『Gray World -colored mix-』 プレアクトページ
2007.02.10 らららオフ6th用
【らららオフ まとめページ】へ
【Presented by Tatuya】 > 同人誌『ニューロDECK』プレプレ > 『Gray World』 へ
Last Updated:
トーキョーN◎VA the Detonation
『Gray World -colored mix-』 備えよ。女帝を護る皇帝の札こそ汝らの象徴なり。 |
シナリオコネ:イサク・クリストパル司教(推奨スート:スペード)、オーレリア・クリストパル枢機卿(クローバー)
キャスト間コネ:PC2 ウィルヘルム
バイパーズストリート以外でも、灰色の世界は争いで満ちている。メロス弁護士が手を回したのか、何かの手違いか、不良少年が真教大司教イサク・クリストパルの警護を務める羽目になった折は、なんと浄化派のテロが渋滞中の高速道路で起こった。運に味方されてこのN◎VA23号線爆破未遂事件からいち早く大司教を避難させたことで、大司教は君を称え、狼王の名は思わぬ世界で高まることとなった。
それからしばらく。N◎VAを訪れた大司教の姪、若きオーレリア枢機卿の命を狙った爆破テロがまたも房総南国際空港で起こる。警護チームの活躍で彼女の命は護られたものの、事態は深刻だ。イサク大司教はオーレリアの護衛を君に依頼した。
真教の救世母の見守る教会で、君は清和学院のクラスメートたちと同じ年の枢機卿の守護役を仰せつかることになった。真教の癒しの教えを体現し、人々に慕われる、まだ若く気高い枢機卿に。
そして君はお姫様の回りに、運命に導かれた奇妙な面々が集っているのに気付く。そもそも君自体、激しくこの場にそぐわないのだが‥‥
君の爪こそが今回は盾となるだろう。
シナリオコネ:“インパクト”カリシュマ(推奨スート:仇敵、好敵手、腐れ縁で自由)
キャスト間コネ:PC3 ティア=ウェンカー
ストリートの闇、あるいは光の中で、あなたは槍騎士として様々な相手と仕合ってきた。企業世界の尖兵、殺し屋、あるいは様々な流派の使い手たち。
カリシュマは、あなたがそんな風に戦った相手の一人だ。インドの階級の外にある不可蝕民出の暗殺者。その出現は支配者たちにとっての破滅を意味した。闇に溶け込む浅黒い肌によく映える銀髪、しなやかな体から繰り出される無手格闘術。厚い鎧とバイクに護られたあなたも、彼女と戦った時は女が相手ながら覚悟したほどだ。
そのカリシュマから連絡があり、あなたはしばらくぶりに再会した。だが彼女は変わっていた。腕は変わっていなかったが、すさんだ死の匂いは消え、表情も、魂そのものも、何か安らいだものになっている。その胸には、質素な十字架が輝いていた。
彼女の依頼は殺しではなかった。災厄の街には知り合いもいない。何とあなたに、現在仕えているオーレリア枢機卿の身辺警護を手伝って欲しいというのだ。
あなたの槍こそがこの任に必要となるだろう。
シナリオコネ:“緋色の枢機卿”(推奨スート:仇敵で自由)
キャスト間コネ:PC4 長山寛
真教教会の影の守護者、見えざる盾にして異教を討つ剣である聖母殿は、敵には事欠かない。忌むべき惨劇の夜以来、かつての同志だった能天使たちは世界に散り、収まったかに見える今もどこかに潜んでいる。
あの夜に師であったセイントを失い、雪の本殿を抜けてN◎VAに来たあなたは、内々の依頼で密かに能天使を追っていた。数々の事件の裏に潜むという正体不明の能天使、“緋色の枢機卿”。南米まで飛んだ折も、手掛かりは依然として皆無。犠牲者が増えるだけで、目撃情報もないに等しい。
そんな折、“表の”真教教会よりの依頼で、N◎VAを訪れるオーレリア枢機卿の警護チームに人員が派遣されることとなった。地理に明るいこともあり、古本屋に落ち着いたはずのあなたが派遣されることになった。
聖母に加護を祈る暇もなかった。枢機卿が房総南国際空港へ到着した早々、爆弾テロが発生する。
あなたの炎こそが緋色の衣を剥ぎ取るであろう。
キャスト間コネ:PC1 夜神 恭也
シナリオコネ:“ハッピーボム”チャン・ジャイ (推奨スート:自由)
灰色の世界における白と黒の微妙な線は捉えにくく、世は災いで満ちている。根絶ともより大きな作戦の前触れとも言われる浄化派の沈黙、ミトラスで多くの被害を出した大地教、企業世界とも結びついた犯罪ビジネス、非政治目的のテロ。すなわち、世の悪党たちの数は一向に減っていないということだ。
かねてより国際手配中のチャン・ジャイも近年多い、特定の政治目的を持たないテロリストだった。報酬と引き換えに何でもやってのける爆弾魔。逆に言えば自分の欲望に忠実ということだが、香港や夏王朝圏を中心に何件もの被害が出ている。
そのチャン・ジャイがN◎VAにいるという情報が入った。考えられる線はひとつ‥‥同時期に来訪する真教教会枢機卿オーレリアだろう。
慌しく出発する朝、機動捜査課の若手隊員たちから、国際手配中のテロリスト一覧が配られた。凶悪犯、実在が確認されていない氷の静謐能天使‥‥最後にはこう記されていた。
“緋色の枢機卿”、そして“黒き谺”。最後の2名が、何故だかあなたの記憶に残った。
冷血官は知っている。テロとの戦いには、ルールを破る必要があるのだ。
●必要な神業
本シナリオでは、ゲストの神業でキャストが死亡するのを防ぐために必要な防御系神業は0発ですが、キャスト構成に合わせて変動します。また、2発の防御/打消し/万能系神業があれば、灰色の世界はいくらか色を取り戻し、救いがもたらされることでしょう。
PC1〜3の推奨スタイルについては想定された神業の使い方が用意されています。また、神業は拡大解釈を認めます。
●キャスト間コネクション
以下の順番で取得してください。
「PC1カブト」→「PC2チャクラ」→「PC3バサラ」→「PC4軍人orクグツ」or「PC5トーキーorイヌ」→「PC1カブト」に戻る
PC1のカブトが<コネ:PC2チャクラ>のコネ技能を持つ順番です。
●シナリオ・ハンドアウト
キャストには以下の設定が付加されることになります。キャスト選択時に留意してください。
◆『PC1 カブト』:
所属を問わず職業としてボディガードを営んでおり、過去にイサク・クリストパル大司教を警護し、テロ事件を防いだことがある。大司教より姪のオーレリア枢機卿の警護任務を承諾する。スタイルにおまけでカブトが入っているよりはメインなのが好ましい。
◆『PC2 チャクラ』:
スタイルとしてチャクラは必須ではなく、腕の立つ戦闘系であれば何でも構わない。(銃器よりは接近武器や無手の使い手を推奨する。) 過去に暗殺者カリシュマと殺し合うなど何らかの接触があり、そして今、彼女からの警護の手伝いの頼みを承諾できること。単なる殺人者よりは何らかの道を持っていた方が似つかわしい。
◆『PC3 バサラ』:
聖母殿に所属は必須ではない。浄化派と敵対関係にあり、謎めいた“緋色の枢機卿”の追跡を所属組織から任じられるか、自力で追う理由があり、物語に加われること。
◆『PC4 元軍人orクグツ』:
数年前の南米アンデスの内戦に兵士あるいは企業軍の工作員として従軍し、“ニューアンデスの黒い灰事件”に巻き込まれて負傷、野戦病院でしばらく療養すること。その時の恩義もしくは戦場での出来事から、枢機卿一行に協力できること。また、この導入を他の導入と兼用することもできる。
◆『PC5 トーキーorイヌ』
トーキーであれば正体不明の能天使“緋色の枢機卿”の噂と、オーレリア枢機卿来訪の話を聞き、自発的あるいは所属組織の依頼で取材に赴くこと。警察機構のイヌであれば最近沈静化したはずの真教浄化派、及び蠢動する他のテロリスト集団の活動の情報を元に、所属組織の命令で枢機卿警護スタッフに接近すること。
PC4及びPC5は最も制限が緩くなり、物語上の重要度も薄まる。4人目のプレイヤーはどちらの導入を選んでもよい。また、PC3を抜いてPC4とPC5を入れる形でもよい。
●シナリオデータ
プレイヤー:原版シナリオでは4〜5名だが、本アクトでは4人
プレイ時間:原版シナリオでは3〜4時間
アクト概要:N◎VAを訪れる真教枢機卿を巡って起こる事件と、灰色の世界に幾らかの色の可能性を求める物語
本作『Gray World -colored mix-』(ぐれい・わーるど -からーど・みっくす-)は、作:tatuyaさん イラスト:多数の皆さん によるシナリオ集同人誌『ニューロDECK』、通称TSS(パフパフパフ〜♪)の中のテーマタロット:カブトの一編、もっとも標準的だと言われる一編『Gray World』に、ごく若干のチューンを加えたものです。
●主要情報収集技能
本アクトでのリサーチフェイズにて、役に立つであろう情報収集のための技能は以下の通りです。
社会:ストリート、警察、企業、メディア、社交界、真教、軍事、南米、インド、アストラル
キャスト陣の構成によってこれらの技能は調整されるでしょう。また、アクトの主な舞台はトーキョーN◎VAで、南米やインド出身である必要はありません。
●達成値上限
原版シナリオは21もしくは25を想定していますが、本アクトでは一切制限しません。キャストの情報はプレアクトの段階で申告してください。一人だけ達成値が極端に高い/低いキャストがいたりすると平等感が損なわれるので、心配であれば25前後で合わせてくるのを推奨します。
●経験点上限
本アクトでは一切制限しません。手持ち経験点のチェックも頼まれない限り行いません。同時に低経験点キャストの底上げをするのも構いません。強化するなら100点台〜200点ぐらいにするのがよいでしょう。ブランチは基本的に1キャスト1種類としてください。。
いずれにせよ、キャストの情報はプレアクトの段階で提示してください。また、高経験点キャストを使用するのであれば、アクト全体を俯瞰して登場人物全員(キャスト以外を含む)の活躍に気を配り、アクトの質の向上に貢献できるPLとしての技量を備えていることを、RLサイドからは期待します。
☆萌える!アバターメーカーのアヴァター集のページに、本作ゲストのアヴァター集がついています。
●オーレリア・ラウーラ・クリストパル・アマルポス (カリスマ◎/17歳/女性)
「ならば、今日からおぬしが、わしのボディガードというわけじゃな」
「大丈夫か? 真教の務めは癒しと再生じゃ。じゃから、そなたをあの戦場から助けたのじゃ」
枢機卿の地位を現す修道衣と帽子に身を包んだ、小柄ながら威厳のある、金髪碧眼の少女。『PC1 カブト』の警護相手。
南米ペルー(現パナマ)名門クリストパル家の当主。真教枢機卿であった父親を早く亡くし、父親を継いで若くして枢機卿になりました。様々な事業や慈善活動に出資する名家の当主として、反テロを訴える旗頭として担ぎ出されています。
情熱的な指導者であり、熱心な慈善家として有名です。信者すべてに分け隔てなく接する姿は、教会の修道女たちにも人気があります。
●“インパクト”カリシュマ (カゲ◎→カブト◎/23歳/女性)
「私の手はお前と同様、血に汚れている。だが、私は猊下を護りたいのだ‥‥」
鍛え抜かれたしなやかなプロポーション、女性にしては長身の浅黒い肌と、対照的な銀髪の女性。常に十字架を胸に掛けています。
インド不可蝕民(カーストに組み込まれていないインドの最下層民)出身の女暗殺者。無手に組み込んだサイバーウェアでバラモンなどカースト上位を次々と暗殺、支配者層を屈辱と恐怖の渦に陥れていました。
『PC2 チャクラ』と過去に戦ったことがあります。現在は何故か真教に帰依、オーレリアの秘書兼警護を勤めています。
●イサク・カルロス・クリストパル・アルベニス (エグゼク◎/48歳/男性)
「ふむ。この街のハイウェイは、いつもこんなに渋滞しているのかね」
「おお、君が真教教会から派遣されたのか。よろしく頼む」
茶色の髪と豊かな髭、恰幅のいい体を司教服に包んだ、リマ大司教。ニューアンデスのレアメタル鉱脈を管理する財団の理事長など、多くの責務をこなす南米の実力者です。枢機卿に推薦された際、それを断り、姪のオーレリアを枢機卿に推薦したことで有名です。現在、オーレリアの後見人を勤めています。
しばらく前に起こった“N◎VA23号線爆破未遂”事件以来『PC1 カブト』を信頼し、警護を依頼しました。
●“緋色の枢機卿” (?/?/?)
「あんな‥‥あんな化け物がいるなんて‥‥翼だ! でっかい翼が‥‥あぁ‥‥」(発狂した目撃者の証言より)
近年は沈静化したと思われていた真教浄化派の能天使。幾つかのテロ事件の黒幕及び出資元として警察機構が手配しています。実在は確認されているものの目撃情報に乏しく、その正体は謎に包まれています。『PC3 バサラ』及び『PC4』がイヌであれば、たびたび名前を聞いたことがあります。
●クシャナ・カニーシュカ (カタナ◎/20代後半/男性)
「よかろう。ならば貴公には、我がヴリトラの牙にてお相手しよう!」
引き締まった長身、浅黒い肌に黒髪黒目、額に印、髪をターバンでまとめた典型的なインド人青年。刃のように鋭い目をもつ。クシャナトリア(王族・武人の上位階級)出身と言われるが、詳細不明。
●“ハッピーボム”チャン・ジャイ (カブキ◎/年齢不詳/男性)
「次、頭、吹キ飛ぶ。ワタシ、とても、楽しミ」
黒髪、丸眼鏡にちょび髭の東南アジア系男性。派手なアロハシャツの姿が写真に写っています。ホンコンHEAVEN、夏王朝圏を中心に活動が確認されている、警察機構が手配中のフリーランスの悪質な爆弾魔。
●“黒き谺” (?/?/?)
存在だけがごく最近確認された氷の静謐の能天使。一切の情報が謎に包まれています。
●本アクトは、こんなキャストにお勧めです:
世界を少しでも白に近づけたい人々の祈りに共感できるキャスト
真教教会や聖母殿と何らかの繋がりのあるキャスト
少女の枢機卿を護ってハッスルしちゃうかもしれない若カブトや、落ち着いて任務を果たすおとなカブト
自らの技に単なる戦闘技術以上のものを持っている武人なキャスト
アストラルと縁のあるキャスト
世界を股にかけて国際指名手配犯を追うような背景が似合うキャスト
ほか、中の人がやっぱり拘束衣な方々 (注:うそ)
RI-Foundation > Delirium(NOVA) > The Bibliotheca > Pre Act Info > "Gray World -colored mix-" for LaLaLer6th |
POWERED BY: |