雅に飛び、アウトフィッツの幽屋の演出で世界中どこへでも現れる……という按配だったのですが、<※星幽門>の演出も入れることにします。これからは人間の街を歩くときはVRコンタクト必須のようですね。 吸血鬼の女卿、リーゼロッテ

>>> 想定導入
▼アヤカシ導入:
 剣ではなく杖、蛮勇の代わりに知略、正当なる戦いを好むが振りかかる火は払い、相手が同じ夜の種族でもひとたび敵とならば戦う。アヤカシ退治や物品探索、事件の解決など。
 歯向かうエルダーをことごとく滅ぼして主の座につき、美少女の外見で多くを惑わしているアルドラ大公のサロン・ドルファンには単純には心を許していないが、先日ようやく拝謁に訪れた。年経た魔王マラクは油断ならぬ取引相手。危険な狩人クロイツェルとは、同じ夜の旅人として何か通ずるものを互いに感じている。
▼マヤカシ/アストラル系導入:
 西洋魔術全般を修め、真理の探究者であることに矜持を備えた魔術師である。伝説的な青の魔道師については、時を超え転生を繰り返す偉大なアデプトとして敬意を払っている。アヤカシを天敵と見なす聖母殿とは仇敵になるため、依頼は難しいかも。
▼その他/巻き込まれ系、人助け、依頼型etc:
 人の血を糧とする神に背いた吸血鬼の運命を受け入れたエルダーだが、見込んだ人間に力を貸すこともあるのかもしれない。一般人が吸血鬼に対して見せるリアクションを密かに面白がっている節がある。

Illustrated by Prince Horino@[Rocket Shop Dandelion]



3D版:


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