トーキョーN◎VA The Detonation ナイトウォッチ&ワールドオーダー対応シナリオ
『セレスタイトの杯 -夜の旅人たち-』 (セレスタイトのさかずき -よるのたびびとたち-)
プレアクト情報ページ
>>>FLASHトレーラー

[このページは昼の世界への予告なく更新される可能性があります]
Last Updated:


Chalice of Celestite - セレスタイトの杯

アクトトレーラー


星々の位置が正しき夜 大いなる作業により
かくて杯は創られた。
物言うかなとこに 蛇が置かれ
竜の息吹と巨人の槌が 強く鍛える。
夜の民と妖精の魔術が 力を宿し
人狼と鬼たちが 血潮を捧げる。
天使と悪魔が 祈りを捧げ
死せるものたちが 夜の霊気を封じる。
人形たちが 美しく彫り上げ
小さき獣たちが 天青石を飾る。
古き神々が 完成を告げ
伝説の乗り手たちが 王国へと運んだ。

かくて杯は創られた。
聖杯と同じく 夜の星杯はふさわしき者の前にのみ 姿を現すだろう。
なんじは 正しき星の元 正しき同胞と共に 正しき道と正しき敬意に従い
世界を巡ることになるだろう。
魔術師の探索行には 夜の民 剣の持ち手が必要であり
吟遊詩人が探索の成就を伝えるだろう。
星の城に第五元素が満ち なんじはすべてを知るだろう。
天青石の四つの鍵もて 蛇の門は開かれるだろう。
すべての夜の種族は解放され その苦難は報われるだろう。
昼と夜 全ての星は正しき位置に輝き すべてが元通りになるだろう。
失われし古代の技は すべてよみがえるだろう。
かくて セレスタイトの杯は 王国に眠るものである。

――グリモア『天の幻視の書』より


トーキョーN◎VA the Detonation
『セレスタイトの杯 -夜の旅人たち-』

なんじ、夜の星杯を求むるべし。
 

Chalice of Celestite - アマーリア

シナリオ・ハンドアウト

魔術師の座:バサラorマヤカシ

シナリオコネ:アマーリア 【推奨関係:友人、店の馴染みなど友好的な関係】
PS:アマーリアと共に星杯を探す
推奨ワークス:自由
 魔術の秘儀を学ぶ過程で、あなたは様々な伝説を聞き及んでいた。昼の世界の聖杯と対になるという名高きセレスタイトの杯。天青石の杯の実在を裏付ける魔術書の発掘は、あなたの心を少なからず躍らせていた。世界を変えうる大いなる秘密が、あの杯には隠されているのだ。
 そして、いつも謎めいた言葉を残す青の魔道師の言葉が、あなたを動かした。星の位置は正しく、おぬしには星杯探索者の資格があると。四人の正しき同胞を集め、四つの鍵を求めるがよいと。
 霊気が騒ぐこの夜は、N◎VAの夜にさえ化け物が跋扈していた。その前で果敢に剣を抜き、戦おうとしていた少女。フードを取ったその姿は、あなたがよく知る錬金術の店の少女だった。
 そして、アマーリアもまた星杯を求めていた。
 星々の定める刻は来た。なんじ、魔術師として夜の星杯を求むるべし。
 

夜の民の座:アヤカシ

シナリオコネ:アルドラ・ドルファン 【推奨関係:自由】、リーゼロッテ 【推奨関係:お互いに名を知る相手】
PS:クレメンテの行方を確かめる
推奨ワークス:自由
 災厄の街に秘せられた妖精郷。青白い月光の差し込むサロンでは、ヴァンパイアたちが予言書について語っていた。アヤカシの聖杯の実在を信じる血族も多い。
 貴方を招待した少女大公の頼みは奇妙なものだった。長く姿を見せていない旧い知り合い、クレメンテという変わり者の吸血鬼の消息を確かめてほしいという。錬金術師だった彼も、セレスタイトの杯の探求者の一人であった。
 かの大公にしては珍しい頼みごとだった。淡い月光の照らす横顔がどこか物憂げだったのは、夜の力の為せる技だったのだろうか?
 そして夜の旅路に踏み出した貴方は、同じ星杯探索者たる夜の旅人たちと出会う。もう一組の正しき同胞を率いる、紫の長衣を翻した時の旅人と。
 星々の定める刻は来た。なんじ、夜の民として星杯探索に加わるべし。
 

剣の持ち手の座:カタナor戦闘系

シナリオコネ:ブラザー・マテウス 【推奨関係:腕を認めあった相手】
PS:マテウスの行動理由を探る
推奨ワークス:自由
 全ての秘密を覆い隠す夜の大気が、あの日はざわめいていた。昼の世界に生きるあなたもそう感じたのだ。その予感は現実となり、不気味な死霊の戦士の一団と出くわす羽目になった。
 その中で戦っている男がいた。眼が見えないのか布で眼を覆い、しかし風のように巧みに棒術を操る修行僧。ゆるぎないその捌きには覚えがあった。初めて会った時も、盲目ながらここまで腕が立つことに感嘆したものだった。
 マテウスはあなたに尋ねる。貴殿も夜の星杯を求め、この秘密の戦いに、“剣の持ち手”として身を投じるおつもりかと。去っていった彼の後に馬車の音が響き、青白い月の中を何かが昇っていく。
 この先の夜は特別なものになる。あなたはそう感じていた。
 星々の定める刻は来た。なんじ、剣の持ち手として星杯探索に加わるべし。
 

吟遊詩人の座:トーキー

シナリオコネ:ダンテ 【推奨関係:旅のお供のマスコット】
PS:星杯探索を完成させる
推奨ワークス:自由
 魔術界では古い魔術書とやらの発見が騒がれたが、昼の世界では北米で地震があった以外に大したニュースもない今日この頃。
 あなたは、伝記を書いてほしいという奇妙な依頼を受けていた。全身コートに帽子のあからさまに怪しいデウス氏。だが、依頼に応じることを何度も念を押したあと……緑色の煙が爆発すると、なんと、そこにいたのは小さなドラゴンだった。
 ダンテは語る。師匠を探してセレスタイトの杯を求めている自分のご主人様を助け、冒険の顛末を童話にしてほしいのだと。あなたのトーキー人生の中でも、稀に見る不思議な冒険が始まろうとしていた。
 星々の定める刻は来た。なんじ、吟遊詩人として星杯探索に加わるべし。

【全てのハンドアウトは、星の導きとキャストに合わせて変更の可能性がある。】

Chalice of Celestite - ダンテ

シナリオスペック及び注意事項

必要な神業
 本シナリオではゲストの神業でキャストが死亡するのを防ぐために必要な防御系神業は1発ですが、展開によって変動します。
 非戦闘系、情報系キャストの見せ場のため、雰囲気作りのため、調査できる項目は多めに用意されています。
 推奨スタイルの『魔術師の座 バサラorマヤカシ』、『剣の持ち手の座 カタナor戦闘系』『吟遊詩人の座 トーキー』については想定された神業の使い方が用意されています。『夜の民の座 アヤカシ』の《霧散》は特に限定していません。神業は拡大解釈を大いに認めます。
 本作では、マヤカシの《守護神》は《天変地異》と同様の障害を破壊する効果を持つものとします。自分は犠牲とならず、うまく使ったのチェックが入ります。《守護神》についてライフパス・大魔法は取得できません。

キャスト間コネクション
 以下の順番で取得してください。
『魔術師の座 バサラorマヤカシ』→『夜の民の座 アヤカシ』→『剣の持ち手の座 カタナor戦闘系』→『吟遊詩人の座 トーキー』→先頭にに戻る
左が<コネ:右のキャスト>のコネ技能を持つ順番です。

夜の旅人たち


推奨ワークス [NEW!!]
 本作は導入の幅を広く取っているため、ワークスに特に制限はありません。ルール的には<社会:アストラル>が伸びるワークスが有利でしょう。
敢えて述べるならば、以下のようなワークスが考えられます。非推奨ワークスも絶対ではありません。

候補ワークス:フリーランス、サロン・ドルファン、聖母殿、マリオネット/N◎VAスポ、N.I.K.、新星帝都大学、ネヴァーランドなどなど
非推奨ワークス:犯罪結社/企業系/軌道系全般、真教浄化派、日本軍、魔会


シナリオ・ハンドアウト
 キャストには以下の設定が付加されることになります。東洋を出自とするキャラクターでもまったく問題ありません。アストラルに詳しくないキャストであれば現実で我々が聖杯について知っている程度の、アストラル系キャストであればそれ以上の知的好奇心を、伝説の“セレスタイトの杯”に対して有しています。あらゆる願いを叶えるという天青石の杯を探求する、個人的な理由を決めておくのもよいでしょう。

PC1『魔術師の座 バサラorマヤカシ』:
 所属する社会勢力、用いる魔術の系統などは問わない。魔術的な探究心を持ち、青の魔道師の謎めいた言葉から、“セレスタイトの杯”の探索の旅へと出立できること。マジックアイテムをよく買う《小竜亭》の主、アマーリアという少女と知り合いであること。魔術的存在であればアヤカシがここに入る形でも良い。過去の探索行ではニューロが入ったことさえある。なお、青い人は本作では主に笑いを取る役として登場する。
 錬金術師の娘アマーリアとの交流と、名高い星杯探索が主な動機となる。

小竜亭

PC2『夜の民の座 アヤカシ』:
 導入は公式有名ゲストのアルドラ大公を登場させ、その旧友探しの頼みを通してキャストを星杯探索に導くものである。サロンに出入りしている夜の一族を想定しているが、特に吸血鬼である必要はない。異なる血脈の場合は大公の依頼を受ける理由を考えること。(何か借りがある、遠くから招かれたなど) さもなければ導入シーンを変更する。永生者でも新参者でもよく、年齢は自由である。自分の一族の英雄たちも過去に探し求めたという“セレスタイトの杯”にまつわる伝説をかねてより知っている。
 他のアヤカシ及び人間と接触できる余地のある、過度に怪物的でないアヤカシを推奨する。また、偉い魔王の類はシナリオの雰囲気にそぐわないかもしれない。
 時の旅人、秘密の夜の種族の代表として物語を彩り、また孤高の夜の貴族リーゼロッテ卿との出会いが主な動機となる。

PC3『剣の持ち手の座 カタナor戦闘系』:
 所属勢力は問わない。スタイルとしてカタナは必須でなく、戦闘系であれば何でもよい。剣以外の武器や無手でも構わない。アストラルの知識も自由である。過去にブラザー・マテウスと出会ったことがあり、その記憶を元に物語に加われること。(どんな出会い方をしたのかはPLが提案してもよい。手合わせした、真教教会で出会ったなどなど) 単なる殺し屋や殺人者よりも、自らの技に何らかの道を持っている人物がよい。アヤカシの戦士でも構わないし、聖母殿関係者のようなキャストもよいだろう。
 探索を通し剣を持つことの意味を改めて考え、また盲目の修行僧マテウスとの再会が主な動機となる。

PC4『吟遊詩人の座 トーキー』:
 所属する社会勢力は問わない。小さな竜の依頼を受け、秘せられし探索の旅を物語に記す任を承諾できること。アストラルの知識があっても、また逆にまったく無知でも構わない。性格がウェットな人物の方が面白いだろう。トーキーであれば、キャストの使う《暴露》が物語をどうまとめるかの鍵を握る。トーキーでない巻き込まれ系のキャストの場合は、神業の使用方法は自由である。
 吟遊詩人の座として、星杯探索の旅の顛末を確かめるのが主な動機となる。

キャスト全員:
 セレスタイトの杯の探索には、星々の位置が正しき位置にあることが重要である。歴代『トーキョーN◎VA』シリーズのキャストデータの中で1stからずっとルール上の意味を持たない謎項目、誕生日の値を確認せよ。生を受けた時間の太陽の位置から、西洋占星術に従って属する黄道十二宮を決定すること。キャスト4人中2名までは不明のままでもよい。(長く生きたアヤカシやロボット、AIなど) キャストが3人の場合は、1名まで不明でよいとする。

黄道12宮 星座 太陽が位置した月日 対応する四大元素
白羊宮 おひつじ座 (Aries) 3月21日 - 4月19日
金牛宮 おうし座 (Taurus) 4月20日 - 5月21
双児宮 ふたご座 (Gemini) 5月22日 - 6月20日 空気
巨蟹宮 かに座 (Cancer) 6月21日 - 7月23日
獅子宮 しし座 (Leo) 7月24日 - 8月22日
処女宮 おとめ座 (Virgo) 8月23日 - 9月22日
天秤宮 てんびん座 (Libra) 9月23日 - 10月22日 空気
天蠍宮 さそり座 (Scorpius) 10月23日 - 11月21日
人馬宮 いて座 (Sagittarius) 11月22日 - 12月21日
磨羯宮 やぎ座 (Capricornus) 12月22日 - 1月20日
宝瓶宮 みずがめ座 (Aquarius) 1月21日 - 2月18日 空気
双魚宮 うお座 (Pisces) 2月19日 - 3月20日

Chalice of Celestite - リーゼロッテ


ぷちダンテ「異形化でやんす!」

シナリオデータ
プレイヤー:3〜4人
プレイ時間:5.5〜6.0時間
アクト概要:伝説の夜の星杯“セレスタイトの杯”を巡る、神秘の世界の探索の物語
アクトの主な舞台:トーキョーN◎VA、ヴィル・ヌーヴ、聖母領、ブリテン連合王国、そしてアストラル界
アクトのムード:純然アストラル。ファンタジー小説や童話のような、神秘的な冒険の物語です。夢のあるキャスト、神秘的なキャスト、あまり殺伐としていない人物の方が似合うでしょう。
 本作は2007年に初版制作、計9回の星杯探索を成し遂げた『セレスタイトの杯』を、2009年の公式サプリメント『ナイトウォッチ』発売記念として、完全夜警対応版『セレスタイトの杯 -夜の旅人たち-』としてリメイクしたものです。

主要情報収集技能
 本アクトでのリサーチフェイズにて、役に立つであろう情報収集のための技能は以下の通りです。
社会:アストラル、ヴィル・ヌーヴ、真教系、各種血脈、バサラやマヤカシの特技、ストリート、テクノロジー、ウェブ、アストラルやアヤカシと関係する地域/団体、災厄前の地域など
 キャスト陣の構成によってこれらの技能は調整されるでしょう。キャストはボーナスで<社会:アストラル>を2Lv取得できます。
 本作では項目によっては、バサラの特技、マヤカシの特技、アヤカシの血脈でもリサーチが可能です。


達成値上限
 制限しませんが、心配であれば25前後で合わせてください。本作に戦闘は発生しますが、物語の主とするところではありません。

経験点上限
 制限しません。手持ち経験点のチェックも頼まれない限り行いません。同時に低経験点キャストの底上げをするのも構いません。『ナイトウォッチ』装備などの使用も自由です。
 いずれにせよ、なるべくキャストの情報はプレアクトの段階で提示してください。

ぷちゲッツ「やらないか!」

その他の特別ルール
 アストラル能力を持つキャストは全員、この物語の中で大いなる探索の予兆の如く、世界の夜の霊気が騒いでいるのを感じることができます。(フレーバーです)
 アヤカシが数多く登場し、多くのイベントシーンの舞台は神秘的な夜となります。キャストたちも夜の旅人としてその舞台に上がることになります。
 またアクト中、アクトの表舞台のシーンに語られないところで、世界の様々なアストラル関係者や魔術組織が『セレスタイトの杯』を求めて動き出します。エキストラやトループのレベルで、魔術組織の人々が小競り合いをしたり双方自滅したり、アヤカシ征伐に乗り出して返り討ちにあったり、名のあるアヤカシや化け物が出現したり戦いあったり、ベラーノ・ハボリムや六道法師的なサムシングたちが東西妖術決戦をしたりしています。

Chalice of Celestite - マテウス

登場ゲスト

 萌える!アバターメーカーのアヴァター集のページにある本作ゲストのアヴァター集も、おまけとして参照されたし。



“錬金術師の弟子”アマーリア・ガブリエリ (マヤカシ◎/17才/女性)
「星々に導かれたものが、星杯探索者の資格を持つといいます。
わたくしたちも、ご一緒させていただけないでしょうか?」

 『魔術師の座』のキャストが前から知り合いの少女。魔法の飲み薬やお守りが並んだ錬金術の店《小竜亭》の主。金を帯びた亜麻色の髪に髪飾り、不思議な銀色の瞳。ヌーヴのイタリア系で古風な風貌、どこか神秘的な雰囲気をもつ可憐な少女。魔術師の座のキャスト以外も《小竜亭》の顔馴染みで構わない。
 その胸にはウロボロスの蛇のお守りが輝いている。
 

アマーリア・ガブリエリ、錬金術の娘

ダンテ、魔法の小竜

小竜ダンテ (アヤカシ◎/?/雄)
「やってくださるんで? いやぁ〜、さっすが旦那、あっしが見込んだだけのことはあるでやんす。ええい、持ってけ泥棒!」

 アマーリアの使い魔の小さなドラゴン。《小竜亭》のマスコット役。一見すると千早トイズ製の新型ドロイドに見えるが、実は本物である。ミント色の鮮やかな鱗、人間の腕や手に乗れる大きさ。人語を話し小さな炎を吐く。

“紫の女卿”リーゼロッテ・リリエンタール (“むらさきのじょきょう”、アヤカシ◎/?/女性)
「そうか、そなたも星杯探索者か。夜の旅人たちが、集まってきたようだな」

 腰まで届く豊かな赤茶色の長い髪に青灰色の瞳、毅然とした態度のドイツ系の女性。ルーン文字の縫い込まれた紫色の長衣を悠然と翻す。強力な魔術を操る吸血鬼であり、災厄前から永劫の闇を旅する夜の旅人の一人。欧州では名のある闇の貴族のひとりである。
 彼女の胸にもウロボロスの蛇が輝いている。

リーゼロッテ・リリエンタール、紫の女卿

ブラザー・マテウス、均衡の剣

“均衡の剣”ブラザー・マテウス (チャクラ◎●/20代後半/男性)
「それがしの心なら、あの雪の日の夜に死んでおります――」

 『剣の持ち手の座』のキャストが以前出会ったことのある盲目のモンク。褐色の肌にスキンヘッド、傷跡のある目の周りにルーンの秘文字の刻まれた布の眼帯を縛っている。簡素な僧衣を纏い風の如く佇む。
 棒術の達人で、物静かな修行僧の雰囲気をたたえる。神の本殿たる聖母殿を出奔した元機甲聖人である。

“地鳴りの”ゲッツ (アヤカシ◎/?/男性)
「おうおうおう、オレ様の名はゲッツ。星杯探索の冒険に、腕を貸してるところよ」

 ワーウルフの勇猛な若い戦士。灰色のふさふさの毛並み、あちこちに傷跡と刺青のある大きな体。棘のある首輪が目を引く。勇敢だが、頭の方はそれほどでもないようだ。大きくて痛そうなウォーハンマーを携えている。

ゲッツ、地鳴りの戦狼

ベネディクト首席司祭、回心卿

“回心卿”ベネディクト・バッハマン (“かいしんきょう”、カリスマ◎/30代/男性)
「全ては神の御心。幻視の書の正しき解により、杯は貰い受けましょう――」

 世に神の道を説いて回る勤勉な主席司祭。胸に斜め十字架を下げている。
 寛容な真教教会に秘せられた秘密組織のひとつ、聖母殿異端改宗局の局員。かの断罪卿ヨーゼフの忠実な部下の一人である。


邪竜ドラッヘ (アヤカシ◎/?/?)
 不明。

“百鬼剣”兵藤 幻 (“ひゃっきけん”ひょうどう・げん、クグツ◎/年齢不詳/男性)
「ヴラド・コロニーの連中か。あの程度の物の怪、我が百鬼剣の敵ではないさ」

 妖しく輝く鬼火を従え、禍々しいサーベルを携えた謎の東洋人剣士。その名を秘せられたさる霊的機関の、特種呪戦大隊所属の中尉である。陰陽術の使い手にして剣の達人。

兵藤中尉、百鬼剣の使い手

“天宮の探索者”クレメンテ・カスティリオーニ (アヤカシ◎のエキストラ/?/男性)
「あの夜空の星々と一緒に、この世界も移り変わっていくのかな」
 『夜の民の座』のアヤカシがアルドラ大公より消息を探すよう頼まれた吸血鬼。災厄前、中世ヨーロッパから闇の生にあるというエルダーであり、高名な錬金術師だった。かのパラケルススの弟子の一人。

“時の女王”アウグスタ・ヴァイデンライヒ [故人] (アヤカシ◎のエキストラ/?/女性)
「さあ、おゆきなさい。どこかの地で、別の時代の夜に会うこともできるでしょう……」
 災厄前のヨーロッパに居を構えていたという強力な永生者の偉大なヴァンパイア。穏やかな老婦人の姿をした、伝説的な魔術師だったと吸血鬼の歴史は伝えている。『夜の民の座』のアヤカシが長く生きていれば、これらの名を知っているだろう。

 偉大なるアデプトたる青の魔道師、夜の民に名高き麗しの女大公アルドラなど、オフィシャルゲストはルールブック等を参照されたし。

Chalice of Celestite - ゲッツ

登場設定

“セレスタイトの杯” Chalice of Celestite
 聖杯伝説やロンギヌスの槍などの魔術品や数々の聖遺物と同じように、世界に名を残す伝説のひとつ。“星杯”“夜の聖杯”“天青石の杯”“天星石の杯”“天聖石の杯”など幾通りもの名を持つ。上古の時代、古きアヤカシの王たちが力を合わせ、星の金属を鍛えて創ったと言われる。災厄前、災厄後の双方に渡り文献などに幾度となく名が登場してきた。
 昼の世界で円卓騎士団や数々の魔術師が聖杯を探索したように、夜の世界でも数々の妖精騎士やアヤカシの英雄たちがひそかにこの夜の聖杯を求めてきた。成功者の名は伝えられているが、杯の秘密に関する肝心の記録がない。
 神聖なる天を示し、天使の石とも言われる天青石(てんせいせき、セレスタイト)をあしらった白と青の杯で、宇宙に満ちる魔力を集め、全ての願いを叶え、世界を変える大いなる力を秘めているという。
 伝説上の杯として実在は疑われていたが、世界魔術協会の大魔術師が書き残したという『天の幻視の書』が発掘され魔術界及びウェブに流出。実在説が浮かび上がった。現在、ニューロエイジでは夜の霊気が騒ぎ、アヤカシや魔術組織の活動が活発になっている。
 本シナリオのアクトトレーラーは、このグリモアに記されし予言である。

Chalice of Celestite - ベネディクト主席司祭

おまけ

本シナリオは、こんなキャストにお勧めです:
◆様々な系統の神秘の技を振るう魔術師たちに
◆星々の導きの元、世を旅する知と真理と秘密の探究者に
◆真教教会と何らかの繋がりのあるキャストに
◆人と人との絆の力を知るキャストに
◆ニューロエイジの昼の世界から隠されたアストラルに詳しいキャスト、また逆にまったく無知なキャストに
◆新しいニューロエイジの夜に潜むニオファイト、時の重みを知る旧世界からのエルダー、双方のアヤカシたちに
◆小説/映画『ダヴィンチ・コード』『天使と悪魔』のような星杯探索行に、浪漫を奮い立たせる冒険家たちに
◆何よりも、神秘と魔法の世界を旅する全ての――夜の旅人たちに。

本シナリオは、こんなキャストにはお勧め度が低くなります:
◆ニューロの中で[電制]がないと特に困るキャスト (ウェットな人物、物品が非常に多く登場します。ニューロが参加すること自体は問題ありません)
◆世界を支配しているとにかく偉い魔王の類
◆データ上の強さのみを主要特徴とするキャスト、戦闘しかできないキャスト
◆アルドラたまが好きすぎて生きるのが辛い人(オープニングにしか登場しませんw)
◆マスターとサーヴァントになって聖杯戦争がしたい人 (いや、まあ、勝手にやるのはいいけど……w)

アマーリア「聖母勅令は難しいです……」 肩乗りダンテ「品切れでやんす」

おまけのおまけ:イラストを依頼した際の、主要ゲストらの連想イメージ
◆アマーリア:PS2ゲーム『ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-』の主人公、アリーシャ王女
◆竜のダンテ:オンラインで買った恐竜のぬいぐるみ
◆紫の女卿リーゼロッテ:昔のライトノベル『トリニティ・ブラッド』のカテリーナ枢機卿や、アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のコーネリア皇女のような女傑タイプの女性
◆修行僧マテウス:筆者のTRPGフレンズのさる方(頭についてのみ)
◆人狼の戦士ゲッツ:海外RPG『ワーウルフ:ジ・アポカリプス』に出てくるようなワーウルフ
◆回心卿ベネディクト:映画『ダヴィンチ・コード』に登場する修道士シラスや、『ロードス島戦記』のスレインなどなど
◆兵藤中尉:日本本国の某霊的機関の全体のイメージでもある『帝都物語

Chalice of Celestite - 兵藤中尉

夜の聖杯の探索者名簿
探索の旅路 正しき同胞 予言されし探索者の名
第1次聖杯探索行 魔術師 hideさん@“輝ける魔術師〜ShiningWizard〜”ケイジ・バンデラス
夜の民 Be級爆弾さん@“舞姫”ラクエル
剣の持ち手 きたみちもどるさん@“剣の姫巫女”刃姫
吟遊詩人 siganeさん@“お茶の間のかしまし娘”柚木 詩那
第2次聖杯探索行 魔術師 フクモリさん@“光のヴェール”パトリシア・マグダリン
夜の民 Meyさん@“狭の娘”工藤夕維
剣の持ち手 HIROさん@“聖騎士”相馬 勇輔
吟遊詩人 SINさん@“語り部”サーラ・バラット
第3次聖杯探索行 魔術師 天色在人さん@“幾千の煌き”ヘイル・J・ストラウフ
夜の民 NATRONさん@
“パシリ魔王”シュトルツィーレン・和良・ガイアゾーン
剣の持ち手 闇司さん@戦士グラム
吟遊詩人 az3elさん@六月 ノゾミ
第4次星杯戦争 魔術師 (はた)×弐さん@“不和なる瞳”バベル
夜の民 tovetaさん@“断罪の咎人”フレデリカ
剣の持ち手 chihayaさん@“BlakkSheep”エセルバート・ダウニング
吟遊詩人 ほりのさん@100式サプリメント“サプリ”
第5次聖杯探索行 魔術師 なげやり人偏さん@“チェリー”ジャック・ジャック
夜の民 Cactusさん@ミストロスド・ブレイヌゲグ
剣の持ち手 予言書にはいかなる名も記されていない。
吟遊詩人 凪汐海梨さん@“人タラシ”三日月
【ぐらぐらぐら】第6次
聖杯戦争【すら】
魔術師 ホグ山さん@“うつろわざる星の光”ウィロード・ナイト
夜の民 アルさん@霜村 冬姫
剣の持ち手 さん@“凶兆の牙”イクスヒューム・レグレット
吟遊詩人 J-Iさん@“何でも屋さん”小森あやめ
【ぐらぐらすら】第7次
聖杯戦争【ぼんくら】
魔術師 詩さん@“Mr.Wizard Jr.”バジーリウス・ヴィーセ
夜の民 なまさん@“ロンギヌスの槍”ガイウス・カッシウス・ロングィヌス
剣の持ち手 あっきぃさん@“紳士蜥蜴”グレゴリィ・ブランフォード
吟遊詩人 Jさん@“カラミティ・ジェーン”長谷部 優月
第8次
星杯探索
魔術師 Raithさん@“神秘狩り”宙御門 春日
夜の民 若さん@“鬼姫”九樹宮 楓
剣の持ち手 LEDmanさん@-天誅屋“麿”-麻呂=グローリアス
吟遊詩人 〜この座には天誅屋の力が及ぶであろう〜
第9次星杯戦争 魔術師 かづさみくるさん@ユークリッド=コンスタンティン
夜の民 月葵さん@“傀儡子”ロストフ=ボヤール
剣の持ち手 DAIさん@“荒野の騎士”マックス
吟遊詩人 KO1さん@“無限書庫”セラエノ
 
リメイク後
探索の旅路 正しき同胞 予言されし探索者の名
第10次
星杯探索行
魔術師の座 RIKI-Oさん@“指星堂”アネッサ・カウダータ
夜の民の座 星読むおんさん@“夜の猫の王”ビリジアン
剣の持ち手の座 松吉さん@天鵬院彩羽
吟遊詩人の座 星々が夜の旅人たちを導いてくれるだろう。
第11次
星杯探索行
魔術師の座 サボさん@“三色魔術師(ストリガ・トリコローレ)”ライモンド=L(ルカ)=アヅマ
夜の民の座 チャクラ厨さん@“ザ・レクイエム”マルク=影崎
剣の持ち手の座 バアルさん@“フラグメント”サチ・ツェペシ
吟遊詩人の座 文月さん@“Grafitti/らくがき野郎”パトリック・スミス
 
セレスタイトの杯 - 物語に加わりしすべてのもの
 
 
 
さらにおまけ [NEW!!]

 本作では、終了した3Dお絵かきアバターSNS『パーティーキャッスル』による3Dモデル及びイラストSNS『pixiv』にて多数公開されているフリー素材を活用し、iPadサイズの幻想的な大判イメージ画像を多数用意しています。
 

セレスタイトの杯 ロゴ集

ロンドンの探索者たち


Special Thanks to:
2Dイラスト:ほりの皇子 of [ロケット屋だんでらいおん]
ゲスト一部3Dイラスト:PARTY CASTLE by SQUARE ENIX
素材活用:pixiv
pixiv 538795
Powered by  R I - F o u n d a t i o n

Delirium
RI-Foundation > Delirium(NOVA) > The Bibliotheca > Pre Act Info > Chalice of Celestite -Travellers of The Night-
Bakk to Index D e l i r i u m - RI-Foundation'z NOVA Sekt. POWERED BY:
RI-Foundation