トーキョーN◎VA The Detonationシナリオ 『セレスタイトの杯』 (セレスタイトのさかずき)
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なんじ、星の杯を求むるべし。
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シナリオコネ:アマーリア・ガブリエリ (推奨関係:友人、店の馴染みなど友好的な関係)
キャスト間コネ:PC2
魔術の秘儀を学ぶ過程で、あなたも様々な伝説を聞き及んでいた。その中のひとつ、昼の世界の聖杯と対になるという名高きセレスタイトの杯。天青石の杯の実在を裏付ける魔術書の発見は、あなたの心を少なからず躍らせていた。世界を変えうる大いなる秘密が、あの杯には隠されているのだ。
そして、いつも謎めいた言葉を残す青の魔道師の言葉が、あなたを動かした。星の位置は今や正しく、お前には聖杯探索者の資格があると。四人の正しき同胞を集め、第四の図書館を探すがよいと。
探索行が始まろうとした時‥‥あなたは夜の霊気の乱れを実感した。N◎VAの夜にはあまり現れない化け物が跋扈していたのだ。その前で果敢に剣を抜き、戦おうとしていた少女がいた。フードを取ったその姿は、あなたがよく知る、錬金術の店の主の少女だった。
そして、アマーリアはあなたに――
星々の定める刻は来た。なんじ、魔術師として夜の聖杯を求むるべし。
シナリオコネ:アルドラ・ドルファン (推奨関係:自由)、リーゼロッテ・リリエンタール (推奨関係:名を聞いた相手)
キャスト間コネ:PC3
定命の者たちの目から完全に隠された、災厄の街に秘せられた妖精郷。青白い月光の差し込むサロンでは取り巻きの吸血鬼たちが、件の予言書の噂話に興じていた。ある者は一蹴し、ある者は信じ。アヤカシの聖杯の実在を信じる血族も多いのだ。
少女の姿をした大公は色違いの瞳を伏せて考え事をしていたが、ふとあなたを呼んだ。頼まれごとをしてくれないかと。長く姿を見せていない旧い知り合いを探してくれぬかと。クレメンテ・カスティリオーニという永生者は変わり者の吸血鬼で、魔術師として前からその杯を探し求めていたともいう。
珍しい頼みごとだった。淡い月光の照らす麗しの大公の横顔がどこか物憂げだったのは、夜の力の為せる技だったのだろうか?
そして夜の旅路に踏み出したあなたは出会う。永劫の夜を歩んできた、時の旅人と。
星々の定める刻は来た。なんじ、夜の民として探索の列に加わるべし。
シナリオコネ:ブラザー・マテウス (推奨関係:腕を認めあった相手)
キャスト間コネ:PC4
全ての秘密を覆い隠す夜の大気が、あの日はざわめいていた。昼の世界に生きるあなたもそう感じたのだ。その予感は現実となり、不気味な死霊の戦士の一団と出くわす羽目になった。
その中で戦っている男がいた。眼が見えないのか布で眼を覆い、しかし風のように巧みに棒術を操る修行僧はあなたにも得物を向けてきた。ゆるぎないその捌きには覚えがあった。いつか手合わせをしたあの盲目のモンクだ。初めて会った時も、盲目ながらここまで腕が立つことに感嘆したものだった。
マテウスはあなたに尋ねる。貴公もまた夜の聖杯を求め、この秘密の聖杯戦争に身を投じたのかと。そして去ってゆく僧の後には馬車の音が響き、青白い月の中を何かが昇っていった。
この先の夜は特別なものになる。あなたはそう感じていた。
星々の定める刻は来た。なんじ、剣の持ち手として探索の列に加わるべし。
シナリオコネ:(ミスター・デウス) (推奨関係:とある理由により未決定でよい)
キャスト間コネ:PC1
古い魔術書とやらの発見がニュースになっていたが、N◎VAスポの3面記事を賑わすぐらいで昼の世界は特に変わっていなかった。その筋の存在たちは、見えないところで盛り上がっているのだろう。
普段と変わらぬ生活を送るあなたは奇妙な依頼を受けた。依頼人の素性が不明、事件の取材ではなく実際の出来事を伝記や小説の形で書いて欲しいというのだ。待ち合わせ場所に現れたデウス氏は全身をコートで隠した、何とも怪しい人物だった。依頼に応じてもらえるのか、この先何が起こっても驚かずにいられるか、彼は何度も何度も念を押してきた。そして、突然、緑色の煙が上がると……
星々の定める刻は来た。なんじ、吟遊詩人として探索の列に加わるべし。
【全てのハンドアウトとシナリオコネクションは、実際のキャストに合わせて変更の可能性がある。】
●必要な神業 |
●シナリオ・ハンドアウト
キャストには以下の設定が付加されることになります。東洋を出自とするキャラクターでもまったく問題ありません。全員、“セレスタイトの杯”に知的好奇心を持っていてください。あらゆる願いを叶えるという天青石の杯を探求する、個人的な理由を決めておくのもよいでしょう。
◆PC1 吟遊詩人の座(バサラorマヤカシ):
所属する社会勢力、用いる魔術の系統や源は問わない。魔術師としての自覚と魔術的な探究心を持ち、青の魔道師の謎めいた言葉から、“セレスタイトの杯”の探索の旅へと出立できること。以前にマジックアイテムを買いに寄った店の主として、アマーリアという少女と知り合いであること。魔術的存在であればアヤカシがここに入る形でも良い。
錬金術師の弟子アマーリアとの交流と、名高い星杯探索が主な動機となる。
◆PC2 夜の民の座(アヤカシ):
ハンドアウトはアルドラ大公と何らかの形で知己のある、サロンに出入りしている夜の一族を想定しているが、特に吸血鬼である必要はない。異なる血脈の場合は大公の依頼を受ける理由を考えること。(何か借りがあるなど) さもなければ導入シーンを変更する。永生者でも新参者でもよく、年齢は自由である。長く生きていれば“セレスタイトの杯”にまつわる伝説をかねてより知っていてよい。
他のアヤカシ及び人間と接触できる余地のある、過度に怪物的でないアヤカシを推奨する。また、偉い魔王の類はシナリオの雰囲気にいまいちそぐわないかもしれない。
秘密の夜の種族の代表として物語を彩り、また孤高の夜の貴族リーゼロッテ卿との対峙が主な動機となる。
◆PC3 剣の持ち手の座(カタナor戦闘系):
所属勢力は問わない。スタイルとしてカタナは必須でなく、チャクラでもカゲでもカブトワリでも戦闘系であれば何でもよく、武器も自由である。アストラルの知識はあってもなくてもよい。過去にブラザー・マテウスと手合わせしたことがあり、その記憶を元に物語に加われること。(どんな出会い方をしたのかはPLが決めてよい。) 単なる殺人者よりは自らの技に何らかの道を持っているチャクラ的な人物がよい。また、ここに聖母殿のエージェントのようなキャストが入る形でも良い。
探索を通し剣を持つことの意味を改めて考え、また盲目の修行僧マテウスとの再会が主な動機となる。
◆PC4 吟遊詩人の座(トーキー):
所属する社会勢力は問わない。怪しい依頼人の依頼を受け、秘せられし探索の旅を物語に記す任を承諾できること。アストラルの知識があっても、また逆にまったく無知でも構わない。どちらかいうと性格がウェットな人物の方が面白いだろう。トーキーがいない場合は、カブキやフェイトなど、巻き込まれ系のキャストを用いること。
このキャストの使う《暴露》が、物語をどうまとめるかの鍵を握るだろう。吟遊詩人として旅の顛末を確かめるのが主な動機となる。
◆キャスト全員:
夜の聖杯の探索には、星々の位置が正しき位置にあることが重要である。『トーキョーN◎VA』シリーズのキャストデータの中で1stからずっと意味を持たない項目、誕生日の値をキャストは保有している必要がある。生を受けた時間に、天の十二の離宮のどの宮を太陽が巡っていたのか、西洋占星術の春分点を基準としたトロピカル方式に従って属する黄道十二宮を決定せよ。キャスト4人中2名までは不明のままとしてもよい。(長く生きたアヤカシやロボット、AIなど)
黄道12宮 | 星座 | 太陽が位置した月日 | 対応する四大元素 |
白羊宮 | おひつじ座 (Aries) | 3月21日 - 4月19日 | 火 |
金牛宮 | おうし座 (Taurus) | 4月20日 - 5月21 | 土 |
双児宮 | ふたご座 (Gemini) | 5月22日 - 6月20日 | 空気 |
巨蟹宮 | かに座 (Cancer) | 6月21日 - 7月23日 | 水 |
獅子宮 | しし座 (Leo) | 7月24日 - 8月22日 | 火 |
処女宮 | おとめ座 (Virgo) | 8月23日 - 9月22日 | 土 |
天秤宮 | てんびん座 (Libra) | 9月23日 - 10月22日 | 空気 |
天蠍宮 | さそり座 (Scorpius) | 10月23日 - 11月21日 | 水 |
人馬宮 | いて座 (Sagittarius) | 11月22日 - 12月21日 | 火 |
磨羯宮 | やぎ座 (Capricornus) | 12月22日 - 1月20日 | 土 |
宝瓶宮 | みずがめ座 (Aquarius) | 1月21日 - 2月18日 | 空気 |
双魚宮 | うお座 (Pisces) | 2月19日 - 3月20日 | 水 |
●シナリオデータ |
●主要情報収集技能
本アクトでのリサーチフェイズにて、役に立つであろう情報収集のための技能は以下の通りです。
社会:アストラル、ヴィル・ヌーヴ、真教、聖母領、サロン・ドルファン、各種血脈、バサラやマヤカシの特技、ストリート、テクノロジー、ウェブ、災厄前の地域、軍事
キャスト陣の構成によってこれらの技能は調整されるでしょう。低経験点キャストなどの場合は、ボーナスで社会:アストラルを1〜2Lv渡します。
●達成値上限
一切制限しません。キャストの情報はプレアクトの段階で申告してください。一人だけ達成値が極端に高い/低いキャストがいたりすると平等感が損なわれるので、心配であれば25前後で合わせてください。
●経験点上限 |
萌える!アバターメーカーのアヴァター集のページにある本作ゲストのアヴァター集も、おまけとして参照されたし。 |
●小竜ダンテ (アヤカシ◎/?/雄) |
●“天宮の探索者”クレメンテ・カスティリオーニ (アヤカシ◎/?/男性)
「あの夜空の星々と一緒に、この世界も移り変わっていくのかな」
『PC2 アヤカシ』がアルドラ大公より消息を探すよう頼まれた吸血鬼。黒髪に眼鏡、優しげな表情のイタリア系の青年。災厄前、中世から闇の生にあるというエルダーであり、魔術師にして高名な錬金術師。
●“時の女王”アウグスタ・ヴァイデンライヒ [故人] (アヤカシ◎/?/女性)
「さあ、おゆきなさい。どこかの地で、別の時代の夜に会うこともできるでしょう……」
災厄前のヨーロッパに居を構えていたという偉大なヴァンパイア。穏やかな老婦人の姿をした強力な永生者で、伝説的な魔術師だったと吸血鬼の歴史は伝えている。『PC2 アヤカシ』が長く生きていれば、これらの名を知っているかもしれない。
●“紫の女卿”リーゼロッテ・リリエンタール (アヤカシ◎/外見30前後/女性) |
●“地鳴りの”ゲッツ (アヤカシ◎/?/男性) |
●“均衡の剣”ブラザー・マテウス (チャクラ◎●/20代後半/男性) |
●トレボニウス老 (アヤカシ◎/?/男性)
「ほう、お前さんたちが来るのは星の導きで決まっておったようじゃ……」
秘せられたアヤカシの図書館“アレクサンドリア第四図書館”の主。トーガを纏った眼鏡の老人の姿。青の魔道師とは旧知らしいが……?
偉大なる青の魔道師、夜の民に名高き麗しの女大公アルドラなど、オフィシャルゲストはルールブック等を参照されたし。
●“セレスタイトの杯” "Chalice of Celestite"
聖杯伝説やロンギヌスの槍などの魔術品と同じように、世界に名を残す伝説のひとつ。“星杯”“夜の聖杯”“天青石の杯”“天星石の杯”“天聖石の杯”など幾通りもの名を持つ。古きアヤカシの王たちが力を合わせ、星の金属を鍛えて創ったとも言われ、災厄前、災厄後の双方に渡り文献などに幾度となく名が登場してきた。密かに探し求めた者は多いと言われている。
昼の世界で円卓騎士団や数々の魔術師が聖杯を探索したように、夜の世界でも数々の妖精騎士やアヤカシの英雄たちがこの夜の聖杯を求めたが、成功者はあっても詳細な記録がない。
神聖なる天を示し、天使の石とも言われる天青石(てんせいせき、セレスタイト)をあしらった黒い杯で、宇宙に満ちる魔力を集め、全ての願いを可能にする力を秘めているともいう。
実在は疑われていたが、ごく最近、M∵C∵Aの大魔術師が残したという魔術書の発見により、にわかに存在説が浮かび上がった。現在、ニューロエイジでは霊気に若干の乱れが生じ、アヤカシや魔術組織の活動が活発になっている。
本シナリオのアクトトレーラーは、この魔術書に記されし予言の一節である。
●本アクトは、こんなキャストにお勧めです:
◆星々の導きの元、神秘の技を振るう魔術師たちに
◆聖母殿と何らかの繋がりのあるキャストに
◆ニューロエイジの表舞台より秘せられしアストラルに詳しいキャスト、また逆にまったく無知なキャストに
◆支援系能力のあるキャストに
◆新しきニューロエイジの夜に潜むニオファイト、永遠の生の意味を知るエルダー、双方のアヤカシたちに
◆映画『ダヴィンチ・コード』のような聖杯探索行に、浪漫を奮い立たせる冒険家たちに
●本アクトは、こんなキャストにはお勧め度が低くなります: |
●おまけのおまけ:ゲストの外見イメージソース:
◆アマーリア・ガブリエリ:CRPG『ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-』の主人公、アリーシャ王女
◆リーゼロッテ・リリエンタール:ライトノベル『トリニティ・ブラッド』のカテリーナ枢機卿や、アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のコーネリア皇女のような女傑タイプの女性
◆トレボニウス老:俳優のイアン・マッケラン(『X-MEN』のマグニート、『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフなど)
●もひとつおまけ:
本作に登場するアヤカシたちは、翻訳TRPG『ワールド・オブ・ダークネス』シリーズに登場する超常存在たちとイメージを近しくしています。
旧版WoDを知っている濃ゆい方のための脳内変換図
アマーリアたち:中世欧州にて繁栄した伝統的魔術師団、オーダー・オブ・ヘルメスのメイジ
リーゼロッテ:吸血鬼の中の血の魔術師、トレメール一族のヴァンパイア
ブラザー・マテウス:肉体と精神の高みにて宇宙の真理を探る僧団、アカシック・ブラザーフッドのメイジ
ゲッツ:英雄にして乱暴者、北欧の野蛮な人狼部族、ゲット・オブ・フェンリスのガルゥ
Special Thanks to: "Prince" Horino for Guest Illustration
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